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|長江俊和『出版禁止』||『!』とともに購入したものだわ。パズル的な仕掛け(作中では「児戯」みたいに言われていた)が随所に施されたモキュメンタリーで新鮮だった。根幹になる事実が明示されない点では『穢れた聖地巡礼について』に似てるかも。読んだその日に熊野公共文庫で室謙二『アジア人の自画像』と交換したのでラプラプの手元からは消滅した。
|長江俊和『出版禁止』||『!』とともに購入したものだわ。パズル的な仕掛け(作中では「児戯」みたいに言われていた)が随所に施されたモキュメンタリーで新鮮だった。根幹になる事実が明示されない点では『穢れた聖地巡礼について』に似てるかも。読んだその日に熊野公共文庫で室謙二『アジア人の自画像』と交換したのでラプラプの手元からは消滅した。
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|米澤穂信『ふたりの距離の概算』||Notoより帯出。あとがきに、「正しい質問」みたいな洋書のタイトルから想像した展開を実現させたとあったが、ランニング大会という舞台設定で、事件の関係者(古典部部員)らとすれ違えるそれぞれ一瞬にして一度の機会に「正しい質問」を投げかけて推理のための情報を集める、というやり方で完全にそのアイデアを日常の謎に落とし込んでいて、素晴らしい。
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