「重言」の版間の差分

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==要点をまとめた概要==
==要点をまとめた概要==


'''重言'''(じゅうげん、じゅうごん)とは、'''同じ意味を重複して使っている'''言語の言葉のことである。多くの場合、誤った誤用とされる。「'''屋上屋を架す言葉'''」とも呼ばれ、呼称される。転じて近年では、「'''屋屋コンボ'''」とも呼称され、称される。<br>単語として定着し、容認され、認められているものもある。
'''重言'''(じゅうげん、じゅうごん)とは、'''同じ意味を重複して使っている'''言語の言葉のことである。多くの場合、誤った誤用とされる。「'''屋上屋を架す言葉'''」とも呼ばれ、呼称される<ref>大抵そんなことはほぼない</ref>。転じて近年では、「'''屋屋コンボ'''」とも呼称され、称される<ref name="a">決してそんなことは絶対にない</ref>。<br>単語として定着し、容認され、認められているものもある。


==外来語における重言の言葉==
==外来語における重言の言葉==
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===RAS症候群===
===RAS症候群===


外来語を日本語に訳し、それを略語にする際、重言の言葉となることがある。それらは、俗に'''RAS症候群'''と言われ、呼ばれる。例えば、例として次のようなものがある。
外来語を日本語に訳し、それを略語にする際、重言の言葉となることがある。一番最後のアルファベットとそれに続く日本語の意味が重複してしまうのだ。それらは、俗に'''RAS症候群'''と言われ、呼ばれる。例えば、例として次のようなものがある。


*RAS症候群(Redundant Acronym ''Syndrome'')
*RAS症候群(Redundant Acronym ''Syndrome''〔=症候群〕)
*HIVウイルス(Human Immunodeficiency ''Virus'')
*HIVウイルス(Human Immunodeficiency ''Virus''〔=ウイルス〕)
*IT技術(Information ''Technology'')
*IT技術(Information ''Technology''〔=技術〕)
*JIS規格(Japanese Industrial ''Standards'')
*JIS規格(Japanese Industrial ''Standards''〔=規格〕)


===他のRAS症候群以外の重言===
===他のRAS症候群以外の重言===
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*フラダンス(「フラ」はハワイ語で「踊り」の意)
*フラダンス(「フラ」はハワイ語で「踊り」の意)
*サルサソース(「サルサ」はスペイン語で「ソース」の意)
*サルサソース(「サルサ」はスペイン語で「ソース」の意)
*ハングル文字(「グル」は韓国語で「文字」の意)
*エスペラント語(「エスペラント」はエスペラント語で「言語」の意)
*トキポナ語(「トキ」はトキポナ語で「言語」の意)
*ヒンディー語(「ヒンディー」は英語で「ヒンドゥーの言語」の意)


==日本語における重言の言葉==
==日本語における重言の言葉==
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*毎日がエブリデイ
*毎日がエブリデイ
*力こそパワー
*力こそパワー
*リアルガチ


===三重言の言葉===
===三重言の言葉===


'''三重言'''とは、'''同じ意味を三回重複して使っている'''言語の語句の言葉のことである。「屋上屋下屋を架す言葉」とも呼ばれ、呼称され、称される。転じて、「'''屋屋屋コンボ'''」、「'''トリプル重言'''」その他などetc、様々な名前がある。例えば、例として次のような好例がある。
'''三重言'''とは、'''同じ意味を三回重複して使っている'''言語の語句の言葉のことである<ref name="b">決してそんな名称は絶対にない</ref>。「'''屋上屋下屋を架す言葉'''」とも呼ばれ、呼称され、称される<ref name="a"/>。転じて、「'''屋屋屋コンボ'''」、「'''トリプル重言'''」その他など[[エトセトラ|etc]]、様々な名前で呼ばれている<ref name="a"/>。例えば、例として次のような好例がある。


*一番最後のラスト<ref>これは「一番」「最後」「ラスト」の全てに「最も」という意味が含まれるため、三重言と捉えられることができることが可能だ。一方、「一番」「最後」に「最も」、「最後」「ラスト」に「終わり」という意味が含まれると受け取れば、ダブル重言と考え捉えられることもできる</ref>
*一番最後のラスト<ref>これは「一番」「最後」「ラスト」の全てに「最も」という意味が含まれるため、三重言と捉えられることができることが可能だ。一方、「一番」「最後」に「最も」、「最後」「ラスト」に「終わり」という意味が含まれると受け取れば、ダブル重言と考え捉えられることもできる</ref>
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===ダブル重言の言葉===
===ダブル重言の言葉===


'''ダブル重言'''とは、'''複数の同じ意味を重ねて重複して使っている部分が二つある'''言葉である。「'''屋上屋を架し床下に床作る言葉'''」としてもあまねく周知され知られている。転じて、「'''ハイパー屋屋コンボ'''」、「'''お<ruby>屋<rt>おく</rt></ruby>く言葉'''」といった名や名称で称されている。例えば、次のような好い好例がある。
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*頭の頭痛が痛い
*頭の頭痛が痛い
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要点をまとめた概要[編集 | ソースを編集]

重言(じゅうげん、じゅうごん)とは、同じ意味を重複して使っている言語の言葉のことである。多くの場合、誤った誤用とされる。「屋上屋を架す言葉」とも呼ばれ、呼称される[1]。転じて近年では、「屋屋コンボ」とも呼称され、称される[2]
単語として定着し、容認され、認められているものもある。

外来語における重言の言葉[編集 | ソースを編集]

RAS症候群[編集 | ソースを編集]

外来語を日本語に訳し、それを略語にする際、重言の言葉となることがある。一番最後のアルファベットとそれに続く日本語の意味が重複してしまうのだ。それらは、俗にRAS症候群と言われ、呼ばれる。例えば、例として次のようなものがある。

  • RAS症候群(Redundant Acronym Syndrome〔=症候群〕)
  • HIVウイルス(Human Immunodeficiency Virus〔=ウイルス〕)
  • IT技術(Information Technology〔=技術〕)
  • JIS規格(Japanese Industrial Standards〔=規格〕)

他のRAS症候群以外の重言[編集 | ソースを編集]

複数の言語が組み合わさった言葉を日本語に和訳する際、重言となることもある。また、和製英語などでも重言の言葉となることがある。例えば、例として次のようなものがある。

  • サハラ砂漠(「サハラ」はアラビア語で「砂漠」の意)
  • マグカップ(英語の「マグ」には「カップ」という意味もある)
  • フラダンス(「フラ」はハワイ語で「踊り」の意)
  • サルサソース(「サルサ」はスペイン語で「ソース」の意)
  • ハングル文字(「グル」は韓国語で「文字」の意)
  • エスペラント語(「エスペラント」はエスペラント語で「言語」の意)
  • トキポナ語(「トキ」はトキポナ語で「言語」の意)
  • ヒンディー語(「ヒンディー」は英語で「ヒンドゥーの言語」の意)

日本語における重言の言葉[編集 | ソースを編集]

日本語において、重言はしばしばユーモア表現の表れとして用いられることもある。

重言の言葉[編集 | ソースを編集]

例えば、例として次のようなものがある。

  • 頭痛が痛い
  • 馬から落馬する
  • まだ未定
  • 毎日がエブリデイ
  • 力こそパワー
  • リアルガチ

三重言の言葉[編集 | ソースを編集]

三重言とは、同じ意味を三回重複して使っている言語の語句の言葉のことである[3]。「屋上屋下屋を架す言葉」とも呼ばれ、呼称され、称される[2]。転じて、「屋屋屋コンボ」、「トリプル重言」その他などetc、様々な名前で呼ばれている[2]。例えば、例として次のような好例がある。

  • 一番最後のラスト[4]
  • Higashioji-dori Avenue(京都の地名、東大路通の英語表記)

ダブル重言の言葉[編集 | ソースを編集]

ダブル重言とは、複数の同じ意味を重ねて重複して使っている部分が二つある言葉である[3]。「屋上屋を架し床下に床作る言葉」としてもあまねく周知され知られている[2]。転じて、「ハイパー屋屋コンボ」、「おくく言葉」といった名や名称で称されている[2]。例えば、次のような好い好例がある。

  • 頭の頭痛が痛い
  • 後で後悔して悔やむなよ!
  • 溺れて溺死して鬼籍に入った

脚の方にある脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 大抵そんなことはほぼない
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 決してそんなことは絶対にない
  3. 3.0 3.1 決してそんな名称は絶対にない
  4. これは「一番」「最後」「ラスト」の全てに「最も」という意味が含まれるため、三重言と捉えられることができることが可能だ。一方、「一番」「最後」に「最も」、「最後」「ラスト」に「終わり」という意味が含まれると受け取れば、ダブル重言と考え捉えられることもできる

関わりのある関連項目[編集 | ソースを編集]

トートロジー WikiWiki