利用者:Notorious/サンドボックス/消滅の悪魔

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2年1月11日 (ヰ) 20:46時点におけるNotorious (トーク | 投稿記録)による版 (リメイク)
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 私、シャーロック・ゲームズは名探偵だ。かの有名な私立探偵シャーロック・ホームズの孫である。苗字が違うのは、彼は母方の祖父だからだよ。血筋か、私も卓越した推理力を受け継いだ。だから、私は関わった事件は必ず解決する。じっちゃんの名にかけて!
 電車が規則的に揺れている。私は車窓の外を見ながら、落ちてきた髪をかき上げた。G町の田園風景がゆっくりと通り過ぎていく。私がこの町に来たのは、高名な小説家、田中零蔵に邸宅へ招待されたからだ。しかも、飾りのついた封筒に招待状が入っているという、なんとも前時代的な方法だった。まず私を招待した理由が、「あなたが素晴らしい探偵だから」としか書いていない。全く、小説家というのは何をするか判らない人種だな。
 各停列車は招待状に記されていた駅に停まった。車掌に切符を見せ、改札を通る。すると、改札の外には右腕にギプスをつけた男が立っていた。