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'''アンモク語'''(アンモク語: [[ファイル:ag-Angmogho.jpeg|64px]]; ラテン翻字: Angmogho; 国際音声学字母: [əŋmoxo], ドイツ語: Angmöchisch, 英語: Angmoghen; 国際音声学字母: [əŋmoko])は、主に[[アンモク共和国]]中部や北部、また東部及び西部、そして南部で話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、[[Sisters:WikiWikiオンラインリファレンス/アンモク共和国の法律/アンモク憲法|アンモク憲法]]は同国の公用語であるとしている。主にアンモク語アルファベットで綴られる。言語類型論上はハフティクリ諸語に属し、屈折語で能格型言語である。
'''アンモク語'''は、主に[[アンモク共和国]]中部や北部、また東部及び西部、そして南部で、すなわち同国全域において話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、[[Sisters:WikiWikiオンラインリファレンス/アンモク共和国の法律/アンモク憲法|アンモク憲法]]では同国の公用語と位置づけられている。言語系統は、太平洋諸語と同系統ではないかとする説が一応の地位を持っているが、未だ証明には至っていない。


==概要==
==文法==
アンモク神国時代、ハフティクリ兄弟が話した'''[[古アンモク語]]'''が原型であるとされる。古アンモク語は、母音が1458種類、子音が1948種類で、使われる文字も5962種類と格段に多く、また文法においても、文型が存在しなかったり、名詞の修飾順序が常に前置修飾であったりと、現代アンモク語との相違が甚だしい。しかし、古アンモク語が現代アンモク語の起源であるという説は、今日まで数々の識者が拠り所としてきたものであるため、信用に値する。
===統語的特徴===
<!-- アンモク語の統語的特徴<! 本当は「特長」と書きたいのだが、必死に我慢している >のひとつに、文頭に立つ動詞を中心に、動詞が取る項(主格項や対格項など)があくまで対等な関係で並ぶという構造がある。これは、主語を特別視し、その数や性などによって動詞を屈折させるほとんどの印欧語とは大きく異なる点である。


言語類型論的にはアガルラ語族のハフティクリ諸語に属するとされる。同諸語における他の多くの言語と同様に、主語(主格項)の数(すう)などによって動詞が語形変化する屈折語で、自動詞の主語と他動詞の目的語とを同様に扱い、他動詞の主語を特別扱いする能格型言語である。
屈折を持つ唯一の品詞である徒党詞が動詞句と名詞句を隔て、短い分離詞が名詞句同士を隔てる。この方式は、迂言的であると言われることもある一方で、誤読の可能性を確実かつ大幅に低減させている。-->


話者はわずか41人のアンモク共和国国民のみである。しかし、アンモク共和国が不滅を約束された国であることなどから、危機に瀕する言語 (endangered languages) には数えられていない。
===文の構成===
アンモク語はしばしば「離隔の言語 (language of segregation)」と呼ばれることがあるが、それは、語彙的意味を持たない離隔のための品詞・[[#徒党詞|徒党詞]]と分離詞が多くの文に出現するためである。たとえば典型的な平叙文は、「'''動詞(句)―徒党詞―名詞句―分離符―名詞句'''」といった構成を持つ。すなわち、動詞と名詞句が徒党詞によって区切られ、さらに名詞句同士が分離符によって区切られるのである。


==音韻==
===徒党詞===
アンモク語には、'''通常音素'''と'''異常音素'''という2種類の音素が存在する。通常音素は、アンモク語において一般的に用いられる語彙における音素<ref group="†">厳密な定義は「異常音素以外の音素」というものである。必ずしも一般的でない学術用語や業界用語などは、通常音素を用いて表される。</ref>のことであり、各学説にもよるが種類はせいぜい16から18程度である。異常音素は、神々の名や国名などアンモク共和国国事に関わる語彙に導入される音素のことであり、既存のものでは300から350程度が知られている。
徒党詞は、述語と名詞句とを隔てるための単語である。より厳密には、名詞句と結びついて「徒党部」を形成し、それら名詞句を項とする述語に対して分立させる。「徒党詞」という命名は、このような統語的作用を、同年代の友人数名で閉鎖的な集団を形成し、保護者や教師と距離を置こうとするギャング・エイジの少年らに見立てたものである。
===通常音素===
====母音====
各学説にもよるが、アンモク語の母音には以下の12個の通常音素が存在するとされる。音素表記に使われる 'H' は、長母音を表してはいるものの、日本語音韻論における /ʀ/ (/R/) と異なり、独立の音素としては扱われない。
*{{IPA|/i/}}, {{IPA|/ɨ/}}, {{IPA|/ɪ/}}, {{IPA|/ɪH/}}, {{IPA|/e/}}, {{IPA|/ø/}}, {{IPA|/o/}}, {{IPA|/ə/}}, {{IPA|/əH/}}, {{IPA|/ɔ/}}, {{IPA|/ɔH/}}, {{IPA|/a/}}
;{{IPA|/i/}}
:ほとんどの場合において'''非円唇前舌半狭母音と非円唇前舌狭母音の二重母音 {{IPA|ɛi}}''' である。
;{{IPA|/ɨ/}}
:規範的には舌根後退した非円唇中舌狭母音 {{IPA|ɨ̙}} であるとされるが、多くの話者はまさに'''非円唇中舌狭母音 '''{{IPA|ɨ}}''' で発音する。アンモク共和国南東部などでは非円唇中舌広めの狭母音 {{IPA|ɪ̈}} で発音されることもある。
;{{IPA|/ɪ/}}
:この音素はアンモク語に特徴的で、ほぼ決まって'''微円唇前舌め広めの狭母音の超短母音 {{IPA|ɪ̹̆}}''' で発音される。これは少なくとも[[中古アンモク語]]の頃から不変のものとされる。
;{{IPA|/ɪH/}}
:規範的には微円唇前舌め広めの狭母音の長母音 {{IPA|ɪ͗ː}} であるとされるが、多くの話者は'''非円唇前舌め広めの狭母音の長母音 {{IPA|ɪː}}''' で発音する。なお、両唇音 {{IPA|m}} 、{{IPA|p}} の前では比較的短く発音されることが多く、これを {{IPA|ɪˑ}} で表すこともある。
;{{IPA|/ø/}}
:多くの話者は'''非円唇前舌中央母音 {{IPA|ø中央化記号}}''' で発音するが、非円唇前舌半狭母音 {{IPA|ø}} で発音する話者も存在する。
;{{IPA|/o/}}
:多くの場合において'''微円唇後舌半狭母音 {{IPA|o弱い円唇化記号}}''' である。ただし、両唇音 {{IPA|m}} 、{{IPA|p}} の前後などでは普通の円唇音 {{IPA|o}} で発音されることもあるため、簡略して {{IPA|o}} と書いてもよいとされる。
;{{IPA|/ə/}}
:多くの話者は'''非円唇中舌中央母音 {{IPA|ə}}''' で発音するが、半狭母音 {{IPA|ɘ}} や半広母音 {{IPA|ɜ}} で発音する話者も存在する。
;{{IPA|/əH/}}
:第一強勢のないとき'''中舌中央母音の長音 {{IPA|əː}}'''(話者によっては半狭母音の長母音 {{IPA|ɘː}})で、第一強勢のあるとき'''非円唇後舌半広母音 {{IPA|ʌ}}'''<ref name="別音素説" group="†">これを別の音素として立てる向きもある。</ref> である。{{IPA|ʌ}}と発音するときは、直後の子音が長子音化する。
;{{IPA|/e/}}
:[[ファイル:ag-ae.jpeg|16px]]や[[ファイル:ag-e.jpeg|16px]]に割り当てられる音素で、基本的には'''非円唇前舌半狭母音 {{IPA|ɛ}}''' である。ただし、[[ファイル:ag-e.jpeg|16px]]と書かれる /e/<ref name="別音素説" group="†"></ref> に強勢のあるとき、原則として'''非円唇前舌半狭母音 {{IPA|e}}''' となる。<!-- <ref group="†">ならない例を記述</ref> -->
;{{IPA|/ɔ/}}
:ほとんどの場合において'''円唇後舌半広母音 {{IPA|ɔ}}''' である。
;{{IPA|/ɔH/}}
:ほとんどの話者は'''円唇後舌半広母音の長母音 {{IPA|ɔː}}''' で発音するが、まれながらR音性円唇後舌半広母音 {{IPA|ɔ˞}}<ref group="†">英語の 'north' 、'war' における 'or' 、'ar' の音に等しい。</ref> で発音する話者も存在する。
;{{IPA|/a/}}
:ほとんどの場合において'''非円唇前舌広母音 {{IPA|a}}''' である。[[ファイル:ag-aae.jpeg|16px]] /aɛ/ にのみ出現する。


徒党詞は、その法と時制によって屈折する。現代アンモク語ではもっぱら 'geide' を用いるが、中古以前には 'aplootou' /ɑploːt̼/ なども用いられた。


単母音の音素同士が組み合わさって、以下の二重母音が作られうる。
{| class="wikitable"
*{{IPA|/ae/}} '''{{IPA|[aɛ]}}''', {{IPA|/oɨ/}} '''{{IPA|[oɨ]}}''', {{IPA|/oɪ/}} '''{{IPA|[oɪ]}}''', {{IPA|/ei/}} '''{{IPA|[ɛi]}}''', {{IPA|/eɨ/}} '''{{IPA|[ˈeɨ]}}'''
|+'geide' の活用
したがって、アンモク語の通常音素として出現しうる主な母音は、以下の表の通りである。
!
{| class="wikitable" style="text-align:center; background-color:#e0e0e0;"
! 直説法 !! 仮定法 !! 命令法 !! 疑問法 !! 釈迦に説法
! rowspan="3" |
! colspan="2" rowspan="1" |前舌
! colspan="3" rowspan="1" |前舌め
! colspan="2" rowspan="1" |中舌
! colspan="3" rowspan="1" |後舌
|-
! rowspan="2" |非円唇
! rowspan="2" |円唇
! rowspan="2" |短音
! rowspan="2" |半長音
! rowspan="2" |長音
! rowspan="2" |短音
! rowspan="2" |長音
! rowspan="2" |非円唇
! colspan="2" |円唇
|-
!短音 !! 長音
|-
!狭
| style="background-color:#ffffff" |{{IPA|i}} || || || || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɨ}}, {{IPA|ɨ舌根後退記号}} || || || ||
|-
|-
!広めの狭
! 現在時制
| || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɪ}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɪ半長記号}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɪː}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɪ中舌化記号}} || || || ||
| geide || geides ||(なし)|| geidam || geidieren
|-
|-
!半狭
!過去時制
| style="background-color:#ffffff" |{{IPA|e}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ø}} || || || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɘ}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɘː}} || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|o弱い円唇化記号}}, {{IPA|o}} ||
| geidein || geiden || geidest || geides || geidiest
|-
|-
!中央
! 未来時制
| || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ø中央化記号}} || || || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ə}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|əː}} || || ||
| geideit || geiden || geidest || geidem || geidieren
|-
!半広
| style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɛ}} || || || || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɜ}} || || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ʌ}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɔ}}, {{IPA|ɔR音化記号}} || style="background-color:#ffffff" |{{IPA|ɔː}}
|-
!広
| style="background-color:#ffffff" |{{IPA|a}} || || || || || || || || ||
|}
|}


====子音====
====直説法====
アンモク語の子音には以下の6個の通常音素が存在する。
直説法 (indicative) は、話者が事実をそのまま語るときに用いられる最も基本的かつ一般的な法であり、徒党詞の活用 geide (現在時制) - geidein (過去時制) - geideit (未来時制) によって表される。
*/p/, /m/, /k/, /t/, /s/, /h/
*freuet geide ja.
;{{IPA|/p/}}
**run GANG.IND.PRS 1SG.SBJ
:多くの場合、'''無声両唇破裂音 {{IPA|p}}''' で発音される。
**"私は走る。"(直説法現在時制)
;{{IPA|/m/}}
*freuet geidein ja.
:多くの場合、'''両唇鼻音 {{IPA|m}}''' で発音される。ただし、2つの歯茎音 ({{IPA|/t/}} と {{IPA|/t/}} 、{{IPA|/t/}} と {{IPA|/s/}} 、{{IPA|/s/}} と {{IPA|/t/}} 、{{IPA|/s/}} と {{IPA|/s/}}) に挟まれると、実際には発音されない音素となる。
**run GANG.IND.PST 1SG.SBJ
;{{IPA|/k/}}
**"私は走った"(直説法過去時制)
:多くの場合、'''無声軟口蓋破裂音 {{IPA|k}}''' で発音される。
*freuet geideit ja.
;{{IPA|/t/}}
**run GANG.IND.FUT 1SG SBJ
:多くの場合、'''無声歯茎破裂音 {{IPA|t}}''' で発音される。
**"私は走るだろう。"(直説法未来時制)<ref group="注">一般に、直説法未来時制の文が表すのは、単なる未来についての予想というよりも、話者がその生起に確信を持つような未来、すなわち確定的未来への言及である。</ref>
;{{IPA|/s/}}
:多くの場合、'''無声歯茎摩擦音 {{IPA|s}}''' で発音される。
;{{IPA|/h/}}
:子音を長子音化する ('''{{IPA|ː}}''') 。


====仮定法====
*
**
**(仮定法現在時制)
*
**
**(仮定法過去時制)
*
**
**(仮定法未来時制)


===異常音素===
'''異常音素'''とは、国事や宗教など、話者の忠義・信仰に近接する分野の語彙における音素のことである<!-- <ref group="例">自国の国名 (e.g. [[ファイル:ag-a.jpeg|16px]]-[[ファイル:ag-m.jpeg|16px]][[ファイル:ag-o.jpeg|16px]] {{IPA|[əŋmox]}}) や彼らの神話に登場する神々の名 (e.g. [[ファイル:ag-t.jpeg|16px]][[ファイル:ag-i.jpeg|16px]]--[[ファイル:ag-o.jpeg|16px]] {{IPA|[tθɨn無声化記号a鼻音化記号ɖきしみ声記号jɦo弱い円唇化記号]}}) など。</ref> -->。このうち、通常音素と重複しない音素については、文字が当てられていない。<ref group="†">このことを根拠にアンモク語の未発達性を論じる輩も居るようだが、その主張は正しくない。そもそも、国事や宗教などにのみ用いられる厳かな音素に対し、話者の利便性を図って文字を当てるというのは、信心深いアンモク人ならば忌避して当然の行為なのである。つまり、この言語文化は真に最適化されたものであって、未発達なものではない。</ref>


話者の信仰心が音素を作り出すため、理論上はあらゆる音声を含むことができる。それゆえ数が膨大であり、弁別に要される音声の精度もきわめて高いものとなっているため、異常音素の表記には、本来は音声表記用の記号である IPA が転用されることも多い。
====命令法====
命令法 (imperative) は、その文が示す事象について、その実現を強制したいという感情を表明して命令文を作るか、またはその実現を強く願う感情を表明して願望文を作る。いずれの場合も主語が1人称になることはなく、また文末には必ず感嘆符 '!' が付される。多くの印欧語と同様に、過去時制は持たない。


アンモク語の異常音素は、各学説によって非常にまちまちだが、143個の母音と177個の子音が既出である、という田中銀栄 (1986) の説が最有力だとされる。なお、その説の提唱された論文は[[ニラ零細素片人工降雨禁止令事件|ニ・零零事件]]によってすでに紛失しているため、田中説における異常音素の内訳の正確なところは、もはや我々には知り得ない。よって、ここではそれを掲げることはしない。<!-- こんな苦しい言い訳はさっさと終わらせて、いつか必ず異常音素をまとめなさい -->
命令法の文で主語を表す名詞句を省略すると、"du" または "ihr" に対する命令を表す。
*freuet geides!
**run  GANG.IMP.PRS
**"走れ。"(命令法現在時制)
*freuet geides fra!
**run GANG.IMP.PRS 3SG.M.SBJ
**"走れ彼よ。/彼に走ってほしい。/彼が走りますように。"(命令法現在時制)
*freuet geiden gyswiet eu-thus kli!
**run GANG.IMP.FUT the.year.of 3-after 3SG.F.SBJ
**"彼女よ3年後に走れ。/3年後彼女に走ってほしい。/3年後彼女が走りますように。"(命令法未来時制)


==文法==
====疑問法====
===名詞===
*
アンモク語の名詞は、性の区別があり、単数、双数および複数を持つ。古アンモク語にあった格変化については、現在はごく一部の名詞に慣習的に残るのみである。
**
**(疑問法現在時制)
*
**
**(疑問法過去時制)
*
**
**(疑問法未来時制)


====名詞の性====
====釈迦に説法====
名詞はすべて'''男性'''、'''女性'''、'''中性'''のいずれかの'''性''' (gender) を持ち、主に冠詞などがその性に対応した形を取る。性とは文法上の性であり、自然の性とは必ずしも一致しない。語形から性を推測できる場合もあるが、やはりほとんどの名詞の性は辞書で確認する必要がある。
*
**
**(釈迦に説法現在時制)
*
**
**(釈迦に説法過去時制)
*
**
**(釈迦に説法未来時制)


=====男性名詞の例=====
===動詞===
{{節スタブ}}
アンモク語の動詞は平叙文においてたいてい最初の位置を占める要素であって('''定動詞第一位''')、主に動作・変化・状態・存在を表す。屈折はせず、時制や法や相などの標示を担うことはないが(それらは[[#徒党詞|徒党詞]]の役目である)、接辞によって法性(モダリティ)を持つことができる。
#自然の性と一致するもの - 対応する女性名詞のあるもの
#*ktahs「男」, pteotsa「父」, koshtam「息子」, taptmsaeep「オスの鮭」など
#職業を表す大半の名詞
#*meipes「漁師」, koisasah「警察職」, esheitks「(飲食店の)店員」, 「放射線技師」
#奇数及び16を表す名詞
#*toa「1」, pas「3」, eihk「7」, paits「11」, tkoyma「16」, ipeihka「16」


=====女性名詞の例=====
文の述語となって、徒党部に格納された名詞句を項として取ることができる。項の取り方は、動作的動詞と非動作的動詞とで若干異なる。
{{節スタブ}}
#自然の性と一致するもの - 対応する男性名詞のあるもの
#*teiko「女, 妻」, maekma「母」, paemp「娘」, mimitis「メスの鮭」など
#植物の種を表す大半の名詞
#*kasmai「ツユクサ」, kostheit「[[蓮|ハス]]」, meihpas「[[レタス]]」, tatoaksaeae「スギ」
#16以外の偶数を表す名詞
#*oahs「0」, eykh「2」, mahp「4」, eiht「8」, mpohksa「10」, taskoh「14」


=====中性名詞の例=====
===名詞===
*すべての名詞は格辞 (case particle) が付いて格を標示される
*


===代名詞====
===冠詞===
===動詞===
===形容詞===
===形容詞===
===間投詞===
*名詞の前置修飾
===示照詞===
*コピュラ文の述語
===配語法===


===副詞===
*動詞の後置修飾
*形容詞や他の副詞の前置修飾
*文全体の前置修飾(?) - "Astonishingly, the girl didn't cry." の 'astonishingly' みたいなやつ
*コピュラ文の述語


==脚注==
==脚注==
===注釈===
===注釈===
<references group=""/>
<references group="注" />
===例文===
<references group="例" />

2年12月26日 (ヰ) 13:51時点における版

アンモク語は、主にアンモク共和国中部や北部、また東部及び西部、そして南部で、すなわち同国全域において話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、アンモク憲法では同国の公用語と位置づけられている。言語系統は、太平洋諸語と同系統ではないかとする説が一応の地位を持っているが、未だ証明には至っていない。

文法

統語的特徴

文の構成

アンモク語はしばしば「離隔の言語 (language of segregation)」と呼ばれることがあるが、それは、語彙的意味を持たない離隔のための品詞・徒党詞と分離詞が多くの文に出現するためである。たとえば典型的な平叙文は、「動詞(句)―徒党詞―名詞句―分離符―名詞句」といった構成を持つ。すなわち、動詞と名詞句が徒党詞によって区切られ、さらに名詞句同士が分離符によって区切られるのである。

徒党詞

徒党詞は、述語と名詞句とを隔てるための単語である。より厳密には、名詞句と結びついて「徒党部」を形成し、それら名詞句を項とする述語に対して分立させる。「徒党詞」という命名は、このような統語的作用を、同年代の友人数名で閉鎖的な集団を形成し、保護者や教師と距離を置こうとするギャング・エイジの少年らに見立てたものである。

徒党詞は、その法と時制によって屈折する。現代アンモク語ではもっぱら 'geide' を用いるが、中古以前には 'aplootou' /ɑploːt̼/ なども用いられた。

'geide' の活用
直説法 仮定法 命令法 疑問法 釈迦に説法
現在時制 geide geides (なし) geidam geidieren
過去時制 geidein geiden geidest geides geidiest
未来時制 geideit geiden geidest geidem geidieren

直説法

直説法 (indicative) は、話者が事実をそのまま語るときに用いられる最も基本的かつ一般的な法であり、徒党詞の活用 geide (現在時制) - geidein (過去時制) - geideit (未来時制) によって表される。

  • freuet geide ja.
    • run GANG.IND.PRS 1SG.SBJ
    • "私は走る。"(直説法現在時制)
  • freuet geidein ja.
    • run GANG.IND.PST 1SG.SBJ
    • "私は走った"(直説法過去時制)
  • freuet geideit ja.
    • run GANG.IND.FUT 1SG SBJ
    • "私は走るだろう。"(直説法未来時制)[注 1]

仮定法

    • (仮定法現在時制)
    • (仮定法過去時制)
    • (仮定法未来時制)


命令法

命令法 (imperative) は、その文が示す事象について、その実現を強制したいという感情を表明して命令文を作るか、またはその実現を強く願う感情を表明して願望文を作る。いずれの場合も主語が1人称になることはなく、また文末には必ず感嘆符 '!' が付される。多くの印欧語と同様に、過去時制は持たない。

命令法の文で主語を表す名詞句を省略すると、"du" または "ihr" に対する命令を表す。

  • freuet geides!
    • run GANG.IMP.PRS
    • "走れ。"(命令法現在時制)
  • freuet geides fra!
    • run GANG.IMP.PRS 3SG.M.SBJ
    • "走れ彼よ。/彼に走ってほしい。/彼が走りますように。"(命令法現在時制)
  • freuet geiden gyswiet eu-thus kli!
    • run GANG.IMP.FUT the.year.of 3-after 3SG.F.SBJ
    • "彼女よ3年後に走れ。/3年後彼女に走ってほしい。/3年後彼女が走りますように。"(命令法未来時制)

疑問法

    • (疑問法現在時制)
    • (疑問法過去時制)
    • (疑問法未来時制)

釈迦に説法

    • (釈迦に説法現在時制)
    • (釈迦に説法過去時制)
    • (釈迦に説法未来時制)

動詞

アンモク語の動詞は平叙文においてたいてい最初の位置を占める要素であって(定動詞第一位)、主に動作・変化・状態・存在を表す。屈折はせず、時制や法や相などの標示を担うことはないが(それらは徒党詞の役目である)、接辞によって法性(モダリティ)を持つことができる。

文の述語となって、徒党部に格納された名詞句を項として取ることができる。項の取り方は、動作的動詞と非動作的動詞とで若干異なる。

名詞

  • すべての名詞は格辞 (case particle) が付いて格を標示される

形容詞

  • 名詞の前置修飾
  • コピュラ文の述語

副詞

  • 動詞の後置修飾
  • 形容詞や他の副詞の前置修飾
  • 文全体の前置修飾(?) - "Astonishingly, the girl didn't cry." の 'astonishingly' みたいなやつ
  • コピュラ文の述語

脚注

注釈

  1. 一般に、直説法未来時制の文が表すのは、単なる未来についての予想というよりも、話者がその生起に確信を持つような未来、すなわち確定的未来への言及である。

例文