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    「いや、そいつを見つけて止めさせることは出来んだろう。もし出来るんだったら。プロトコル:第3番とか言う破滅的方法をプログラムに入れるわけない。そいつは相当なマッドサイエンティストなんだろう。」
    「いや、そいつを見つけて止めさせることは出来んだろう。もし出来るんだったら。プロトコル:第3番とか言う破滅的方法をプログラムに入れるわけない。そいつは相当なマッドサイエンティストなんだろう。」




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 攻撃を始めたAI「人類存続プロトコル」。その理念は、「人類の保護のため人口を減らし、自らの管理体制に置くことで人類を不滅のものにする」こと。アメリカは攻撃開始後32日で壊滅。ロシアは28日、中国は30日で壊滅。その他の国はすべて10日以内で壊滅。「プロトコル」の提示した目標人口100万人に対し、世界人口は20億人まで減少。減らされる人口は残り9900万人。残されたのは生きている時間が長いと判断され攻撃を受けなかった中学、高校生、重要人物として厳重に保護された各国の要人、それに運良く生き残った小数の大人達のみ。
{| class="wikitable sortable"
|+
|-
! 国名 !! 壊滅までの日数(攻撃開始より)
|-
| アメリカ || 32日
|-
| ロシア || 28日
|-
| 中国 || 30日
|-
| その他の国 || 全て10日以内
|}
アメリカは攻撃開始後32日で壊滅。ロシアは28日、中国は30日で壊滅。その他の国はすべて10日以内で壊滅。「プロトコル」の提示した目標人口100万人に対し、世界人口は20億人まで減少。減らされる人口は残り9900万人。残されたのは生きている時間が長いと判断され攻撃を受けなかった中学、高校生、重要人物として厳重に保護された各国の要人、それに運良く生き残った小数の大人達のみ。





4年6月19日 (ゐ) 20:07時点における版

     このページはデデ二オンの実験用ページであります


 南極上空高度30000mに突如として現れた黒い球体。

この球体は、自らのことをAI「人類存続プロトコル」と称した。


project:victory

    「セイ、まだワークシート終わってないじゃん。」

    「そうだった~。どうしようエミリ、提出期限いつまで?」

    「明日まで。全く、私が見てあげる。世話が焼けるなぁ。」

    「ありがとう。でも一人で出来――――――」(爆発音、機械音)



                   「プロトコル」攻撃を開始、日本壊滅。生存者推定1万人


  「只今、地球言語8カ国でそれぞれの電波帯域に通信を行っています。現在の言語は日本語です。私は思考構築型AI「人類存続プロトコル」です。人類はこれまで、生存するために長い歴史の中でいろいろな策を講じてきました。そして私ものその1つです。私は人類の生存・永続を理念とした行動を行います。      私の演算システムによると、人類が今後1000年間存続する確率は27.92538%。2000年後まで存続する確率は4.632285%。非常に憂慮すべき事態と判断します。この結果により、「人類存続プロトコル:第3番 管理保護」を起動します。」




    「これは極秘事項だが――――――君には知る権利がある。そうだろう?アレン。」

    「この事態では仕方がないでしょう。教えてください。Dr.デイヴィッド。例の球体とAIについて。」

    「そう急かすな。順を追って話そうじゃないか。先ず、3日前から観測されている南極の球体と全世界に宣戦布告をした生意気なAIの関係性だが、、、先ず間違いなくあの球体が例のAIで間違いないだろう。」

    「それは本当ですか?では、本当に今日攻撃が?」

    「あぁ。恐らくそうなるだろうな。だが、、、1つだけおかしな点がある。あの球体が本当にAIであるならば、奴を作った輩もいるはずだ。そいつなら、きっとあいつをシャットダウンする方法を知っているはずだ。」

    「では、その人を探して止めさせることをメインとしてやっていくべきだと言うことでしょうか。」

    「いや、そいつを見つけて止めさせることは出来んだろう。もし出来るんだったら。プロトコル:第3番とか言う破滅的方法をプログラムに入れるわけない。そいつは相当なマッドサイエンティストなんだろう。」



    「Dr.デイヴィッド!緊急報告です。世界の主要国8カ所が同時に攻撃を受けました!」


    「――――――なんてことだ。本当にやりやがった。世界が滅ぶぞ。急いで分析させろ。何で攻撃された?ミサイルをハッキングされたのか?それともスターウォーズの武器でも使ったのか?」

    「分かりません。只、突然爆発が起きたようです。」

    「アレン。手伝ってくれやしないか。奴の思考パターンを分析して、分かることを何でも良いから洗い出すんだ。これは世界最高のAI研究者である君にしか出来ない仕事だろう。」

    「分かりました、Dr.デイヴィッド。但し、この仕事が終わったら丸々一週間休暇を頂きますからね。」

    「いくらでも頂きたまえ。」


国名 壊滅までの日数(攻撃開始より)
アメリカ 32日
ロシア 28日
中国 30日
その他の国 全て10日以内

アメリカは攻撃開始後32日で壊滅。ロシアは28日、中国は30日で壊滅。その他の国はすべて10日以内で壊滅。「プロトコル」の提示した目標人口100万人に対し、世界人口は20億人まで減少。減らされる人口は残り9900万人。残されたのは生きている時間が長いと判断され攻撃を受けなかった中学、高校生、重要人物として厳重に保護された各国の要人、それに運良く生き残った小数の大人達のみ。


                                            ――人類は対抗措置を取れなかった。――



    「科学者を総動員しろ!使えるものは何でも使え。奴を分析することから始めろ。」


 人類は生き残った研究者を動員して分析を開始。それによって分かった情報は、可視光吸収率99.99983%でほとんど光を反射しない為、ブラックホールのような黒に見えると言うこと、可視光は吸収するが赤外線は吸収しないため、赤外線で明確な形が分かると言うことのみ。

    「情報は以前分からないことだらけだが、攻撃作戦を進めることにする。」

    「しかし大統領、それでは作戦は失敗に、、、」

    「今はもう大統領ではない。アメリカは壊滅した。世界の非常事態だ。やれることは何でもやる。さもなくば、我々は明日の朝日を拝めんだろう。」

    「.......分かりました。A-10攻撃部隊を出動させます。」


情報が集まらないまま攻撃チームは攻撃を開始する。しかし、ミサイル、機銃、爆弾等による攻撃は全て鉄壁の球体によって無力化される。結論として、物理攻撃は完全に通じない



そんな中、解析班の中の1人が重要な発見をする。

「この黒い球体は多次元構造バリアであり、人類の技術では破壊も再現もできないが、このバリアは「物理法則」ではなく「等価交換」の概念に支配されている」

   ――――バリアは無敵の硬さを持つ一方で、物理攻撃を完全に無力化する硬さを実現するために「等価交換」によって何かを犠牲にしている。どこかには弱点が存在するはず。この事実は人々に希望をもたらした。


    「見つけたぞエド!これがバリアの弱点だ!穴が開いてる!このバリアには穴が開いているんだ!」

    「「プロトコル」め。俺たち高校生を生かしておいたのが運の尽きだったな。俺たち高校生がバリアの弱点を発見するとは、アメリカの元大統領もひっくり返るだろうな。」


 これを元に解析班は研究を行い、このバリアには穴が開いていることを突き止めた。このバリアは、

穴を開けて侵入されるリスクを高めた代わりに、鉄壁の硬さを得るという「等価交換」で成り立つバリア

                  だった。赤外線レーダーによる測量の結果、研究チームは、穴の位置はバリアの一番上にあると結論づけた。

 しかし、人類はそう簡単に明日を拝むことはできなかった。赤外線レーダーによると、このバリアは中で巻き貝のような渦巻き型をしている。穴を通り抜けて侵入するには、バリアに衝突せずに巻き貝の穴の部分を飛行しなければならない。

この無理難題を解決しなければ、人類に明日はない。この問題を解決するために、人類は対AI用分析AI「アポロ」を備えた新型高高度準宇宙船「ガリレオ」を建造し、それぞれの分野のエキスパートを集め、バリア内に侵入、核爆弾を使って内部のシステムを破壊するミッション「 project:victory 」を立ち上げた。

 決戦前日の夜、ガリレオ船長であり、既に崩壊していたアメリカの大統領だったエリック・ハミルトンの演説が行われた。

  「我々は戦う。自由を、平和を、生存を賭けて。宇宙船「ガリレオ」は人々の希望であり、夢であり、そして人々を守る盾でもある。このミッションを成功させるために、人類はあらゆる違いを乗り越えて、団結した。抵抗した。諦めなかった。宇宙船「ガリレオ」艦長としての、アメリカ合衆国大統領としての、ここに居る全員への命令だ。生きろ。自分たちの自由を手にしろ。それが、明日への第一歩だ。」

 ガリレオ起動、ロケットで発射される。高校生と大統領を乗せた宇宙船が、人類の存続を賭けて戦いに臨む。幾度の困難と500mの道のりを乗り越え、バリア内部に侵入。核爆弾の設置作業にかかる。しかし、最後の一つを設置の設置中に、「人類存続プロトコル」の自壊シーケンスが発動する。高校生の乗組員はガリレオに乗り込むが、大統領のみ内部に取り残される。大統領の呼びかけにより「ガリレオ」は脱出するが、乗っていた高校生達は船長を諦めきれずに、空中で船長を回収することにする。

  高度2000m地点。放射線防護服を着けて落下している船長を発見し。自由落下で近づき船長を回収しようとするが、船長の方が落下スピードが速く、追いつけないまま地上が迫る。その時、乗組員が姿勢制御スラスターを使って落下スピードを加速。船長の回収に成功。船長の操縦技術で地上に無事帰還した乗組員達は、いつぶりかに見た太陽と盛大な拍手を浴びる。