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ピロリ語
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==語彙== ===語彙の量=== ピロリ語は、発生したのが胃の中であるという特性上、語彙が比較的少ない言語である。さらに、そのほとんどが先述の通り日本語や英語などからの借用語と考えられるため、ピロリ語特有の語彙というものは限りなく少ない。<ref>'''文法上で使われる語彙'''に限っては固有のものが多くを占め、存在している。</ref> また、分野別にみると、最も多い語彙は人体についてのものである。これは、ヘリコバクターピロリは胃の中に生息するため、人体は人類にとっての自然環境のように、とても身近で重要なものであるからだと考えられている。 さらに、品詞別にみると、最も多くの語彙がある品詞は、他と大差をつけて名詞である。これは、ピロリ語の言葉の修飾に、修飾補助詞によって名詞を使うことが可能であり、また、 述言補助詞によって名詞の動詞化も可能であるため、ピロリ語は名詞の役割が比較的大きい言語であるからだと考えられている。 また、ピロリ語の接頭辞には、基本的に日本語ではなく英語からの借用が使われる。これは、英語の接頭辞の方が文字数が少なく、より使いやすかったからだといわれている。<ref group="例文">英語の「re-(再び~する)」を借用して、「'''rigiko'''」('''作り直す''')など。</ref> しかしながら、ピロリ語の接尾辞においては、完全にピロリ語独自のものが使われることが多い。<ref>「'''-mei'''」(~の言葉)、「'''-yayi'''」(~の品詞)、「'''-go'''」(~の格)などが存在している。</ref> ===語種=== ピロリ語の語彙をその出自から分類すると、大きく分けて、ピロリ語特有の語彙である'''原語(mei M pirorikin)'''と、他の言語から取り入れた語彙である'''外語(mei M wiofarizin)'''となる。 外語は更に一つの言語から取り入れた語彙である'''単外語(egn ^ mei M wiofarizin)'''<ref group="例文">「'''mogu'''」('''食べる''':日本語の「もぐもぐ」から)や、「'''beri'''」 ('''とても''':英語の「very」から)など。</ref>と、複数の言語から取り入れた語彙である'''複外語(repi ^ mei M wiofarizin)'''<ref group="例文">「'''zeafoyote'''」('''ゆえに''':英語の「therefore」と日本語の「よって」から)</ref>に分けることができる。 原語は数こそ少ないものの、ピロリ語の中心であり、文法上で多く使われる。また、もともとは外語だったものが変化して原語になることもある。<ref group="例文">「'''aukusaqu'''('''述言''')」はjutugo(述語)がsutuguを経て変化したものである。</ref> 外語はピロリ語の語彙のほとんどを占めており、ピロリ語を形成している。近年では、日本語や英語だけでなく中国語<ref group="例文">「'''sianasiagn'''('''パンダ''')」など。</ref>や[[オーストロェイリア|皇]]語<ref group="例文">「'''arabiki'''('''ウインナー''')」など。</ref>からの借用も目立ち始めている。 ===語彙体系=== ここでは、ピロリ語における語彙体系の例として、代名詞、数、色彩、親族、音に関しての語彙を挙げる。 ====代名詞==== =====菌称代名詞===== ピロリ語における、いわゆる人称代名詞の特徴として、「一人称」や「二人称」などが、話者のヘリコバクターピロリであるという性質上「一'''菌'''称」や「二'''菌'''称」とされるというものがある。 なお、ピロリ語の菌称代名詞は'''第一菌称(pigu)'''、'''第二菌称(pugu)'''、'''第三菌称(pgu)'''、'''不定菌称(wigu)'''、'''第四菌称(yipagu)'''からなる。 一般的な人称代名詞(一、二、三人称)にはない、'''不定菌称'''や'''第四菌称'''があり、さらに'''単純格'''や'''疎外格'''などのこの言語独自の意味格による、かなり独特な区分があることが挙げられる。 また、第三菌称は'''男性(pegu)'''、'''女性(pogu)'''、'''中性(pagu)'''、'''生物(hagu)'''、'''物体 / 無生物(fagu)'''、不定菌称は'''生物(wigu)'''、'''物体 / 無生物(vigu)'''に分けられる。 なお、これらの「男性」や「女性」といった概念は、第三菌称を順序立てて区別するために打ち立てられた'''三種類の三菌称'''<ref>北米アルゴンキン語族の、<span class="plainlinks">[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%BA%E7%A7%B0#%E5%89%8D%E5%87%BA%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%90%8C 三、四、五人称の文法]</span>とかなり酷似している。</ref>が、代名詞における言語的な慣習からそのように翻訳されたものであり、 実際のピロリ語には性別などという概念は存在していない。<ref>[[ピロリ語#親族語彙|親族語彙節]]も参照。</ref>しかし、非ピロリ語ネイティブにおいては、これを性別的な意味で分けて使うことが慣習となっており、本項でもそれを用いている。 ======菌称====== '''第一菌称'''、'''第二菌称'''、'''第三菌称'''は、単にそれぞれ一人称、二人称、三人称に対応したピロリ語独自の名称であり、その意味はそれらと変わらない。 ピロリ語における'''不定菌称'''は基本的に、定まっていない、または分からない名詞を指すものである。通常疑問文や不能文の内部では、'''不定代名詞(purono ^ baneyayi D zii'K wi)'''として、それぞれの文法上の役割を形式的に獲得する。 また、平叙文の内部では[[関節疑問文|間接疑問文]]のような形で使われ、<ref group="例文">Chye^ '''wi''' D pe waka pi(私は彼が'''誰なのか'''分からない。)</ref>さらに感嘆文でも強調の意味で用いられることがある。<ref group="例文">Chyo^ herico gN '''viofarizin''' D biutukusi('''なんと'''美しいピロリ菌なのだろう!)</ref> また、'''第四菌称'''については様々な言語でみられるが、ピロリ語においての第四菌称は、促し文や命令文などの内部で、普遍示称と同様に'''普遍代名詞(purono ^ baneyayi D zii'K yipa)'''として、それぞれの文法上の役割を形式的に獲得する。 さらに、日本語などの主語が省略されることが多い言語のピロリ語への翻訳においてはこの第四菌称が多く使われる。<ref group="例文">とても早く走った(日本語)→Ko^ beri hasu N da' '''yipa'''(ピロリ語)</ref>また、神を示す際もしばしば使われる。 ======格====== 菌称代名詞の格には、文法格の'''主格(yigo)'''、'''所有格 / 属格(yifago)'''、そして意味格の'''単純格(yipayago)'''、'''疎外格(yipayaqingo)'''が存在し、英語と同様に「~のもの」を意味する'''所有代名詞(purono ^ baneyayi D zii'K yifaya)'''も存在する。 ピロリ語における'''単純格'''とは、いわばそれだけで主述が完結していることを示す格である。主に文中の二つ以上の起点詞が全て同一であるため最も後ろの起点詞に集約することや、疑問文への返答などで使われる。<ref group="例文">Kkho^ mesi mogu'K u wi zeafoyote Sa Chye Chyi^ oyamesi mogu '''puru'''('''あなた'''[[はす]]でにご飯を食べてしまったので、'''あなた'''はおやつを食べられない。)</ref><ref group="例文">Chyo Na^ jiyota pu(楽しんでる?)―'''piri'''('''うん!楽しんでる!''')</ref> また、ピロリ語における'''疎外格'''とは、それに限定した叙述に使われていることを示す格である。近年では、これが転じて特に主格の菌称代名詞の強調に使われるなどもしている。 さらに、呼びかけの対象と返答を求める対象が同じ疑問文では文起点語としてしばしば使われる。<ref group="例文">baChyo^ go '''purukin'''('''あなた'''、どこへ行くのですか。)</ref> また、前述の通りピロリ語では修飾の原則として、主言の後置修飾や修飾補助語による修飾補助などがあるのだが、ピロリ語代名詞における'''所有格(属格)'''は例外的に、主言を単独で前置修飾できる。<ref group="例文">Ko daChyo^ '''pihi''' apupuru mogu wi('''私のリンゴ'''を食べたのは誰ですか?)</ref> ======一覧====== {| class="wikitable" | colspan="2" rowspan="2" style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | ! colspan="5" |単数 ! colspan="5" |複数 |- !主格 !所有格 !所有代名詞 !単純格 !疎外格 !主格 !所有格 !所有代名詞 !単純格 !疎外格 |- ! colspan="2" | 第一菌称 |pi |pihi |pihipi |piri |pirikin |piro |pirohi |pirohipi |pirori |pirorikin<ref>「'''ピロリ菌'''」という言葉は、ピロリ語における一人称複数外格代名詞「'''pirorikin'''」からきていると考えられている。</ref> |- ! colspan="2" |第二菌称 |pu |puhu |puhupu |puru |purukin |puo |puohu |puohupu |puoru |puorukin |- ! rowspan="5" |第三菌称 !男性 |pe |pehe |pehepe |pere |perekin |peo |peohe |peohepe |peore |peorekin |- !女性 |po |pohe |pohepo |pore |porekin |poro |porohe |porohepo |porore |pororekin |- !中性 |pa |pahe |pahepa |pare |parekin |pao |paohe | paohepa |paore |paorekin |- !生物 |ha |hae |haea |hare |piharecin |hao |haoe |haoea |haore |haorecin<ref>とりわけ人間に対しては、「'''hitorecin'''」なども使われる。</ref> |- !物体 |fa |fahe |fahefa |pifare |pifaresin |fao |faohe |faohefa |pifaore |pifaoresin |- ! rowspan="2" |不定菌称 ! 生物 | wi |wifa |wifawi |wifari | wifarizin |wio |wiofa |wiofawi |wiofari |wiofarizin |- !物体 | vi |vifa |vifavi |vifari |vifarizin |vio |viofa |viofavi |viofari | viofarizin |- ! colspan="2" |第四菌称 |yipa |yifa |yifaya |yipaya |yipayaqin | yipao |yifao |yifaoya |yipaoya |yipaoyaqin |} ======不定代名詞====== 不定菌称代名詞、すなわち不定代名詞は、先述したような生物や物体のそれぞれの格の数のみではなく、諾否疑問文係語も含めた疑問文係詞の各種にそれぞれ対応した'''菌称外不定代名詞(puruno ^ baneyayi D zii'K wi JD wigu)'''も存在している。 なお、菌格、主格、様格、所有格(属格)に関しては、それぞれ対応した'''不定菌称代名詞'''が、前述したとおりに不定代名詞となる。 {| class="wikitable" ! colspan="2" rowspan="2"|対応する疑問文係詞 ! colspan="2" |不定代名詞 |- !ピロリ語 !日本語 |- ! colspan="2" |Chyo^ |wiwiwu |是か非か/是が非でも |- !yaChyo^ !時格 |wiya |どのときか/どのときでも |- !baChyo^ !処格 |wiba |どこか/どこでも |- !daChyo^ !菌格 |wi<br>wio<br>wifari<br>wiofari<br>wifarizin<br>wiofarizin<ref name="wivi">不定代名詞となる形態においても、通常の不定菌称代名詞と同様に、単数 / 複数や、主格、単純格、疎外格は使い分けられる。</ref> |どの菌(人物)か/どの菌(人物)でも |- !waChyo^ !主格 / 様格 |vi<br>vio<br>vifari<br>viofari<br>vifarizin<br>viofarizin<ref name="wivi"/> |どれか・どのようにか/どれでも・どのようにでも |- !naChyo^ !因格 |wina |どのためか/どのためでも |- !duriChyo^ !具格 |widuri |どうしてか/どうしても |- !dowiChyo^ !向格( / 具格) |widowi |どちらか・どうしてか/どちらでも・どうしても |- !dagnChyo^ !菌格/所有格(属格) |wifa<br>wiofa<br>wifari<br>wiofari<br>vifa<br>viofa<br>vifavi<br>viofavi<ref>不定代名詞となる形態においても、通常の不定菌称代名詞と同様に、単数 / 複数や、所有格、所有代名詞は使い分けられる。</ref> |どの菌(人物)か・どの菌(人物)のものか/どの菌(人物)でも・どの菌(人物)のものでも |} =====指示代名詞===== ピロリ語の指示代名詞は、'''近示称(ririgu)'''<ref>近示称と第一菌称の距離的な一致から、まれに'''第一菌示称(riripigu)'''とすることがある。</ref>、'''中示称(rurugu)'''<ref>中示称と第二菌称の距離的な一致から、まれに'''第二菌示称(rurupugu)'''とすることがある。</ref>、'''遠示称(reregu)'''<ref>遠示称と第三菌称の距離的な一致から、まれに'''第三菌示称(rerepgu)'''とすることがある。</ref>、'''不定示称(rorogu)'''<ref>不定示称と不定菌称の距離的な一致から、まれに'''不定菌示称(rorowigu)'''とすることがある。</ref>、'''超話示称(raragu)'''<ref>普遍示称との意味的な関連から、まれに'''狭窄普遍示称(yarayi^gu gN sema)'''とされることがある。</ref>、'''普遍示称(yarayigu)'''<ref>普遍示称と第四菌称の距離的な一致から、まれに'''四菌示称(yarayi^pagu)'''とすることがある。</ref>からなる。 また、'''菌格'''という独自の意味格がある。 ======示称====== '''近示称'''、'''中示称'''、'''遠示称'''は、単にそれぞれ近称、中称、遠称に対応したピロリ語独自の名称であり、その意味はそれらと変わらず、話者からの距離ごとにそれぞれ使い分けられる。 また、ピロリ語における'''不定示称'''は基本的に、定まっていない、または分からないものを指すものである。 連続疑問文や重複疑問文の内部では、'''不定疑問代名詞(purono ^ baneyayi D zii'K roro)'''として、それぞれの文法上の形式的な役割、加えて自身に対する疑問の意味を獲得する。 また、ピロリ語における'''超話示称'''は、文字通りに、ある会話には示されていないものの、それ以前の会話にて示されたものを、一つの会話を超えて指すものである。<ref group="例文">baChyo^ pihi husiru yi(私のえんぴつはどこにありますか。)―wiba D ruru husiru yi waka'K u wi u pi(私はそのえんぴつがどこなのか、残念なことに分かりません。) (一時間後) Chyo^ '''rara''' husiru mi'ke pi(私は<ruby>'''例のあれ'''<rt>えんぴつ</rt></ruby>を見つけました!)―u gurasi pi(ああ、喜ばしい…)</ref>日本語訳では「例の + あ系列」によってニュアンスが表される。 なお、これは前の会話との一切の接続のない状態で使用されることもしばしばあり、この場合は文中において特定・示され得ないものを指す表現として理解される。<ref group="例文">Ko^ ' Kona^ da' '''rada''' 'K yi zii pi(私は'''ある菌'''が走っていたことを見た。)</ref>日本語訳では「ある +(名詞)」としてニュアンスが表される。<ref>あくまでも「'''ある''' ○○」のことを表し、従って[[有無ジェリア|無ジェリア地方]]の事象を無視する。</ref> さらに、ピロリ語における'''普遍示称'''は、促し文や命令文などの内部で、普遍菌称と同様に'''普遍代名詞(purono ^ baneyayi D zii'K yipa)'''として、それぞれの文法上の役割を形式的に獲得する。 なお、普遍示称の意味自体に関しては、下の表では日本語における指示語の か系列 によって表現しているが、例えば「かなた(彼方)」のような あ系列 よりも'''遠い遠方'''を指すものではなく、文字通りに'''普遍的'''であるものを指す。<ref group="例文">'''yarava''' P wi yipayaqin yi(神は'''そこかしこ'''にいる)</ref> さらに、前述の通りピロリ語では修飾の原則として、主言の後置修飾や修飾補助語による修飾補助などがあるのだが、ピロリ語代名詞における'''所有格(属格)'''は例外的に、主言を単独で前置修飾できる。<ref group="例文">Ko daChyo^ '''riri''' apupuru mogu wi('''このリンゴ'''を食べたのは誰ですか?)</ref> ======格====== 指示代名詞の格には、文法格の'''主格(yigo)'''、'''所有格 / 属格(yifago)'''、'''様格(yaraago)'''、そして意味格の'''時格(yarawago)'''、'''処格(yaravago)'''、'''菌格(yaratago)'''、'''因格(yaranago)'''、'''向格(yarata'go)'''、'''具格(yarataya)'''が存在する。 ピロリ語における'''菌格'''とは、菌(人物)に関することを表す格である。 ======一覧====== {| class="wikitable" ! rowspan="2" style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | ! colspan="2" |主格 / 所有格 ! colspan="2" |時格 ! colspan="2" |処格 ! colspan="2" |菌格( / 所有格) ! colspan="2" |様格( / 因格) ! colspan="2" |向格( / 具格) |- !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語<ref>砕けた表現として、または所有格の確定のために、それぞれの示称の「da」の代わりに「'''dagn'''」を使うこともある。このとき、普遍示称は「'''yaratagn'''」になる。</ref> !日本語 !ピロリ語<ref>砕けた表現として、または因格の確定のために、それぞれの示称の「wa」の代わりに「'''na'''」を使うこともある。このとき、普遍示称は「'''yarana'''」になる。</ref> !日本語 !ピロリ語<ref>砕けた表現として、または具格の確定のために、それぞれの示称の「dowi」の代わりに「'''duri'''」を使うこともある。このとき、普遍示称は「'''yarataya'''」になる。</ref> !日本語 |- !近示称 |riri |これ、この |riya |このとき |riba |ここ |rida |この菌(人物) |riwa |このような、このため |ridowi |こちら、こうして |- !中示称 |ruru |それ、その |ruya |そのとき |ruba |そこ |ruda |その菌(人物) |ruwa |そのような、そのため |rudowi |そちら、そうして |- ! 遠示称 | rere |あれ、あの |reya |あのとき |reba |あそこ |reda |あの菌(人物) |rewa |あのような、あのため |redowi |あちら、ああして |- !不定示称 |roro |どれ、どの |roya |どのとき |roba |どこ |roda |どの菌(人物) |rowa |どのような、どのため | rodowi |どちら、どうして |- !超話示称 |rara |例のあれ、例のあの |raya |例のあのとき |raba |例のあそこ |rada |例のあの菌(人物) |rawa |例のあのような、例のあのため |radowi |例のあちら、例のああして |- !普遍示称 |yarayi |かれ、かの |yarawa |かのとき |yarava |かしこ |yarata |かの菌(人物) |yaraa |かのような、かのため |yarata' | かつ、かくして |} ======不定疑問代名詞====== 不定自示称代名詞、すなわち不定疑問代名詞は、'''示称外不定代名詞(puruno ^ baneyayi D zii'K wi JD rorogu)'''として、諾否疑問文係語に対応したものが一つだけ存在している。 なお、それ以外の全てのものに関しては、それぞれ対応した'''不定示称代名詞'''が、前述したとおりに不定疑問代名詞となる。 {| class="wikitable" ! style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; border-bottom:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | ! colspan="2" rowspan="2" |Chyo^ ! colspan="2" |yaChyo^ ! colspan="2" |baChyo^ ! colspan="2" |daChyo^ ! colspan="2" |waChyo^ ! colspan="2" |naChyo^ ! colspan="2" |duriChyo^ ! colspan="2" |dowiChyo^ ! colspan="2" |dagnChyo^ |- ! style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; border-bottom:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | ! colspan="2" |時格 ! colspan="2" |処格 ! colspan="2" |菌格 ! colspan="2" |主格 / 様格 ! colspan="2" |因格 ! colspan="2" |具格 ! colspan="2" |向格( / 具格) ! colspan="2" |菌格 /所有格(属格) |- ! style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 !ピロリ語 !日本語 |- !不定疑問代名詞 |rowiwu |是非<ref>副詞的な表現の「是非」(例:今後とも、是非よろしくお願いいたします。)ではなく、物事のはい・いいえに係る名詞としてのもの。</ref> |roya |どのとき |roba |どこ |roda |どの菌(人物) |roro rona |どれ どのような |rona |どのため |roduri |どうして |rodowi |どちら どうして |roda roro rodagn |どの菌(人物) どの |} ====数の語彙==== ピロリ語では、人語において手の指などから成り立った数の数え方があるように、8本の鞭毛と1つの体(細胞)、そして胃から成り立つ'''数の語彙(数詞)'''を持つ。 なお、ピロリ語に「0」は存在しない。<ref>このため、「'''20'''」などを表すときは、「'''regnmou ^ ipirorou'''」(または「regn ^ ipi」)のように、長音補助符号を用いて上の位の数詞と「ipirorou」をつなげる。例えば「'''400'''」を表すなら、上の位の数詞を「'''pegnmou ^ ipirorou'''(40)」として、「'''pegnmou ^ ipirorou ^ ipirorou'''」(または「pegn ^ ipi ^ ipi」)とする。</ref>また、「11」などを表す際は、そのまま「'''egnmouegnmou'''」(または「egnegn」)となる。 さらに、先に述べたピロリ語代名詞における所有格と同様に、ピロリ語における修飾の原則への例外として、主言を単独で前置修飾できる。<ref group="例文">'''regnmou''' pere T ribu pi(私は'''三匹のピロリ菌'''と暮らしている。)</ref> {| class="wikitable" ! style="border-top:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; background-color:#ffffff" | !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 !10 |- !数詞 |egnmou |regnmou |wegnmou |pegnmou |hegnmou |fegnmou |vegnmou |begnmou |pirorou |ipirorou |- !省略形 |egn |regn |wegn |pegn |hegn |fegn |vegn |begn |pi |ipi |} ====色の語彙==== ピロリ語では、'''色の語彙'''が「'''kaiyou(赤色)'''」と「'''gagn(紫色)'''」、そして「'''rodurarata(黒色)'''」というわずかな数しか存在しない。 これは、胃の中という閉鎖的な環境において、確認できる色が極めて少ないためだと考えられる。 ====親族語彙==== ピロリ語では、'''親族語彙'''が「'''mae(親)'''」と「'''a'to(子)'''」というわずかな数しかしか存在しない。 これは、ヘリコバクターピロリは無性生殖を行うため、そもそも一般に云われる家族関係たるものが存在しないからだと考えられる。 ====音象徴語彙==== ピロリ語では、'''音象徴語彙(<span class="plainlinks">[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%AC%E5%A3%B0%E8%AA%9E オノマトペ]</span>)'''はかなりの数が存在している。特に、擬態語が擬音語に比べて多い。<ref group="例文">heriko gN '''guvo'raguvo'ra'''('''グヴォラグヴォラ'''なピロリ菌)―('''guvo'raguvo'ra''':'''はつらつ'''であることを表す'''擬態語''')など。</ref> これは、語彙のもととなった言語の一つである日本語における音象徴語彙がかなり多い部類であったことと、ヘリコバクターピロリは先述の通り胃の中という閉鎖的環境にいるため、 聞こえてくる音も少なかったことによって、擬音語が少なくなり、相対的に擬態語が増加したからだと考えられている。
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