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背面高等帝国とは、故事成語の一つである。
唐代
背面高等帝国の原典は、唐の時代の思想家である王揚明が書いた『泉暸子』である。その中の一節が、背面高等帝国の初出である。その訓読文を次に示す。
背 レ ケ 面 ヲ 高 ク 等 ビ
テ帝 ハ 国 セ
ヨ
この一節は、和訳すると次のようになる。
顔を背けて高いところに並び立つように、帝は国を治めよ。
ここでの「顔を背ける」とは、「民衆の意見に耳を貸さない」ということ。また、「高いところ」とは物理的な高所ではなく、道徳的な高みを指す。
すなわち、背面高等帝国は「民衆の一時的な煽情に流されることなく、理想の国を目指して、帝は国を統治していかねばならない」という意味の教えなのである。