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Sisters:WikiWikiリファレンス/開いた口が塞がらない状態における日本語の音韻解明
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==== 第2節 印象 ==== 開いた口が塞がらない語の音韻はすでに解明されたわけであるが,実に平和な言語が出来たなあと感じる。もはや,「世界の公用語は英語」「最も母語話者数の多いのは中国語」「最も習得が難しい言語の一つは日本語」「最も完成された人工言語は恐らくロジバン」に続いて「最も平和な言語は開いた口が塞がらない語」と言っても良いのではなかろうか。我々がそのように思う理由を以下に示す。ただし,あくまで感想である。 ○話者が話者である だいいち開いた口が塞がらない語というのは,その言語的特徴のまえに,話者の民族性それ自体が平和そのものである。2021年8月現在この言語の話者が存在したことは無いが,もし存在するとすれば,彼らについてどのようなことが言えるだろうか。考えてもみてほしい。開いた口が塞がらない語の話者とは,イコール口を開けたまま発話行為を試みるような人々だ。何と呑気なことか。これは批判ではない。彼らには平和的な性質があるのだ。 ○攻撃的な意思が伝わりづらい 開いた口が塞がらない語の文字の種類はきわめて少ない。これにより,同音の語が膨大に存在することが考えられ,意思を伝えにくい言語であるといえる。さらに,人は自らへのメッセージを好意的に受け取るものだ。たとえば,日本人は「やっぱしね」をわざわざ「やっぱ/しね」と区切って解釈しようとはしない。口を開けたまま話す呑気な民族ともなれば,たとえ他者にいささか攻撃的になる者は居るかもしれないにしても,情報を都合よく解釈するというその傾向はさらに強まるだろう。従って開いた口が塞がらない語では,攻撃的な意思は好意的な意思として解釈されやすいため,悪口を言う労力が大きく,ゆえにそのような苦労を選択するような人々は淘汰されていく。具体例としては以下のケースがある。 '''「死んじまえ」→「へんえんぁえ」→「真理なり」,「真理なれ」,「戦意ない」,「繊維の美」''' 「しょうもない」と思われたかもしれない――では,「この言語では喧嘩も戦争もできない」と言うとご共感いただけるだろうか? ○ほとんどの機能性構音障がい者にとってバリアフリーである 成人の機能性構音障害のほとんどが該当する「側音化構音障害」という発音障害があるが,これは構音の際,口の真ん中から息を出すところを側面から出してしまい,口を小さく開けるイ段の音や拗音などが正しく発音できなくなるものだという。これらの音はほとんどの言語に存在するが,開いた口が塞がらない語にはこれが無い。よって側音化構音障害を持っている人と持っていない人との区別がなく,そのバリアフリーさからも平和的な特徴がうかがえる。 以上のことから,開いた口が塞がらない語は平和な言語であると考える。
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