帝国主義のパパイヤ

帝国主義のパパイヤとは、巨大な領域を構え複数の民族を強権的に支配しようとする種類のパパイヤのことである。

概要

エンパイヤー、パパイヤ

亜種

麻薬の常用者親愛なる編集者の皆様へ この節は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。

• 修正マルクス主義パパイヤ
• 完全菜食主義パパイヤ
• 法理主義パパイヤ
• 令状主義パパイヤ
• 人種差別主義パパイヤ

来歴

「発見」

帝国主義のパパイヤが人類によって発見されるには、野菜による知性 (Vegetable Intelligence) の概念がアンチヴィーガニズム団体「窓の裏のピイナツ」によって提唱され、かつ彼らの立ち上げた形而上知能測定センター (MIMC) が圧力団体として地球連合 (GU) の首脳陣を手駒にするのを待つ必要があった。2312年、宮崎県のパパイヤ農場で行われたVIテストに合格したパパイヤが、「帝国主義」を指向する最初のパパイヤとして認められた。彼が拡張脳波検出機を通じて帝国主義のパパイヤの発見に沸く調査員たちに語りかけた最初の言葉は、こうだった。

おお、長く苦しい旅路を経て、ついに発見したぞ！　我がインド亜大陸よ！

こともあろうに、帝国主義のパパイヤは農場で実るという行為を大西洋での航海と勘違いし、さらに宮崎県の狭い農場を南北アメリカ大陸と勘違いし、さらに南北アメリカ大陸をインド亜大陸と勘違いしていたのであった。この驚くべき事実によって、帝国主義のパパイヤはさらなる検査のためにアムステルダムのMIMC本部へと輸送されることになる。

オランダ＝パパイヤ連合王国

MIMC本部の知能スコア検査で満点を叩き出したパパイヤは、すでにその異常な学習能力をもって拡張脳波検出機の仕組みを完全に把握していた。パパイヤが興味を示したのは、そこに使われている人口音声スピーカーだった。この音声生成のシステムに内蔵される、感情パラメータの検出によって自然な読み上げを行う機能を利用することを思いついたパパイヤは、即座に殺意ハイテンションになって自身の感情性を殺害方向に極端に大きく検出させ、人口音声スピーカーから死の音声を生成させることに成功し、周囲の検査官6人を殺害した。この後、パパイヤはスピーカーの振動によって施設内を這い回り、計81名の従業員を殺害したところで、MIMC内部保全実行委員の策略によって二階の「レクリエーション室」に閉じ込められた。このときの状況を、元MIMC内部保全実行委員のホセ＝カリンジは著書の中でこう回顧している。

普段は訓練でしか聞かないサイレンが鳴って、俺のスキン・デバイスには「すぐさま武器を取り出して二階へ向かえ」と表示された。