仮病
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仮病とは、原因不明の恐ろしい疾病である。
概要
仮病に罹った者は、頭痛や腹痛、吐き気などの症状を催し、何かしらの「すべきこと」をキャンセルせざるを得なくなる。世界中で症例がみられており、スケールは非常に大きい。
しかし、その原理の詳細は現代医学を以てしても全く不明であり、どのような要因によってこの病が発生するのかについて解明される気配は一向にない。ただし、仮病は重篤な症状にまで進行することはなく、しばらくすれば自然に治癒してしまうというのが常である。
なお、仮病は「親戚連続不審死」との関連性を有していることも示唆されているが、やはり詳細については不明である。
症状
前兆
先述の通り仮病の直接的な要因は不明であるが、仮病に罹患する前の患者にはいくつかの共通した兆候がみられるとされる。例えば、「学校で水泳の授業がある」「寝坊した」「めんどくさい」などである。
第一期
仮病に罹患した患者は、まず誰かに対して神妙な声音で自らの弱り具合をほのめかし、謝罪をし、その後ガッツポーズをとる。
特に患者が未成年者の場合、自身の症状の主張は保護者に対して行われることも多い。この行動が何によってもたらされているのかは、依然として謎のままである。
第二期
その後、患者は病院を訪れることもせず、めいめい好きなことをして楽し気に振る舞う。まれに周囲の人間に受診を強いられる患者もいるが、驚くべきことに、患者からは何の異状も検出されない。
治癒
仮病は短期間ですっかり治り、患者は何の後遺症もなく社会に復帰する。しばしば再発することもあるが、いずれの場合も大事に至ることはない。
症例
この節は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。 |
ここでは、仮病の様々な症例を紹介する。
- 体操服を持ってこなかった生徒が、体育の授業[1]の直前に仮病を発症し、腹痛を訴えた。
- 今日のプレゼンの資料[2]が完成していないことに気づいた会社員が、朝一で仮病を発症し、頭痛を訴えた。
- 台本をまったく覚えていなかった俳優が[3]、現場入りのタイミングで仮病を発症し、陣痛を訴えた。
- 国民のバッシングに耐え兼ねた大臣[4]が、記者会見中に仮病を発症し、日本脳炎を訴えた。
- 世界の創造に飽きた神が、海王星のデザイン[5]を詰めている最中に仮病を発症し、鳥インフルエンザを訴えた。
- レスバに敗北しかけていたニート[6]が、手痛い反撃をもらった瞬間に仮病を発症し、白血病を訴えた。
脚注
- ↑ この日はバスケット柔軟組体操ボール持久シャトル密室殺人走授業だった。担当の体育教師は、外患誘致罪で逮捕された。
- ↑ 自身の怠惰をよく認識できていたこの会社員は、資料作成のために一週間前には計画を立てていた。しかし、計画を立てるという行為を成し遂げた自身に酔った挙句「カップラーメンを3360個作るチャレンジ」を始めてしまったので、結局何もできなかった。
- ↑ 彼は、映画「ローマの慈愛」にて赤ちゃんプレイを行う男の役を担っており、このため「国語力を高める語彙 1560」を一言一句暗記する必要があった。しかし、この不条理への怒りを200文字詰め原稿用紙にして425792925396枚も書きあげたせいで、彼にはそれを覚える時間が残されていなかった。
- ↑ ゴキブリそのものの性格と、ゴキブリそのものの容姿をしていた。
- ↑ 太陽→燃えてる
水星→ほぼ石
金星→ゴールデン
地球→カラフル
火星→赤っぽい
木星→デカくて怖い
土星→クソデカリング
ときて、奇を衒って天王星を縦リングにした結果、これらに見劣りしないデザインを思いつけなかったらしい。 - ↑ 右派vs左派のバトルだった。このニートは後者にあたり、「右に米があったほうがカレーのルーを掬いやすいだろう」と主張した。