「ターゲット俳句」を編集中 (節単位)

==概要==
===本来的タゲ俳===
ターゲット俳句は、基本的に五・[[七草シリーズ|七]]・五のリズムを持つなど<ref>字余り・字足らずは当然認められる。</ref>、基本的には俳句と同じものであるが、細かい違いはいくつかある。

例えば、ターゲット俳句には季語という概念は存在しない。なぜなら、学生は年がら年中ターゲットを脳味噌に叩き込むことを余儀なくされているため、四季の感覚はもはや皆無に等しいためである。

また、ターゲット俳句は"つくる"ものでなく、"見い出す"ものである。これにおいて、少なくとも「見出し語」と「意味」の項目にある文字列は全て使用しなければならない。

しかし、別の項目の文字列をも追加で使用したり、文(主に日本語のもの)の読みを改変したりなどの行為も、型破りな句として大いに認められている。
===拡張と改革===
第一次ブームも収束し、長らく忘れられてきたターゲット俳句であったが、それから実に一年もの時を経て第二次ブームが発生した。

今までのターゲット俳句の対象は専らターゲット1900に限られてきたのに対し、このときは他の英語のテキストや参考書、さらには漢文や保健体育の教科書にまでターゲット俳人たちはその手を伸ばし<ref>なお、『Evergreen』や『詳説漢文』、『TOP2500』など、このとき使われたテキストの数多くを出版していた「いいずな書店」は、ターゲット俳人のパトロンとして称賛された。</ref>、結果類を見ないカンブリア爆発が巻き起こることとなる。

また、形式論を重んじるばかりにただ合計が十七音となるようにしただけの恣意的なタゲ俳抽出が行われていた第一次ブームの反省から、「俳句」としての美しさに重きを置いた作品も増加した。これにより、種田山頭火のような名うての自由律・破調強者を信奉するカウンターカルチャーも生まれてきており、ターゲット俳句は正しく芸術ジャンルとしての成熟を遂げつつあるといえよう。

これらの改革を通して、この芸術体系は元来の「ターゲット俳句」と呼ぶにはそぐわないものへと変貌を遂げた。しかしながら、依然としてこれは「ターゲット俳句」である。ターゲット俳句の本質は、ターゲット俳人らのイズムは、未だ失われていないのだ。