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比尾山大噴火
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===噴火前=== 比尾山は、高さ3149mととても高い活火山じゃった。そして、比尾山の地下には、大きなマグマ溜まりがあった。これが小噴火を起こしたのじゃ。じゃが実は、その直下には更に巨大なマグマ溜まりがあったのじゃ。鏡餅のような形を思い浮かべてくれ。<br>ところでマグマには、さまざまなガスが溶け込んでおる。そしてマグマは地中深くにあるため、とても高圧じゃ。比尾山の小噴火で、上のマグマ溜まりは空になった。それで終われば、こんな大量の犠牲は出なかったんじゃがのう。<br>小噴火が起こした揺れで、翌84年1月21日、二つのマグマ溜まりの間の岩盤が崩落したんじゃ。超高圧がかかっていたマグマは、空間が広がったことで一気に減圧された。するとマグマに溶け込んでいたガスが一瞬で発泡し、'''マグマ溜まり自体が爆発した'''。所謂'''[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/破局噴火 破局噴火]'''というやつじゃ。
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