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==概説==
2068年7月の世界平和機関設立と同時に、世界平和度指数の発表は開始された。多大な犠牲を出した第三次世界大戦の反省を踏まえ、国際連盟、国際連合の衣鉢を継ぐ形で世界平和機関は創立された。ただし世界平和機関は前2機関とは大きく異なり、国家の集合体ではなく独立した機関であった。そのため、世界平和度指数の発表をはじめとする様々な平和実行手段を、国家間のしがらみを越えて実行できるのである。それに加えて集権を徹底することで、世界平和機関は国際連盟や国際連合には無かった強い強制力と推進力を持ち、世界平和の実現に向けた行動を推し進めることができるのである。

ちなみに世界平和機関では、国・人種などあらゆる垣根を超えた200名の'''世界平和委員'''が実務を担当している。世界平和委員は平和に適するかどうかを唯一の条件として選出される。世界平和機関の設立時に200名のメンバーが選ばれ、その後は委員が自らの後任を推輓することによって成り立ってきた。

世界平和委員の他にも、世界平和機関は後述する強制平和執行などの実働部隊である職員も多く擁している。世界平和機関の総職員数は、約6000人である。