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(10月とりあえず)
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'''惨闢'''とは、ある極めて不可解かつ警戒すべき特殊な事象である。
10月の真実とは、「10月事件」についての世界的な陰謀論の一つである。
 
==概要==
==概要==
惨闢は現在、人間の口腔内にのみ観測されており、発現時の影響としては、その人間に異常性のあるクオリアを与えることに終始する。
===10月事件===
 
(基礎情報)(77周46.52度)(旧暦2457年5月22日)(行方不明者1人)
これによって与えられる精神的危害は、一般的なそれとは明白に一線を画した奇妙なものであるとされる。
10月事件は、惑星「10月」<ref>固着の生命体を有する惑星の呼称の慣例に従い、「人間が発見した10番目の生態系惑星」として、旧暦において使われていた「月」の概念の借用のもとに命名された。</ref>の第2次調査へと向かった宇宙飛行士11210番が不明な失踪を遂げた事件である。その経緯の不可解さ・不明瞭さから、この事件には長きにわたって様々な陰謀論が唱えられており、未だ真相の解明には至っていない。
 
====シャトルの反応喪失====
==発生==
事件の嚆矢となったのは、46.25度における11210番が搭乗していた自動操縦シャトルの通信能力の喪失であった。
惨闢は、複雑系としての地球にまたがる巨大な事象が微視的に反映されたものであるため、複数の学術的分野の理解を総合することで初めて一定の発生原因を考慮することができる。
太陽風の影響や、宇宙生命体の攻撃、はたまた11210番の故意など、これには様々な原因が考えられているが、近年の専門家の意見では「単なる制御装置の故障」として一致している。
 
===10月への不時着===
現在では、地質学、海洋学、生物学、文化人類学、心理学等のエキスパートたちによる研究を経て、徐々にその謎が解明されつつあるが、依然としてその全体像は捉えきれていないというのが現状である。
暫くして、46.36度時点、シャトルの反応は復帰し、11210番との意思の疎通も修復された。しかし、装置の故障のためか位置情報の通信は不可能になっていた。
 
11210番の報告によれば、このときちょうど何らかの惑星に不時着しており、その衝撃でシステムが復旧したと思われるとのことであった。
==発見==
その後、46.38度には、再び11210番からの報告が届いた。その内容は概ね以下の通りだった。
惨闢が初めて文献として記されたのは、文明獲得以後の人類史の中でも、比較的最近のことである。これは、惨闢の背景にある人間の文化・輸送技術の発達状況が理由だと考えられる。
*11210番が不時着した場所は固着の生物のコロニーの近辺であったこと
 
*その生物は高度な知能を持っており、友好的で、かつ簡単な地球語を話せたこと、
これが当該文献である。著した人間は不明であるが、原文が日本語であることや、紙の年代測定の結果から、大正時代~昭和時代初期ごろの日本人である可能性が高いとされる。
*彼らにここはどこかと尋ねると、土をなぞって「10月」と書き記したこと
 
*このような彼らの反応から、少なくともこの惑星は人間の訪問を受けたことがあるということ。
<blockquote>
*そのときに地球語等を教わっていたと考えると、この「10月」という標記にも信頼性が認められるため、この惑星は10月であると推測されること。
あゝ惨めなり。私はとてつもなく惨めな気分に或。
 
あの闢けたとき、あの微粒めが口中へと進入し之き、ザラリとした気持ちを覚えた。
 
もう懲り懲りである。
</blockquote>
 
なお、この文章の一・二行目の三文字目をそれぞれ取って、この事象は「惨闢」と名付けられた。
 
==危険性==
惨闢の危険性は明らかなものであるが、あまり認知されているとは言い難い。しかし実のところ、ほとんどの人間はそれが惨闢だと知らずしてそれを経験したことがあるという研究結果がある。
 
また、惨闢は脳に重大なダメージを与えることがあるという可能性も示唆されている。以下は、その論拠となった聞き取り調査の文字起こしである。
 
<blockquote>
「惨闢が発生したとき、どのような気持ちになりましたか?」
 
――は……はあ。えっとまあ、なんかこう、嫌な気持ちになりましたね、まあ。
 
 
 
「これによって受けた危害はどれほどのものでしたか?」
 
――き、危害……? いや別にそんな危害とかそういうのはない……んじゃないですかね。
 
 
 
「惨闢によってあなたに生じた不快感の正体は何だと思いますか?」
 
――え、まあ、普通にあの「ガリッ」って感触ですかね。
 
 
 
「あなたは自身が惨闢の危険性を正しく認識できていると思っていますか?」
 
――はあ……というか何というか……何でこうもあなたはあれを危険なものと捉えてるんですか? こっちが質問したくなりますよ。
 
 
 
「……?」
 
――いやだってそもそも、「惨闢」なんて仰々しい名前とか使っちゃって、結局あなたが言ってるのって「アサリに砂が入ってた」ってだけのことじゃないですか。
 
 
 
「…………」
 
――え? いやちょっと……何するんですか! やめてください! ねえ! ちょっ……
 
</blockquote>
 
このように、惨闢に侵された人間には、その危険性を正しく認識できなくなるという影響さえ与えられる可能性がある。
 
==脚注==
{{複数の問題}}
 
{{未検証}}
 
{{正確性}}
{{便所}}{{foot|ds=さんひやく}}{{vh|vh=10}}
[[#真実|真実]]{{vh|vh=30}}
<div id="真実">{{vh|vh=100}}<span style="font-size:150%">真実</span>
----
'''惨闢'''とは、ある極めて不可解かつ警戒すべき特殊な事象である。
 
==概要==
惨闢は現在、人間の口腔内にのみ観測されており、発現時の影響としては、その人間に異常性のあるクオリアを与えることに終始する。
 
これによって与えられる精神的危害は、一般的なそれとは明白に一線を画した奇妙なものであるとされる。
 
==発生==
惨闢は、複雑系としての地球にまたがる巨大な事象が微視的に反映されたものであるため、複数の学術的分野の理解を総合することで初めて一定の発生原因を考慮することができる。
 
現在では、地質学、海洋学、生物学、文化人類学、心理学等のエキスパートたちによる研究を経て、徐々にその謎が解明されつつあるが、依然としてその全体像は捉えきれていないというのが現状である。
 
==発見==
惨闢が初めて文献として記されたのは、文明獲得以後の人類史の中でも、比較的最近のことである。これは、惨闢の背景にある人間の文化・輸送技術の発達状況が理由だと考えられる。
 
これが当該文献である。著した人間は不明であるが、原文が日本語であることや、紙の年代測定の結果から、大正時代~昭和時代初期ごろの日本人である可能性が高いとされる。
 
<blockquote>
あゝ惨めなり。私はとてつもなく惨めな気分に或。
 
あの闢けたとき、あの微粒めが口中へと進入し之き、ザラリとした気持ちを覚えた。
 
もう懲り懲りである。
</blockquote>
 
なお、この文章の一・二行目の三文字目をそれぞれ取って、この事象は「惨闢」と名付けられた。
 
==危険性==
惨闢の危険性は明らかなものであるが、あまり認知されているとは言い難い。しかし実のところ、ほとんどの人間はそれが惨闢だと知らずしてそれを経験したことがあるという研究結果がある。
 
また、惨闢は脳に重大なダメージを与えることがあるという可能性も示唆されている。以下は、その論拠となった聞き取り調査の文字起こしである。
 
<blockquote>
「惨闢が発生したとき、どのような気持ちになりましたか?」
 
――は……はあ。えっとまあ、なんかこう、嫌な気持ちになりましたね、まあ。
 
 
 
「これによって受けた危害はどれほどのものでしたか?」
 
――き、危害……? いや別にそんな危害とかそういうのはない……んじゃないですかね。
 
 
 
「惨闢によってあなたに生じた不快感の正体は何だと思いますか?」
 
――え、まあ、普通にあの「ガリッ」って感触ですかね。
 
 
 
「あなたは自身が惨闢の危険性を正しく認識できていると思っていますか?」
 
――はあ……というか何というか……何でこうもあなたはあれを危険なものと捉えてるんですか? こっちが質問したくなりますよ。
 
 
 
「……?」
 
――いやだってそもそも、「惨闢」なんて仰々しい名前とか使っちゃって、結局あなたが言ってるのって「アサリに砂が入ってた」ってだけのことじゃないですか。
 
 
 
「…………」
 
――え? いやちょっと……何するんですか! やめてください! ねえ! ちょっ……
 
</blockquote>
 
このように、惨闢に侵された人間には、その危険性を正しく認識できなくなるという影響さえ与えられる可能性がある。
 
==脚注==
{{複数の問題}}
 
{{未検証}}
 
{{正確性}}
{{vh|vh=30}}
[[#真実|真実]]</div>

2年11月13日 (黃) 20:53時点における版

10月の真実とは、「10月事件」についての世界的な陰謀論の一つである。

概要

10月事件

(基礎情報)(77周46.52度)(旧暦2457年5月22日)(行方不明者1人) 10月事件は、惑星「10月」[1]の第2次調査へと向かった宇宙飛行士11210番が不明な失踪を遂げた事件である。その経緯の不可解さ・不明瞭さから、この事件には長きにわたって様々な陰謀論が唱えられており、未だ真相の解明には至っていない。

シャトルの反応喪失

事件の嚆矢となったのは、46.25度における11210番が搭乗していた自動操縦シャトルの通信能力の喪失であった。 太陽風の影響や、宇宙生命体の攻撃、はたまた11210番の故意など、これには様々な原因が考えられているが、近年の専門家の意見では「単なる制御装置の故障」として一致している。

10月への不時着

暫くして、46.36度時点、シャトルの反応は復帰し、11210番との意思の疎通も修復された。しかし、装置の故障のためか位置情報の通信は不可能になっていた。 11210番の報告によれば、このときちょうど何らかの惑星に不時着しており、その衝撃でシステムが復旧したと思われるとのことであった。 その後、46.38度には、再び11210番からの報告が届いた。その内容は概ね以下の通りだった。

  • 11210番が不時着した場所は固着の生物のコロニーの近辺であったこと
  • その生物は高度な知能を持っており、友好的で、かつ簡単な地球語を話せたこと、
  • 彼らにここはどこかと尋ねると、土をなぞって「10月」と書き記したこと
  • このような彼らの反応から、少なくともこの惑星は人間の訪問を受けたことがあるということ。
  • そのときに地球語等を教わっていたと考えると、この「10月」という標記にも信頼性が認められるため、この惑星は10月であると推測されること。
  1. 固着の生命体を有する惑星の呼称の慣例に従い、「人間が発見した10番目の生態系惑星」として、旧暦において使われていた「月」の概念の借用のもとに命名された。