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==発見と命名==
==発見と命名==
へのへのもへじは、それを認識した者に対する記憶処理能力を有しているため、長らく発見されてこなかった。しかし、文明社会から逃れ続けた秘境・エラッピコンググ島で現人神として崇められる長老<ref>ギバカッン家から代々即位し、八億歳になるとプログラム細胞死を迎える風習がある</ref>に対する生物学的調査がなされた結果として、そのような情報生命体が存在するという仮説が立てられた。これは暫定的に「プロジェクト・へのへのもへじ」として調査され、該当の情報生命体が発見されたあとにも変わらず「へのへのもへじ」と呼ばれた。
へのへのもへじという情報生命体の存在は、文明社会から逃れ続けた地底の秘境・エラッピコンググ圏で現人神として崇められる長老<ref>ギバカッン家から代々即位し、八億歳になるとプログラム細胞死を迎える風習がある</ref>に対する生物学的調査がなされた結果に初めて示唆され、そこから調査が始動した。これは暫定的に「プロジェクト・へのへのもへじ」として呼ばれることになり、該当の情報生命体が実際に確認・発見された後にも、変わらず「へのへのもへじ」と呼ばれた。


当然だが、この情報生命体「へのへのもへじ」が、全く無関係の有名な文字絵と同名であることについて、「混乱を招く」という批判は非常に多い。
当然だが、この情報生命体「へのへのもへじ」が、全く無関係の有名な文字絵と同名であることについて、「混乱を招く」という批判は非常に多い。
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ファイル:平面へのへのもへじ.png|平面へのへのもへじ。これに暴露することによって、平衡点アトラクタが発生する。また、最近の調査では、一次元へのへのもへじも平面へのへのもへじと同様の性質(平衡点アトラクタを与える性質)を持ち、なおかつそれに暴露した存在に対する記憶処理能力を持っているという説が支持を集めつつある。こうなれば、「平面へのへのもへじを見たという経験がない者でも老衰死を迎えている」という事実も、矛盾なく説明されるだろう。
ファイル:平面へのへのもへじ.png|平面へのへのもへじ。これに暴露することによって、平衡点アトラクタが発生する。また、最近の調査では、一次元へのへのもへじも平面へのへのもへじと同様の性質(平衡点アトラクタを与える性質)を持ち、なおかつそれに暴露した存在に対する記憶処理能力を持っているという説が支持を集めつつある。こうなれば、「平面へのへのもへじを見たという経験がない者でも老衰死を迎えている」という事実も、矛盾なく説明されるだろう。
ファイル:実体的へのへのもへじ近似1.jpeg|エラッピコンググ島の調査当時の長老。現在、彼は3億6831万{{#expr:{{CURRENTYEAR}} + 1212}}歳である。彼の異常な寿命は、しかし、ある意味では正常の寿命であった。ほとんどの人類が、平面へのへのもへじの影響を受け先述の平衡点アトラクタに向かっていく運命にあったにもかかわらず、彼らの住む島が外界と隔絶されているがゆえに、島民は平面へのへのもへじの暴露を受けることなく暮らすことができたのだ。実際、その島の平均寿命は5億歳であり、長老の一族への信仰はその長寿に無関係である。
ファイル:実体的へのへのもへじ近似1.jpeg|エラッピコンググ圏の調査当時の長老。現在、彼は3億6831万{{#expr:{{CURRENTYEAR}} + 1212}}歳である。彼の異常な寿命は、しかし、ある意味では正常の寿命であった。ほとんどの人類が、平面へのへのもへじの影響を受け先述の平衡点アトラクタに向かっていく運命にあったにもかかわらず、彼らの住む圏域が外界と隔絶されているがゆえに、彼らは平面へのへのもへじの暴露を受けることなく暮らすことができたのだ。実際、エラッピコンググ圏に住む人間の平均寿命は5億歳であり、長老一族への信仰はその長寿に無関係である。
ファイル:実体的へのへのもへじ近似2.jpeg|平衡点アトラクタに近づいている女性。平衡点アトラクタの'''収縮−弛緩値'''は簡単のため D:老衰定数 によって示されるが、平衡点アトラクタにおけるもう一つの状態変数である'''代謝機能値'''は 0 となる。平面へのへのもへじに暴露した表情ダイナミクスを持つ存在(動物に多い)が老衰死を迎えるのは、収縮−弛緩値と代謝機能値からなる相空間において時間発展する軌道がこの平衡点アトラクタに近づくモデルによって説明されるのである。不可避に思われていた老衰死の原因がへのへのもへじという奇妙な情報生命体だったという事実は世界に衝撃を与えた。
ファイル:実体的へのへのもへじ近似2.jpeg|平衡点アトラクタに近づいている女性。平衡点アトラクタの'''収縮−弛緩値'''は簡単のため D:老衰定数 によって示されるが、平衡点アトラクタにおけるもう一つの状態変数である'''代謝機能値'''は 0 となる。平面へのへのもへじに暴露した表情ダイナミクスを持つ存在(動物に多い)が老衰死を迎えるのは、収縮−弛緩値と代謝機能値からなる相空間において時間発展する軌道がこの平衡点アトラクタに近づくモデルによって説明されるのである。不可避に思われていた老衰死の原因がへのへのもへじという奇妙な情報生命体だったという事実は、世界に衝撃を与えた。
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4年1月7日 (ゐ) 20:58時点における版

へのへのもへじとは、表情ダイナミクスにおける平衡点アトラクタ、およびそれを引き起こす情報生命体の総称である。

概要

情報生命体として、へのへのもへじは一次元へのへのもへじ(Linear HHM)平面へのへのもへじ(Facial HHM)の二形態を持つ。へのへのもへじは、単純なテキストファイルには一次元へのへのもへじとして、また画像・動画媒体に対しては平面へのへのもへじで潜入することができるが、一次元へのへのもへじ形態は外界に対して一切の影響を示さないため、この形質の理由は依然不明である。

平面(二次元)へのへのもへじを認識したあらゆる表情ダイナミクスを持つ存在は、そのそれぞれの表情プロパティにおける収縮−弛緩値と代謝機能値とを状態変数とした相空間において、そこに平衡点アトラクタを発生させる。引力圏はあまねく全体に及ぶ。より平易に言い換えれば、平面へのへのもへじを認識した「表情を持つ何か」はすべて、ある特定の表情状態に半永久的に固定されてしまうということである。

この表情状態を、実体的へのへのもへじ(substantial HHM)あるいは単にへのへのもへじと呼ぶこともあるが、実際にはこの表情は平面的情報媒体に記録されたときでも平面へのへのもへじとして働くことはないため、不適切な呼称であるという意見も多い。

形状

へのへのもへじは、ひらがなのいくつかの文字の集合として確認される。一次元へのへのもへじにおいては、無論それは単なる文字列として現れるが、平面へのへのもへじになると、文字はタイポグラフィカライズされ、まるで人間の表情のような要素や輪郭を象る。へのへのもへじは古典的運動機能こそ有していないが、情報生命体として情報空間上を移動することが確認されており、情報媒体に潜り込んでいることもしばしばある。

発見と命名

へのへのもへじという情報生命体の存在は、文明社会から逃れ続けた地底の秘境・エラッピコンググ圏で現人神として崇められる長老[1]に対する生物学的調査がなされた結果に初めて示唆され、そこから調査が始動した。これは暫定的に「プロジェクト・へのへのもへじ」として呼ばれることになり、該当の情報生命体が実際に確認・発見された後にも、変わらず「へのへのもへじ」と呼ばれた。

当然だが、この情報生命体「へのへのもへじ」が、全く無関係の有名な文字絵と同名であることについて、「混乱を招く」という批判は非常に多い。

脚注

  1. ギバカッン家から代々即位し、八億歳になるとプログラム細胞死を迎える風習がある

ギャラリー

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