「一旦十檄」を編集中 (節単位)

==完成==
そして4年8月、ついに管理者のもとに『一旦十檄』が届きましたわ。管理者が作成なすった注文票も挟まれて、常習者たちは本を手に入れましたわ。

管理者がコピー用紙で作った包装を破いたら出てきた、確かな体積を有する物体。見慣れたイラストがしかし大きさをもって眼前にあり、開けば中には親しんだ文字列が整然と並んでいて、まごうことなき＜本＞としてある。ずっと夢見た光景がそこには厳然たる実感を伴って存在し、筆舌に尽くしがたいあまりの感動に、常習者たちはただただ涙を流すしかありませんでしたわ。これほど素晴らしい書物は、後にも先にもないかもしれない。そう思えてしまうほどに、手にした『一旦十檄』は理想を体現した形をしていたのですわ。