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世界平和度指数とは、世界がどの程度平和であるかを100点満点で示す指数である。WPO(世界平和機関)が毎月発表している。

概説

2068年7月の世界平和機関設立と同時に、世界平和度指数の発表は開始された。多大な犠牲を出した第三次世界大戦の反省を踏まえ、国際連盟、国際連合の衣鉢を継ぐ形で世界平和機関は創立された。ただし世界平和機関は前2機関とは大きく異なり、国家の集合体ではなく独立した機関であった。そのため、世界平和度指数の発表をはじめとする様々な平和実行手段を、国家間のしがらみを越えて実行できるのである。

基準

世界平和度指数は、世界平和機関が制定する様々な基準によって決定される。それは100点からの減点方式で、世界の現状が基準に引っ掛かった場合、その基準に設けられた点数が引かれていく。次に、その例を挙げる。

  • 国家間の戦争が一件以上継続中である――-50点
  • 内戦が一件以上継続中である――-30点
  • 核兵器保有国の存在――-30点
  • 人類の平均寿命が50歳以下である――-15点
  • 1ヶ月の自殺者数が6万人以上である――-10点
  • 1ヶ月のいじめ加害件数が2000件以上である――-8点

世界平和度指数が0点を下回った時、世界平和機関によって、強制平和執行が実施される。

強制平和執行

強制平和執行とは、世界平和の実現のため、世界平和機関が行う超法規的措置のことである。具体的には、武力による戦争の終結、兵器の収奪と処分、犯罪者の撲滅などがある。その時々の状況に応じて最適な手段を世界平和機関が判断し、世界平和度指数が0点を上回るまで実行される。

開始から現在まで、計167回の強制平和執行が為され、それによる犠牲者は3億8000万人に上ると推計されている。しかし2101年9月を最後に25ヶ月連続で世界平和度指数は0点以上となっており、世界は前世紀と比べ飛躍的に平和となっている。 WikiWiki