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Sisters:WikiWikiリファレンス/開いた口が塞がらない状態における日本語の音韻解明
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==== 第2節 日本語の母音 ==== まず,母音とは「調音位置が存在しない音」のことである。つまり,気流(肺からの息の通り道)を一切妨げずに発する音,ということである。日本語の母音には,「あ」「い」「う」「え」「お」で表される5種類が存在している。 音声学上,母音は '''1.唇の形 2.舌の形 3.顎の開閉度''' の3つの特徴によって弁別される。例えば日本語の「あ」の音は,「唇が丸まっておらず,舌が口腔内で中ほどに位置し,顎の開き具合が広い母音」,つまり「'''非円唇中舌広母音'''」のように表される。 ここで,開いた口が塞がらない状態において,これら3つの弁別要素にどのような影響が自然に現れるのかについて,以下のことが考えられる。 # 唇の形→丸まることのない「'''非円唇'''」に限定される。 # 舌の形→開いた口が塞がらない状態でも舌の形は自由であるため,影響はない。 # 顎の開閉度→常に広くなり,「'''広母音'''」および「'''狭めの広母音'''」に限定される。 このことから,開いた口が塞がらない状態における母音は,非円唇かつ広母音および狭めの広母音であるものに限定されるといえるのである。これによって,日本語の母音にどのような影響が現れるのかについて,それぞれ考えていく。 「'''あ'''」は'''非円唇中舌広母音'''([ä])である。非円唇の広母音であって,これが影響を受けることはないため,「あ」は開いた口が塞がらない状況においても,発音・表記ともに変わらない。 「'''い'''」は'''非円唇前舌狭母音'''([i])である。非円唇であるが広母音ではない。このため,開いた口が塞がらない状況における「い」は'''非円唇前舌狭めの広母音'''([æ])として発音され,その発音が本来の日本語のこれと近しいために「'''え'''」として表記される。 「'''う'''」は'''弱めの円唇後舌狭母音'''([ɯ̹])である。弱かれ円唇であり,さらに広母音ではない。このため,開いた口が塞がらない状況における「う」は,'''非円唇後舌広母音'''([ɑ])として発音され,その発音が本来の日本語のこれと近しいために「'''あ'''」として表記される。 「'''え'''」は'''非円唇前舌中央母音'''([e̞])である。「い」と同様に非円唇であるが広母音ではない。このため,開いた口が塞がらない状況における「え」は,「い」と同じく'''非円唇前舌狭めの広母音'''([æ])として発音され,「'''え'''」として表記される。 「'''お'''」は'''円唇後舌中央母音'''([o̞])である。「う」とほぼ同様に円唇であり,さらに広母音ではない。このため,開いた口が塞がらない状況における「お」は,「う」と同じく'''非円唇後舌広母音'''([ɑ])として発音され,「'''あ'''」として表記される。 結論として,開いた口が塞がらない状況における日本語の母音は, * [ä, i, ɯ̹, e̞, o̞]ではなく[ä, æ, ɑ, æ, ɑ]と発音される * 「'''あ/い/う/え/お'''」ではなく「'''あ/え/あ/え/あ'''」として表記される ということができる。
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