キュートショルダレーション

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ニャンコ先生を肩に乗せる夏目貴志。

キュートショルダレーション(:Cute Shoulderation、:期雨徒士流妥連絵市尓)とは、幼い動物などの可愛い生き物を見ると、それを自らの肩に乗せたくなる衝動・欲求のことである。

この欲求は人類に普遍的に見られ、人間の三大欲求の一つとされる[1]

概要

人間は可愛くて小さな生物を目にすると、無意識的に「肩に乗せたい」という衝動を持つ。これがキュートショルダレーションである。ただし、これの対象は肩に乗せられそうな大きさ、すなわち30cm程度の動物に限られる。

また、キュートショルダレーションは、キュートアグレッションの対極的なものとして考えられることが多い。ただし、キュートショルダレーションはキュートアグレッションに比べ、覚える人が多いとされている。

キュートショルダレーションを抱き、可愛い動物を肩に乗せた者は、それを見た他者にキュートショルダレーションを抱かせる。そのため、キュートショルダレーションは一種の伝染病ではないかという説もある[2]

歴史

ピカチュウを肩に乗せるサトシ。

1995年、ニュージーランドの生物学者ジョン・エルロンがこの現象を初めて学会に発表した。その独創的な概念のため、初めは受け入れられなかったが、今では周知の通り定説化している。なお、ショルダレーション(Shoulderation)という言葉は、エルロンの造語である。キュートショルダレーションの概念が世界に広まったことで、Shoulderが「肩に乗せる」という意味を持つようになり、Shoulderationという単語も世間に浸透した。

キュートショルダレーションが広く認知されるようになったきっかけは、1997年のアニメポケットモンスター放送開始である。作中では、主人公であるサトシが、相棒のピカチュウを肩に乗せて旅をする描写がある。このアニメを見たものが次々とキュートショルダレーションを覚え、エルロンの説が立証された。これは、エルロンの先見の明がよく現れたエピソードとして知られている[3]

原理

キュートショルダレーションの原理について、明確な定説は未だない。最有力な仮説は、「可愛い動物を肩に乗せる」という行為によってドーパミンが分泌される、というものである。それによって得られる幸福を求めて、本能的に衝動を抱いてしまうという。

また、間近であるが顔を直視できない肩に対象を配置することで、ある程度幸福感を得つつも、得すぎて尊死しないようにしているという、防衛本能説もある。

なお、キュートショルダレーションの提唱者であるジョン・エルロンは、「可愛いからなんでもいいじゃん」と語っている[4]

脚注

  1. あとの二つは、二度寝欲テスト前の部屋掃除欲である
  2. キュートショルダレーションを持ったがゆえに尊死する者が後を絶たないため
  3. 一説には、エルロンの特殊性癖の現れとも言われている
  4. まさにその通りである

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