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=ひといき=
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==1==
[[ンジャメナ]]・[[蟹光線]]・[[高知マグナム]]・[[うに政治]]・[[竹槍]]・([[武姥・鬼気効果]]も?)
*1945 第二次世界大戦集結
**日本敗北(これによる弱体化で日茶戦争苦戦。)
**米、ソ連、インドネシアが竹槍を持つ強国
*2008 日茶戦争
**大陸消滅(核戦争による)
**米、ロシア、中国が核兵器を持つ強国
*(年代不明だがここらへんっぽい?) ロシアAR事件
**ロシアアサルトライフルの余波で列強の殆どが陸ごと消滅
*2021 ウニ蜂起
**YGT-012
*2026 蟹駆除計画(蟹戦争)
**大陸消滅(蟹光線による。これによって竹資源が枯渇。)
*2029 インドネシア崩壊
**米、ソ連が竹槍を持つ強国


'''書かねば''': コントラディクション・ソリューション――大陸修復・ソロソ
 その洞窟の中には、もちろん何の灯りもなかったから、奥に進めば進むほど暗くなっていく。そして、ある角を右に曲がったとき、外の光はついにほんの一片さえ届かなくなる。この蛍は、それが好きだった。蛍ならば誰しもが持つ、夜を独占したいという欲求が、この蛍にも当然あった。光のドレスでおめかしをして、空のすべてをレッドカーペットにする、彼らにとって唯一かつ最高の芸術は、しかしさまざまな妨害にあってきた。一日おきにすべての地平を席巻し、まさしく圧倒的な明るさでもって、彼らの同じ光としてのプライドを踏みつけにする太陽の光は言うまでもなく、あるときには普遍的な絶対美を象徴する無欠の真円を、またあるときには今にもぽっきり折れてしまいそうなくらい華奢で繊細な弧を描く月の光は、その目まぐるしく豊かな表情で蛍たちをこけにしてきたし、負けず嫌いの蛍たちが群れという生物の特権を駆使して光のダイナミクスを演出しようとしたときも、遥か遠くにめざとく浮かんでいる星々が、すかさず星座を作って空の全てを覆い隠してしまった。こうして自信を失った蛍たちのドレスは、ほつれたところから引き裂かれ、生ごみのようにぼとぼと落ちる。レッドカーペットは太った毛虫のようなおぞましい姿に変貌し、のたうち回って彼らの芸術を拒否してしまうのだ。
*「十円ハゲ」&「文明開化の音」
**毛髪境界: 表象されるものの実在を決定づける
***十円ハゲ/バーコードハゲ→十円/バーコード(Pハゲがあるならば、Pは実在する)
***大陸ハゲ→大陸
***逆/裏は偽{苺ハゲは無いが苺はある、あるいは苺はあるが苺ハゲは無い}
**つまり: [知らない/形のないもの]は<形ある頭髪の模様として>表象されえないので、長きに渡って気づかれてなかった
***ゴフメルは髪の模様として捉えられない(知らない) / 愛は髪の模様として捉えられない(形がない)
***if there should be ゴフメルハゲ/愛ハゲ, ゴフメル/愛 would be in 形而下
**知らないものを表象するには?→「音象徴と小類推」
***「文明開化の音」に代表される頭頂殴打音は強い意味性を持つ:そのランダマイズで大陸ハゲ
***大量の副産物――「無い、はずのハゲ」


つまるところ:
 しかし、太陽も、月も、星々も、あるいは他の蛍たちでさえ、この洞窟には気づいていなかった。最高の舞台にほかならない貸し切りの闇を、夜でも昼でもお構いなしに、この蛍はほとばしる感情の言う通りに駆け回り、光の軌道となってするどい岩の壁面を照らしていた。洞窟は海岸沿いにあって、しみ出してくる海水の薄い膜に一面が覆われていたから、蛍はそこに反射してきらめく自分の光の分身と共演することができた。こういうわけで、蛍は今も洞窟の中を火花のように激しく舞っている。しかし蛍は、ひとついつもと違うことがあることに気づく。洞窟のさらに奥の方から、何やら子供の泣き声のような音が聞こえるのだ。わめき声は洞窟の中を水平にせりあがり、入口の方に向かっていった。蛍は、人間の言葉についてよく知らない。しかし、たまに見る彼らの会話する様子から、人間はひとつひとつが個性的な、まるで鳥や虫が種族ごとに誇っている唯一無二の歌声をひと口に切り分けたような音をたくさん持っていて、さらにそれをやたらめったら、やけを起こしたかのように並べ立てるだけで、不思議と言いたいことを言えるのだというふうに理解していた。蛍もたまにパートナーを求めて鳴くことがあったが、それは人間の言葉とはまったく異なるものだった。それに、蛍にとって大切なのはむろんしっぽの光の方であり、鳴くことは二の次だったから、わざわざ呼吸をちょっと忘れてまで喉から声を出して言葉をしゃべる人間のことは、やはりよく分からなかった。
#我々は「地図」しか知らないので、それをハゲに書き込んでも世界地図しか出てこない。そこで!
#「文明開化の音」に代表される頭頂殴打音の高い音象徴性が、印象を越えた正確な図形情報を想起させるに足る
#それが「大陸」になるのを総当たりで探して調べる(ここでその符号に疑問が生じる――林檎と青林檎が見分けられるか?)
#それを毛髪境界として書き込むことで、大陸が復活する


あるいは: オスォナ行けるか?(これはオーストロェイリアに温存するのがいいだろう)
 波の音に混じって洞窟を満たす声の中、こうして蛍がひとり考えごとをしていたところ、入口の方からまた別の子供の声がしはじめた。その声は、奥から響いてくる泣き声に反応しているようで、まるで砂利を撫でつけるように、張り詰めた感じのする言葉だった。その子供は洞窟の奥をめざして一心不乱に進んでいるようで、前も後ろも分からないこの暗闇も、やすりのようなざらざらの岩のじゅうたんも、まったく気にしていないようだった。洞窟の壁になんども体を打ちつけながら、同じように洞窟の壁になんども体を打ちつけて響く奥からの泣き声を見えない灯台にして、ただ、進んでいた。そうして蛍とすれ違ったとき、蛍は自分の光を媒体にしてその子供の姿を見た。毛皮の服を着た、赤い髪の子供だった。奥にいる子供が叫んでいるあの声は、きっとこの赤毛の子供をそこに呼びよせるためのものなのだろうと、蛍は思った。


スケジュール:
○黒髪 呼びよせる描写
#文明開化の音 - 髪型と音のベクトル(?'をたくさん書こう
#蟹叫(かいきょう) - 蟹光線に関連する怪奇現象 とにかく「蟹の叫び声」としか形容できない音がする 研究妨害
#十円ハゲ - 大陸全回収


==2==
→赤毛 助けに行くぞ・出会い
[[お転婆]]・[[エンドルフィン]]・[[コマツナ]]・[[筋トレするクマムシ]]・[[ニラ零細素片人工降雨禁止令事件]]・[[冷蔵庫の二者択一]]
→黒髪 来るなっつったじゃん・やっぱ来てほしかったかも・ひといき
}}
→蛍 正午洞窟脱出・声は魔法ですか?

4年7月15日 (I) 13:45時点における版

ひといき

 その洞窟の中には、もちろん何の灯りもなかったから、奥に進めば進むほど暗くなっていく。そして、ある角を右に曲がったとき、外の光はついにほんの一片さえ届かなくなる。この蛍は、それが好きだった。蛍ならば誰しもが持つ、夜を独占したいという欲求が、この蛍にも当然あった。光のドレスでおめかしをして、空のすべてをレッドカーペットにする、彼らにとって唯一かつ最高の芸術は、しかしさまざまな妨害にあってきた。一日おきにすべての地平を席巻し、まさしく圧倒的な明るさでもって、彼らの同じ光としてのプライドを踏みつけにする太陽の光は言うまでもなく、あるときには普遍的な絶対美を象徴する無欠の真円を、またあるときには今にもぽっきり折れてしまいそうなくらい華奢で繊細な弧を描く月の光は、その目まぐるしく豊かな表情で蛍たちをこけにしてきたし、負けず嫌いの蛍たちが群れという生物の特権を駆使して光のダイナミクスを演出しようとしたときも、遥か遠くにめざとく浮かんでいる星々が、すかさず星座を作って空の全てを覆い隠してしまった。こうして自信を失った蛍たちのドレスは、ほつれたところから引き裂かれ、生ごみのようにぼとぼと落ちる。レッドカーペットは太った毛虫のようなおぞましい姿に変貌し、のたうち回って彼らの芸術を拒否してしまうのだ。

 しかし、太陽も、月も、星々も、あるいは他の蛍たちでさえ、この洞窟には気づいていなかった。最高の舞台にほかならない貸し切りの闇を、夜でも昼でもお構いなしに、この蛍はほとばしる感情の言う通りに駆け回り、光の軌道となってするどい岩の壁面を照らしていた。洞窟は海岸沿いにあって、しみ出してくる海水の薄い膜に一面が覆われていたから、蛍はそこに反射してきらめく自分の光の分身と共演することができた。こういうわけで、蛍は今も洞窟の中を火花のように激しく舞っている。しかし蛍は、ひとついつもと違うことがあることに気づく。洞窟のさらに奥の方から、何やら子供の泣き声のような音が聞こえるのだ。わめき声は洞窟の中を水平にせりあがり、入口の方に向かっていった。蛍は、人間の言葉についてよく知らない。しかし、たまに見る彼らの会話する様子から、人間はひとつひとつが個性的な、まるで鳥や虫が種族ごとに誇っている唯一無二の歌声をひと口に切り分けたような音をたくさん持っていて、さらにそれをやたらめったら、やけを起こしたかのように並べ立てるだけで、不思議と言いたいことを言えるのだというふうに理解していた。蛍もたまにパートナーを求めて鳴くことがあったが、それは人間の言葉とはまったく異なるものだった。それに、蛍にとって大切なのはむろんしっぽの光の方であり、鳴くことは二の次だったから、わざわざ呼吸をちょっと忘れてまで喉から声を出して言葉をしゃべる人間のことは、やはりよく分からなかった。

 波の音に混じって洞窟を満たす声の中、こうして蛍がひとり考えごとをしていたところ、入口の方からまた別の子供の声がしはじめた。その声は、奥から響いてくる泣き声に反応しているようで、まるで砂利を撫でつけるように、張り詰めた感じのする言葉だった。その子供は洞窟の奥をめざして一心不乱に進んでいるようで、前も後ろも分からないこの暗闇も、やすりのようなざらざらの岩のじゅうたんも、まったく気にしていないようだった。洞窟の壁になんども体を打ちつけながら、同じように洞窟の壁になんども体を打ちつけて響く奥からの泣き声を見えない灯台にして、ただ、進んでいた。そうして蛍とすれ違ったとき、蛍は自分の光を媒体にしてその子供の姿を見た。毛皮の服を着た、赤い髪の子供だった。奥にいる子供が叫んでいるあの声は、きっとこの赤毛の子供をそこに呼びよせるためのものなのだろうと、蛍は思った。

○黒髪 呼びよせる描写

→赤毛 助けに行くぞ・出会い →黒髪 来るなっつったじゃん・やっぱ来てほしかったかも・ひといき →蛍 正午洞窟脱出・声は魔法ですか?