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二・零零事件
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==事件後== このセンセーショナルな事件の情報はすぐに広まり、各方面に大きな影響をもたらした。 ===学校=== 事件の現場となった沖縄県立開邦中学校・高等学校は事件翌日から2週間、「生徒の心身を慮って」休校とした。それに伴って12月4日に予定されていた中学校の入学試験も延期とする異例の対応を取った。 二・零零事件の反響は大きく、全国各地の学校で警備員の設置など対応が急がれた。また、事件当時、教師が少年を拘束できなかったことにより被害が拡大したことから、教職員を対象とする不審者対応訓練を定期的に実施するよう、文部科学省が通達を出した。 ===加害者家族=== 11月28日、遺族の親が少年の家族の家に火を放つ騒ぎが起こった。小火で済んだものの、犯人は後に書類送検された。そして放火騒ぎにより少年の身元が特定され、加害者遺族の家にマスコミが殺到することとなった。なお、加害者家族は公に何も発表しておらず、沈黙を守っている。 ===警察=== 警察はこの前代未聞の事件について、当日正午に最初の記者会見を開き、約1週間にわたって記者会見を繰り返した。その際、正式名称の「令和3年(に)00号」を多く使い、この事件が二・零零事件と呼ばれるきっかけを作った。 警察は12月10日、被疑者死亡につき不起訴とする決定を下した。捜査によって少年は事件の当日の朝包丁を家から持ち出したことは明らかになったが、動機は不明とした。巷では動機を考察する者が多く現れ、社会現象とも言えるほどであった。 ===その他=== 事件後、少年が推理小説を好んでいたという情報が出回った。それは少年のクラスメイトも同様に証言しており、事実とされている。また、少年の部屋には'''歌野晶午「密室殺人ゲーム」シリーズ'''という本があったという情報も広まった。同シリーズには猟奇的・非倫理的な描写が含まれている。この情報の真偽は定かではないが、同シリーズをはじめとする推理小説全般への批判が一部で巻き起こった。 しかし、[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/神戸連続児童殺傷事件 神戸連続児童殺傷事件]におけるホラーゲーム・ビデオ批判のような、あまり価値のない批判だとするものが大勢である。 一方、2022年1月に東京都板橋区立図書館が同シリーズを閲覧禁止処分とし、物議を醸した。
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