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サリンドの共鳴
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==鎮圧== すぐに動物管理局が駆けつけ、事態の対応に当たった。まず検問をつくり、ウィルタウンを閉鎖し、サリンドを逃がさないようにした。そして、住民158名を順に避難させ、サリンドは見つけ次第殺処分とした。 サリンドの殺処分は難航したが、3日後にはウィルタウン地区の安全宣言が出された。全てのサリンドが殺処分されたのである。しかし、物陰に隠れているのではないかという恐れを抱き、別の場所に引っ越す住民も多くいた。そのため、最終的にウィルタウンは廃墟となった。 この凶暴化事件を受け、サリンドやリンドの返品が相次いだ。いたずらな殺処分は法で禁じられていたため、ペットショップには連日飼い主たちが返品に訪れた。これを受け、政府は全リンドの母星送還を決定。リンド返還窓口を設置し、1ヶ月後、宇宙船2946J号にリンドを搭載、G-5066星に全リンドを放流した。 現在でも窓口は設置されており、野良リンドが発見されると、その都度G-5066星への輸送がなされている。
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