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Sisters:WikiWiki麻薬草子/おすすめの本紹介という名の戦場
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==本をあまり読まない人向け== まずこんな人に本を薦めること自体難事ではある。ミステリなど尚更だ。しかし私は諦めぬ。ライトなミステリに絞れば、沼にはまってくれるかもしれない! ; 米澤穂信〈古典部〉シリーズ : 「氷菓」から始まるシリーズ。学園もので年齢が近くて読みやすい。アニメも大ヒットし、漫画化、実写映画化もされているくらいだから、面白さは折り紙付きである。あらすじはざっと言うと、「省エネな男子高校生が、古典部の仲間に振り回されつつ、いやいや謎を解いていく」といった感じ。きっと「クドリャフカの順番」まで来たらもう引き返せないはず。「ふたりの距離の概算」と、「遠まわりする雛」所収の『心あたりのある者は』は一読の価値どころか三、四くらいはいけると思う。 ; 石持浅海〈座間味くん〉シリーズの短編集 : 既刊は「心臓と左手」「玩具店の英雄」「パレードの明暗」「新しい世界で」の4冊。ただ私は恥ずかしながら前3作しか読んでないんですけれども。短編集だからするする読めるし、どれもレベルが高い。もし気に入れば、長編の「月の扉」と、同作者の「扉は閉ざされたまま」も是非に。 ; アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」 : 名作、これに尽きる。私は「古いし、オチも知ってるし~」となめてたら想像よりずっと面白くて、読後に作者に土下座したくなりました。あと、アガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」は、オチが公然の秘密のようになっているので、もしあなたが幸運にも未だトリックや結末を知らないというのであれば、ネタバレを食らわないよう可及的速やかにお読みいただくことを強くおすすめします。
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