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「
ニラ零細素片人工降雨禁止令事件
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===収束・記憶処理・カバーストーリー=== 遠藤真紗子は、この事件は他でもない自分が落とし前をつけると言い放って半ば強引に有識者会議に参加し、祖父から引き継いだ[[エンドルフィン]]の研究成果を以てこの状況の解決策を提示した。 ====1.収束==== この不況を覆すには、人々の購買意識を高める必要があった。もはやニラ降雨は存在せず、流通業も回復しており、後はそれだけが改善されればすべてが好転するのだ。しかし、人々は未だに貯蓄しながら餓死することを続けていた。もはや彼らにとっては、現在に生きることよりも未来に生きることの方が断然重要なものと化していたのだ。死んだら元も子もないというのに。 そこで使われるのが、希釈された<font face="HGS創英角ポップ体">しあわせのおくすり</font>である。これを全国に散布することで日本経済には<s>幸せなバカ</s><u>活発に消費をする人</u>が増え、少なくともこの絶望的な状態からは抜け出すことに成功した。 ====2.記憶処理==== このニ・零零事件によって日本は国際的な信頼を大きく落とすこととなってしまった。これを元に戻すには何をすればよいのか。もちろん、[[公序良俗|わざわざ]][[ゲロ|善行]][[公序良俗|をはたらくのは割に合わなさすぎる]]――そう、この事件に関する記憶のすべてをこの世から[[ジョン|抹消]]すればいいのだ。 こうして全ての人間は、希釈された<font face="HGS創英角ポップ体">しあわせのおくすり</font>を多めに摂取させられ、<font face="HGS創英角ポップ体">しあわせ</font>すぎてニ・零零事件なんて忘れてしまったのであった。なお、過去からの学びを無駄にしないためにも、一部の日本の研究者(主に有識者会議に出席した者)、および政府高官だけは記憶処理を免除された。<ref>なお、当の遠藤真紗子は記憶処理を免除される手筈であったのだが、後に独断によって自ら記憶処理を行った。</ref> ====3.カバーストーリー==== しかしながら、1990年代前半の日本の歴史が世界中からすっぽりと抜け落ちているというのは実に怪しすぎる。このせいで、もし人々にニ・零零事件について詮索されて真実を知られてしまっては苦労が水の泡だ。 では、これにどうやって対処すればいいのか。そう、すべての人間に偽の記憶を植え付ければいいのだ。手順は簡単である。希釈された<font face="HGS創英角ポップ体">しあわせのおくすり</font>を至る所に散布し、もはや誰も知らないこの日本で起こった一連の出来事について、現在と整合性をとれるような嘘の話を吹き込む。後はこの話が拡散して、<font face="HGS創英角ポップ体">おくすり</font>の効果もあって正史として扱われるようになるまで待てばよいのだ。この「嘘」こそ、「'''バブル崩壊'''」という架空の出来事である。
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