利用者:キュアラプラプ/サンドボックス/丁
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ネタバレとかを含む執筆背景にて用心せい |
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「拡張現実」に対する「縮小現実」というアイデアは、かなり昔、グレキ2年くらいには思いついていたもので、この時点で「嫌なものを見ないことにする」ことの恐ろしさについて書くことは決まっていた。最初の頃は、最終的に自分自身を含めた世界の全てを消してしまうという、ドラえもんの「どくさいスイッチ」みたいな展開なんかを検討したものだが、扱うテーマが巨大すぎたこともあり行き詰って数年間放置していた。そうしている内に生成AIの技術が発達・普及していき、 図画・作文・書道コンクール開催にあたって、ラプラプは「曖昧」「人問」「しわくちゃ」に続き、同時代の社会特有の問題とそこに結び付く人間の性質をテーマにした創作文を書かなければならなかった。元々新聞社主催のコンクールだったから、時事性の高いテーマをまっすぐ描いて気に入られたかったわけである。そこで、元からそういうニュアンスで構想されていた「縮小現実」が今回のコンクールで書く創作文として抜擢された。プロットを考え始めた当初はSNS的な「ブロック」の性質に重きを置いた話で考えていたが、消しゴムマジック的「加工」の技術とこんがらがってしまうのでその設定は消え、作中で語られる過去に一部関連する形に留まった。ラプラプ創作文シリーズの意志を継いで、主人公に関して読者を愕かせる展開(外で泣いているのが自分の子供だった「曖昧」、ナースはヒトとAIの二人いて自分はAIだった「人問」、娘と孫の名前が出てこないなど認知症の症状があった「しわくちゃ」のような)を考えるにあたっては、学生が親を殺してそれを見なかったことにしている、という展開を最初考えていた。 |