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(ようやく時代に追いついた) |
(い抜漏かぱ) |
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|夕木春央『十戒』||なんと、覚えてない!! いつか再読します。 | |夕木春央『十戒』||なんと、覚えてない!! いつか再読します。 | ||
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|井上真偽『アリアドネの声』||手に握る汗が疑いに変わり、そして疑いは絶頂に変わる。情と論理のダブルカタルシスでめちゃくちゃ絶頂できる。舞台設定も秀逸でありながら描き方も素晴らしく(客観的であることが展開上必要だったとはいえ)、よくできたドキュメンタリー番組の再現VTRを見ているような感じで最初から最後まで楽しめた。 | |||
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|米澤穂信『さよなら妖精』||Notoriousより帯出し、二年くらいの時を経てようやく読んで返した。世界史くんだったことによって、一つ自力で理解できたポイントがあった。終盤、無気力系キャラが必死こくのが俺は好きなので、好きだった。最後は{{粛清されました}}しかった。←ネタバレだからネ そうだ、未成年者が酒を飲むな!!! | |米澤穂信『さよなら妖精』||Notoriousより帯出し、二年くらいの時を経てようやく読んで返した。世界史くんだったことによって、一つ自力で理解できたポイントがあった。終盤、無気力系キャラが必死こくのが俺は好きなので、好きだった。最後は{{粛清されました}}しかった。←ネタバレだからネ そうだ、未成年者が酒を飲むな!!! | ||
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|北村薫『空飛ぶ馬』|| | |北村薫『空飛ぶ馬』||Notoより帯出。未成年者が酒を飲むな!!! 日常と謎を貫く人間の感情が悲喜こもごもあって良かった。ラプラプは「赤頭巾」が一番好き(Wiktodonを遡ることで題を特定した。そこには「『赤頭巾』の話をした動機とその二人の馴れ初め。👹」と書いてあったが、もうそこまでは思い出せない……しかし俺に素晴らしかったことに変わりなあ!!'。後にスノータイムリミットにあったことに気付いた。 | ||
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|青崎有吾『早朝始発の殺風景』||Notoより帯出。未成年者が酒を飲んでない👍 全篇人々もストーリーもリアリティがありかつ面白くて素晴らしかった。今までNotoから借りてきた日常の謎の非続き物短編集の中で一番好きかもしれない。メロンソーダのやつの理由を見破ったことは、一生自慢して生きていくだろう。一番好きなのは観覧車のやつ!!!! 卒業式の日のやつも素晴らしかった。エグい下着かなんかが出てくるところで笑った気がする。 | |||
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|背筋『口に関するアンケート』||なかせう大学フェスタに行く時に京都駅で買った。構談社の見開き(A6判)と同じサイズという異質感にまず目を引かれる。一人一人の体験談を読み進めると肝試しの時の出来事の全体像が見えてきて、全てが最後にタイトル通りのアンケートに帰着し、怖すぎ。同作者『近畿地方(略)』の袋とじも然り、本文が終わった後俺の方に働きかけてこないでくれ怖いから。 | |背筋『口に関するアンケート』||なかせう大学フェスタに行く時に京都駅で買った。構談社の見開き(A6判)と同じサイズという異質感にまず目を引かれる。一人一人の体験談を読み進めると肝試しの時の出来事の全体像が見えてきて、全てが最後にタイトル通りのアンケートに帰着し、怖すぎ。同作者『近畿地方(略)』の袋とじも然り、本文が終わった後俺の方に働きかけてこないでくれ怖いから。 | ||
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|周浩暉『死亡通知書 暗黒者』||真っ黄色だったので気になってジュンク堂で買った覚えがある。エンタメ警察小説として頻繁に面白かったが、シリーズものでありかつこれ以降の話は日本語で出版されていないんか~~~~い!!!! 中国語を学んで原典をあさるしか無いんですか!? ええ!? | |周浩暉『死亡通知書 暗黒者』||真っ黄色だったので気になってジュンク堂で買った覚えがある。エンタメ警察小説として頻繁に面白かったが、シリーズものでありかつこれ以降の話は日本語で出版されていないんか~~~~い!!!! 中国語を学んで原典をあさるしか無いんですか!? ええ!? | ||
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|米澤穂信『愚者のエンドロール』|| | |米澤穂信『愚者のエンドロール』||Notoより帯出。作中作ミステリの内容のみならず作中日常の謎(あの怖い女の人の思惑も含め)が最終的に明らかになる構成が面白かった。そのクラスの人たちの推理の誤りを次々指摘していくところも軽快かつ濃くて良かった。ラプラプは福部里志が好きになり始めた。 | ||
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|上條一輝『深淵のテレパス』||エンタメパワーが強すぎる。劇場版ドラえもんのような「ここでアレかい」「アレがソレかい」が終盤にかけて何回もやってきてガチで面白かった。ホラーの要素に関しても、家中の暗いところから何が来るという自分の身に置き換えて想像しやすい怖さがあり、かつ強迫的にスタンドライトを設置しまくった眩しい家の客観的怖さもあって素晴らしい。 | |上條一輝『深淵のテレパス』||エンタメパワーが強すぎる。劇場版ドラえもんのような「ここでアレかい」「アレがソレかい」が終盤にかけて何回もやってきてガチで面白かった。ホラーの要素に関しても、家中の暗いところから何が来るという自分の身に置き換えて想像しやすい怖さがあり、かつ強迫的にスタンドライトを設置しまくった眩しい家の客観的怖さもあって素晴らしい。 | ||
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|レイ・ブラッドベリ『華氏451度』||「縮小現実」を書く前に読んどこうと思って読んだ。主人公が壁に投影されるファンタジーランドに耽溺する妻とその友人たちに対して、所持が禁止された(叙述用法)詩集か本か忘れたけどそれの内容を対愚者感情に任せて激しく読み上げるシーンが印象的だった。(それは愚かで感情的な自殺行為であって、共感も嫌悪もできてしまうことよ) | |レイ・ブラッドベリ『華氏451度』||「縮小現実」を書く前に読んどこうと思って読んだ。主人公が壁に投影されるファンタジーランドに耽溺する妻とその友人たちに対して、所持が禁止された(叙述用法)詩集か本か忘れたけどそれの内容を対愚者感情に任せて激しく読み上げるシーンが印象的だった。(それは愚かで感情的な自殺行為であって、共感も嫌悪もできてしまうことよ) | ||
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|米澤穂信『クドリャフカの順番』|| | |米澤穂信『クドリャフカの順番』||Notoより帯出。「縮小現実」を書く前に読んどこうと思って読んだ2。主題となる怪盗事件に関しても、漫画研究会の論戦におけるその主張に関しても、人間の感情というものが動機となってそうさせているという事実に、キャラクターというものの素晴らしさを感じた。古典部の四人におかれましても料理バトルのところとか面白かった。 | ||
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|背筋『近畿地方のある場所について 文庫版』||主要な役割を占める二人の登場人物が単行本版から替わったことで、提示される資料(もとい物語の前提条件)はそのままに、別の視点から物語は異なった形で展開されていく。袋とじの最後のページの被写体は、単行本版と全く同じなのに、全く違う見え方で写っていて、あの時抱いた恐怖はどこへやら、それなら視えて殺されてしまってもいいのかもしれない、と思う。(客観的に見たら完全に怪異に魅入られてしまった人になっている) | |背筋『近畿地方のある場所について 文庫版』||主要な役割を占める二人の登場人物が単行本版から替わったことで、提示される資料(もとい物語の前提条件)はそのままに、別の視点から物語は異なった形で展開されていく。袋とじの最後のページの被写体は、単行本版と全く同じなのに、全く違う見え方で写っていて、あの時抱いた恐怖はどこへやら、それなら視えて殺されてしまってもいいのかもしれない、と思う。(客観的に見たら完全に怪異に魅入られてしまった人になっている) | ||
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|梨『お前の死因にとびきりの恐怖を』||物語を駆動する設定と結びついた形で、結局のところ人間の剥き出しの感情が主題になるという構造で大いに好き。読んできた本の中であえて最も好きなのを選ぶ時、今まで浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』を挙げてきたが、最近これに更新されたかも、と思ったところで、上で言ったような大いに好き構造がこの二冊のどちらにも当てはまることに初めて気付き、俺ってこういうのが確かに好きなんだ、となった。明言こそされてないし知らなくても読めると思うが、世界観はSCPでありその基礎知識があったおかげで読みやすかった。 | |梨『お前の死因にとびきりの恐怖を』||物語を駆動する設定と結びついた形で、結局のところ人間の剥き出しの感情が主題になるという構造で大いに好き。読んできた本の中であえて最も好きなのを選ぶ時、今まで浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』を挙げてきたが、最近これに更新されたかも、と思ったところで、上で言ったような大いに好き構造がこの二冊のどちらにも当てはまることに初めて気付き、俺ってこういうのが確かに好きなんだ、となった。明言こそされてないし知らなくても読めると思うが、世界観はSCPでありその基礎知識があったおかげで読みやすかった。 | ||
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|米澤穂信『遠まわりする雛』|| | |米澤穂信『遠まわりする雛』||Notoより帯出。どいつもこいつも色気づきやがって……(すばらしい)。[[九マイルもの]]で見た「心当たりのある者は」をついに読んだ感動も内容の素晴らしさもひとしおである。「手作りチョコレート事件」が特に好きだった。客観的に見ればかなりえげつないその行為もまたキャラクター性より出でてまた還元されるなあ! | ||
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|坂口安吾『不連続殺人事件』||推理小説として、犯人特定の糸筋となるものの描かれ方が素晴らしかった。登場人物たちのぐっちゃぐちゃのカスみたいな関係性も面白い。連載当時、犯人を当てた人には賞金が出ることになっていたようで、本文と同時に筆者による読者への挑戦状的なテキストが掲載されているのだがそれがずっとめちゃくちゃ挑発的でそこも面白かった(' | |坂口安吾『不連続殺人事件』||推理小説として、犯人特定の糸筋となるものの描かれ方が素晴らしかった。登場人物たちのぐっちゃぐちゃのカスみたいな関係性も面白い。連載当時、犯人を当てた人には賞金が出ることになっていたようで、本文と同時に筆者による読者への挑戦状的なテキストが掲載されているのだがそれがずっとめちゃくちゃ挑発的でそこも面白かった(' | ||
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