「レモン汁」を編集中 (節単位)

==語源==
ある日から、人々は一斉に叫ぶようになった――飢え、飢餓、そして食糧不足は、どれもこれも「フサク」のせいである、と。彼らはまさに怒り心頭だった。「フサク」を引き起こした日照りに、憤っていたのだ。それから間もなく、行進を始めた。
<br>「フサーク、フサーク」
<br>「フサーク、フサーク」
<br>「フサーク、フサーク」
<br>「フサーク、フサーク」
<br>行進は国中に広がっていった。それに伴って「叫び」は、標準語の発音に合わせる形で徐々に変化した。
<br>「フサーク、フサーク」
<br>「フセイーク、フセイーク」
<br>「フムセインク、フムセインク」
<br>「ルムセインクル、ルムセインクル」
<br>「ルメインクル、ルメインクル」
<br>「ルメイーンジュル、ルメイーンジュル」
<br>「ルメーンジル、ルメーンジル」
<br>「レモーンジル、レモーンジル」
<br>それが国の全土に広がろうかというころには、人々はみな「レモン汁、レモン汁」と叫んでいた。やがて空の神は情けをかけ、ついにこの国に四日ぶりの雨が降った。人々の熱い思いと粘り強い努力が実ったのだ。
<br>こうした一連の動きを称えて、高貴な薬品の名として「レモン汁」という言葉が選ばれることになった。