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シンジツノクチ
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===防護服の発明=== ザ・ファースト駆除作戦の失敗後、シンジツノクチによる人口減少はなお続き、1978年には人口は6億人にまで減った。しかしその年、ドイツ人科学者オトマール・ブラウンが、シンジツノクチは気体を分泌して人間を操っているという'''気体説'''を唱えた。この説を受け、世界中の科学者や技術者が気密性の高い防護服の開発に乗り出した。 シンジツノクチの殺戮によって人類の科学の進歩は大きく遅れたとされているが、1980年には30分人間が活動できる防護服が開発された。活動可能時間は防護服の改良によって延びていき、1995年には4時間まで活動できるようになった。 その頃から防護服を用いた調査が行われるようになり、シンジツノクチの生態が徐々に明らかになっていった。また、シンジツノクチはとても硬い外殻を持っており、銃や火薬での攻撃が効かないことも明らかになった。そこで、核兵器の使用が検討された。第二次世界大戦において使われたものと同等の威力の核弾頭なら、シンジツノクチを駆除できるのではないかと考えたのだ。 しかし、核兵器を扱う施設は長年放置されたために使えなくなっており、さらにシンジツノクチによる大量死は続き、核兵器の製造は難航を極めた。 また、2004年にはザ・ファーストの調査が行われ、1972年のザ・ファースト駆除作戦の録音テープを発見、解析が行われた。
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