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| {{fadein}}'''へのへのもへじ'''とは、表情ダイナミクスにおける平衡点アトラクタ、およびそれを引き起こす情報生命体の総称である。<span class="fade" style="animation-duration:30s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
| | 三年。産まれた赤子が喋り始めるどころか手先が器用になることでおなじみ、三年の月日。長い凍結期間を経てついに帰って来た伝説の記事投票に際して私キュアラプラプが推薦するのは、記事「[[お花摘みゲーム]]」です。これまでの二度の伝説の記事選考で推薦されてきた記事は、選考に敗れてしまった記事も含め、どれも常習者一個人の作り上げた作品としてその優れた完成度を高く評価されたものでした。しかし「お花摘みゲーム」の素晴らしさは、これらの記事の素晴らしさとは全く趣を異にします。「お花摘みゲーム」は、常習者の協働編集の最高到達点なのです。 |
| ==概要==
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| 情報生命体として、へのへのもへじは'''一次元へのへのもへじ(Linear HHM)'''と'''平面へのへのもへじ(Facial HHM)'''の二形態を持つ。へのへのもへじは、単純なテキストファイルには一次元へのへのもへじとして、また画像・動画媒体に対しては平面へのへのもへじで潜入することができるが、一次元へのへのもへじ形態は外界に対して一切の影響を示さないため、この形質の理由は依然不明である。<span class="fade" style="animation-duration:40s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
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| 平面(二次元)へのへのもへじを認識したあらゆる表情ダイナミクスを持つ存在は、そのそれぞれの表情プロパティにおける収縮−弛緩値と代謝機能値とを状態変数とした相空間において、そこに[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC#%E7%82%B9%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC 平衡点アトラクタ]を発生させる。引力圏はあまねく全体に及ぶ。より平易に言い換えれば、平面へのへのもへじを認識した「表情を持つ何か」[[はす]]べて、<ins>ある特定の表情状態</ins>に半永久的に固定されてしまうということである。<span class="fade" style="animation-duration:50s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
| | 記事を読めば一目瞭然、最初に「お花摘み」の説明を行った後、怒涛のようなWikiWiki大喜利コーナー特有の箇条書きの荒波が押し寄せます。狂ったお嬢様が、トイレに行くことをまったく不可解な言葉で婉曲的に伝え続けているのです。「お花摘みに失礼します」「ちょっとお花を摘みに行ってきます」だったのが、「お下品なパンを焼きましょう」「お尻遊ばせ」「おっ おっ おっ おっ」「お"っ お"っん"」「黄金チワワ」……。あり得ない怪文書の羅列は「お花摘み」の大喜利を飛び出し、何故か記事にある短歌節の中で、「はま寿司 集めて遅し 集めるな 駐車場が 混む」「カッコウが住んでるうろの内壁を炙って食べる民族ですわ」「パーティ ティーパーティ パーティーパーティーパー」「叫びたければ叫べばいい 帰りたければ帰ればいい」「なかんずく 皮膚に生えている毛のその一本一本から 寂れたガレージで寿司を食む 二人の親子」など破調まみれの難解な短歌ブームが発生して、最後には「してないけどね ま、いいさ」という本当によく分からない節の中で、「聞け、大樹の霊! バンジージャンプ」「縦回転奴隷 魂は」など、本当によく分からない言葉遊びをし始めます。このように、記事「お花摘みゲーム」は、一個人には到底成し得ないカオスを抱えた、大喜利記事の極北にして最高傑作なのです。 |
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| この表情状態を、'''実体的へのへのもへじ(substantial HHM)'''あるいは単にへのへのもへじと呼ぶこともあるが、実際にはこの表情は平面的情報媒体に記録されたときでも平面へのへのもへじとして働くことはないため、不適切な呼称であるという意見も多い。<span class="fade" style="animation-duration:60s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
| | 内容の面白さはもちろん、「お花摘みゲーム」はWikiWikiの歴史を語る上でも非常に象徴的な意味合いを持ちます。常習者の活動が記事から姉妹プロジェクトに重点を移しつつ、「受験の闇」に向かって縮小していく中で、「お花摘みゲーム」は当時の常習者がオフラインで話す話題の半分ほどを占めていた謎の言葉遊びたちの文脈を踏まえつつ、常習者たちの持てる全ての記事への力を引き出し集積した、「受験の闇」前夜最後の花火でした。まさにその苦難を経て三年振りに開催された今回の伝説の記事選考の場において、私キュアラプラプは、この暗黒時代の中で瞬いた一つの閃光、「お花摘みゲーム」を、未来永劫語り継ぎ、伝えていきたいのです。絶対的な眩さと闇に消える叙情性は、まさに伝説とするに相応しい。思えばそれは、「お花摘みゲーム」大喜利節にも記されていたことでした――。<blockquote>侮ることなかれ、ボリビア</blockquote> |
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| ==形状==
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| へのへのもへじは、ひらがなのいくつかの文字の集合として確認される。一次元へのへのもへじにおいては、無論それは単なる文字列として現れるが、平面へのへのもへじになると、文字はタイポグラフィカライズされ、まるで人間の表情のような要素や輪郭を象る。へのへのもへじは古典的運動機能こそ有していないが、情報生命体として情報空間上を移動することが確認されており、情報媒体に潜り込んでいることもしばしばある。<span class="fade" style="animation-duration:70s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
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| ==発見と命名==
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| へのへのもへじという情報生命体の存在は、文明社会から逃れ続けた地底の秘境・エラッピコンググ圏で現人神として崇められる長老<ref>ギバカッン家から代々即位し、八億歳になるとプログラム細胞死を迎える風習がある</ref>に対する生物学的調査がなされた結果に初めて示唆され、そこから調査が始動した。これは暫定的に「プロジェクト・へのへのもへじ」として呼ばれることになり、該当の情報生命体が実際に確認・発見された後にも、変わらず「へのへのもへじ」と呼ばれた。<span class="fade" style="animation-duration:80s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
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| 当然だが、この情報生命体「へのへのもへじ」が、全く無関係の有名な文字絵と同名であることについて、「混乱を招く」という批判は非常に多い。<span class="fade" style="animation-duration:90s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
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| ==脚注==
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| <references />{{vh|vh=10}}
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| ==ギャラリー==
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| {{命令|内容=適切な認識災害予防措置をとっていない者は、このギャラリーの閲覧を許可されていません。注意してください。}}
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| {{格納|中身=
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| <gallery>
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| ファイル:平面へのへのもへじ.png|平面へのへのもへじ。これに暴露することによって、平衡点アトラクタが発生する。また、最近の調査では、一次元へのへのもへじも平面へのへのもへじと同様の性質(平衡点アトラクタを与える性質)を持ち、なおかつそれに暴露した存在に対する記憶処理能力を持っているという説が支持を集めつつある。こうなれば、「平面へのへのもへじを見たという経験がない者でも老衰死を迎えている」という事実も、矛盾なく説明されるだろう。<span class="fade" style="animation-duration:30s">あきあかすながめもかへずかえすおみやぐうぬくむににぎうなからがらはらえらくいなまくにおみぐしかこつそもとがな</span>
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| ファイル:実体的へのへのもへじ近似1.jpeg|エラッピコンググ圏の調査当時の長老。現在、彼は3億6831万{{#expr:{{CURRENTYEAR}} + 1212}}歳である。彼の異常な寿命は、しかし、ある意味では正常の寿命であった。ほとんどの人類が、平面へのへのもへじの影響を受け先述の平衡点アトラクタに向かっていく運命にあったにもかかわらず、彼らの住む圏域が外界と隔絶されているがゆえに、彼らは平面へのへのもへじの暴露を受けることなく暮らすことができたのだ。実際、エラッピコンググ圏に住む人間の平均寿命は5億歳であり、長老一族への信仰はその長寿に無関係である。
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| ファイル:実体的へのへのもへじ近似2.jpeg|平衡点アトラクタに近づいている女性。平衡点アトラクタの'''収縮−弛緩値'''は簡単のため D:老衰定数 によって示されるが、平衡点アトラクタにおけるもう一つの状態変数である'''代謝機能値'''は 0 となる。平面へのへのもへじに暴露した表情ダイナミクスを持つ存在(動物に多い)が老衰死を迎えるのは、収縮−弛緩値と代謝機能値からなる相空間において時間発展する軌道がこの平衡点アトラクタに近づくモデルによって説明されるのである。不可避に思われていた老衰死の原因がへのへのもへじという奇妙な情報生命体だったという事実は、世界に衝撃を与えた。
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