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2066年12月3日午前9時25分00秒、歴史に名を残す大事件が起こった。後世に「アイリスの英雄」と語り継がれるこの出来事の全貌を書き記した文書は、これが最後になるだろう。
 西暦20XX年、セントール山脈セントールⅡ峰の麓に見つかった洞窟は、瞬く間に全世界の注目の的となった。これまでの世界最深洞窟であるクルベラ洞の2197mを大きく超えるその洞窟は、洞窟の深さ、規模、穴の大きさ共に他の追随を許さない大きさとなっていた。


==                      ///アイリス核実験///                           ==
 しかしそれだけではなかった。洞窟内部には、未知の洞窟性鉱石資源が大量に眠っていることが突き止められた。その鉱石、、、「旋欄石」を用いた合成材料は、加工のしやすさ、強度、製造のしやすさ共に性能が良く、プラスチックに変わる新たな材料革命とまで期待されていた。
     '''''通知:この文書MnP-13485は、アメリカ合衆国憲法第163条にのっとり2099年にアメリカ国民限定として公開されました。 2199.3.1アメリカ合衆国情報局'''''


 各国は合同で調査隊を派遣。最深の装備と世界から集められた選りすぐりの洞窟探検家達は、大量に眠る旋欄石を求め洞窟内部へと旅立ち、そして、全滅した。


カリフォルニア、ユタ、ネバダ、アリゾナ州内モハベ砂漠。2066年12月3日午前8時50分、モハベ空港から実験機X34-1番機「アイリス」が飛び立つ。
 本来1000mまでの調査を行った後帰還するはずだった調査隊は、地上部隊の命令を無視し1000mを超えた後も調査を続行。そして深層2000mを超えた地点で食料は底をつき、それでも調査隊は止まろうとしなかった。そして2800m付近で消息を絶った。この洞窟は何かがおかしい。彼らは地球の深層で何を見たのか。彼らは何故止まろうとしなかったのか。何が彼らの正気を失わせ、彼らを進ませたのか。何も分からなかった。ただ1つ分かるのは。この洞窟には人知を超えた、人を魅了させる何かが存在すること。


=== 現場での調査記録 ===
 通信が途切れる前、彼らは亡霊のように同じ言葉を繰り返していた。
現場の天候:快晴(雲面積⅒)
「これは虚解だ。虚な答えにしかならないのだ。真実の解は何処にある?きっと最深部に潜れば、否。もう少し潜れれば。」


風向き:東向き4ノットで微弱


am.9.15.00時点での状態:全て順調


=== 実験機X34-1 ===
==虚解洞窟==
無人特殊核実験機X34-1


愛称:アイリス
 カートライトは港からほど近い酒場を訪れていた。
 
操縦方法:プログラム、緊急用の無線操縦
 
ペイロード内容物:起爆信号作動型プルトニウム原爆「スパロー」
 
備考:燃料少   
 
   9時25分00秒にスパロー起動、並びに自爆予定
 
=== 実験の概要 ===
上空6000mでスパロー起爆、アイリス消滅。原子雲が下にどのような形を形成するのかを観察
 
=== 無線通信記録 ===
    <<スパロー起爆士ノイ・フォーマンと観測者エドウィン・ローバードによる無線通信記録>>
 
2066.12.3 am.9.25.15 ノイ・フォーマン
 
       <スパローの起爆スイッチを押した。観測次第、応答してくれ。>
         
      am.9.25.32 エドウィン・ローバード
 
       <こちら観測者エドウィン・ローバード。スパローの爆発は観測されていない。もう一度起爆スイッチを押してくれ。>
 
      am.9.25.39 ノイ・フォーマン
 
       <爆発が観測されていないなんて言うのはあり得ない。俺はさっき押した。今ももう一回押してる。起爆スイッチを押したままで話してるんだぞ。>
 
      am.9.25.55 エドウィン・ローバード
 
       <スパローは爆発していない。実験は失敗だ。だが、、、もしあれがずっと起爆せずに落ちていったら、どこに落ちる?>
 
      am.9.26.33 ノイ・フォーマン
 
       <遅くなってすまない。だが、そんなこと話してる場合じゃない。今アイリスは北の方角に向かってる。アイリスの残り燃料と航続距離、それに風から算出すると、アイリスは 、、、あ
        あ、これは震え上がるほど恐ろしい真実なんだが、そう、多分、ラスベガスに落ちるだろう。>
 
      am.9.26.50 エドウィン・ローバード
 
       <ラスベガスだと!?じゃあ、ラスベガスの64万人は、消え去るってことか?どうするんだ!アイリスをどうにかしろってか。ハハ、冗談にも程がある。相手は高度6000mに居て、
        ロールスロイスのジェットを積んでる。どうやって止めろって言うんだ?ああ?>
 
      am.9.27.29 ノイ・フォーマン
 
       <まぁまぁ、一旦落ち着け。こんな状況だが、今はあれを止める事を考えるんだ。そうだな。例えば、、、あ、あれとかはどうだ?アイリスの2番機だ。確か名前は、何だったかな。そう!
       ポラリス!ポラリス。あれを飛ばして、アイリスに追いつく。それでアイリスを落とすんだ。幸い、ポラリスを操縦するための遠隔操縦席はシミュレーターセンターに残ってある。
       あそこから遠隔操縦できるハズだろう。ポラリスも役目御免になって可哀想だ。一仕事させてあげよう。
 
      am.9.28.15 エドウィン・ローバード
 
       <この期に及んで未だ冗談を言ってるあんたの度胸には感心するが、それで本当に落とせるのか?武装も積んでないんだし、スパローに引火させでもしたらただじゃ済まないんだぞ。>
 
      am.9.28.30 ノイ・フォーマン
 
       <エド、君は本当に頭が固い。落とすと言っても、まさか武装で落とすわけがないだろう。アイリスの翼の下にポラリスの翼を入れて揚力を無くすんだ。だが、問題はある。
        今、丁度シミュレーターセンターに着いたんだが、僕はシミュレーターがとんでもなく苦手なんだ。誰か変わってもらえる人もいない。まあ、砂漠だから当然か。
        インターネットで回線をつないでシミュレーターをやってもらおうと思ってるんだが、無理だろうな。結局、俺がやるしかないってことか。こんなのに命を任されたラスベガスは
        可哀想だな。よし。準備が終わった。万事OKだ。君も、できる限りの支援を頼む。>
 
      am.9.30.01 エドウィン・ローバード
 
       <なあ、お前の長話を聞いている間にこっちもやっていたんだが、実は俺は結構な有名人なんだ。まあ、知ってるだろうけど。ほら、YOUTUBEじゃ引っ張りだこさ。
        だから今、ライブ配信を開始した。もう200人は居る。これで助言を聞くことは出来ないか。君の画面を即座に伝えてくれ。僕たちが指示を出す。>
 
      am.

5年4月6日 (I) 17:44時点における最新版

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 西暦20XX年、セントール山脈セントールⅡ峰の麓に見つかった洞窟は、瞬く間に全世界の注目の的となった。これまでの世界最深洞窟であるクルベラ洞の2197mを大きく超えるその洞窟は、洞窟の深さ、規模、穴の大きさ共に他の追随を許さない大きさとなっていた。

 しかしそれだけではなかった。洞窟内部には、未知の洞窟性鉱石資源が大量に眠っていることが突き止められた。その鉱石、、、「旋欄石」を用いた合成材料は、加工のしやすさ、強度、製造のしやすさ共に性能が良く、プラスチックに変わる新たな材料革命とまで期待されていた。

 各国は合同で調査隊を派遣。最深の装備と世界から集められた選りすぐりの洞窟探検家達は、大量に眠る旋欄石を求め洞窟内部へと旅立ち、そして、全滅した。

 本来1000mまでの調査を行った後帰還するはずだった調査隊は、地上部隊の命令を無視し1000mを超えた後も調査を続行。そして深層2000mを超えた地点で食料は底をつき、それでも調査隊は止まろうとしなかった。そして2800m付近で消息を絶った。この洞窟は何かがおかしい。彼らは地球の深層で何を見たのか。彼らは何故止まろうとしなかったのか。何が彼らの正気を失わせ、彼らを進ませたのか。何も分からなかった。ただ1つ分かるのは。この洞窟には人知を超えた、人を魅了させる何かが存在すること。

 通信が途切れる前、彼らは亡霊のように同じ言葉を繰り返していた。 「これは虚解だ。虚な答えにしかならないのだ。真実の解は何処にある?きっと最深部に潜れば、否。もう少し潜れれば。」


虚解洞窟編集

 カートライトは港からほど近い酒場を訪れていた。