高知マグナム

高知マグナムは、日本のプロヴィンス・ガンのひとつである。

概要編集

日本の行政区画の一つである高知県と同一のものであるマグナム。島根バズーカ、静岡サブマシンガン、沖縄ショットガン、愛媛リボルバーなどに並び、日本でもその名をはせる銃器である。

高知県知事によってその存在は公式に認められており、銃砲刀剣類所持等取締法（通称銃刀法）の違反を避けるために、高知県は高知県の領有、すなわち高知マグナムたる実銃の所有を否定している。

また、この高知マグナムは、宮崎内戦を引き起こしたことでも知られており、この事件は日本列島銃器化計画の是非が今なお盛んに問われるきっかけとなったともいわれている。

なお、その名称について、「マグナム」は主にマグナム弾を使用する銃に使うものであり、このプロヴィンス・ガンは弾薬が不定であるため、高知ハンドガンとの呼称が適切なのではないかという指摘もある。しかし、マグナムって言ったほうがかっこいいし強そうなのでマグナムである。

構造編集

高知マグナムはれっきとしたマグナムであるため、当然ながらこれを銃として機能せしめる構造も存在している。

ここでは、その構造を高知県内の基礎行政区画である34の市町村によって表す。

高知県の市町村。

大月町 - 弾丸が発射される出口となっている。マグナムでいうマズル（銃口）。
四万十市西部 - 前部の照準器となっている。マグナムでいうフロントサイト（照星）。
四万十市・四万十町 - 発射前に弾丸が加速される場所となっている。マグナムでいうバレル（銃身）。
津野町・越知町・佐川町・日高村 - 弾の装填に係る動作が行われる場所となっている。マグナムでいうスライド（遊底）。
いの町北部 - 後部の照準器となっている。マグナムでいうリアサイト（照門）。
土佐町西部 - 誤射を防ぐ安全装置となっている。マグナムでいうセーフティレバー（安全器）。
本山町 - 土佐町内の、雷管を叩く針（マグナムでいうファイアリングピン（撃針））を動かす装置となっている。マグナムでいうハンマー（撃鉄）。
香美市・香南市・芸西市・安芸市・馬路村・安田町・北川村・田野町・奈半利町・東洋町・室戸市 - 高知マグナムを手で握る部分。マグナムでいうグリップ（銃把）。
安田町内部・田奈町内部・奈半利町内部・室戸市内部 - 弾薬を収納する場所となっている。マグナムでいうマガジン（弾倉）。
須崎市東部 - 弾丸を発射する文字通りの引き金。マグナムでいうトリガー（引金）。

運用編集

高知マグナムはプロヴィンス・ガンのひとつであるため、列島銃器法に示される通り防衛戦争時の内閣総理大臣の指揮によってのみ使用される。

7103.86km²もの大きさを誇り、重さに至っては計算できないほどであるため、その威力についてはとても大きな規模であろうと予測されているが、まだ高知マグナムが発射された前例がないために、研究はあまり進んでいない。

また、これはプロヴィンス・ガン全般に言えることであるが、弾薬が何であるのかはよく分かっておらず、このためこの銃器を一般に運用することはかなり難しいものだと考えられている。^[1]

評価編集

そのいかにもな形状から、日本のプロヴィンス・ガンの中でも頭一つ抜けているという印象をよく持たれている。

しかし、この銃器には最悪の問題点がある。そう、高知マグナムには、トリガーガード（用心金）が存在していないのだ。つまるところ、例えば土佐湾で波が大きく乱れたとき、その弾みで高知マグナムが発射される可能性も否定できない。

この大きな欠点は、後述する宮崎内戦が勃発した直接の原因とも言われているが、意外にも宮崎内戦によって大きな被害を被った九州の人々からはあまり悪印象を持たれていない。^[2]

ここに、高知マグナムへのさまざまな評価を書き記しておく。

		~~麻薬の常用者~~親愛なる編集者の皆様へこの節は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。

良い評価編集

カッコイイ
かわいい
強くて
明るい
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ミッキーマウス　ミッキーマウス　ミッキミッキマウス
やさしい
おもしろい
たのしい
うれしい
かなしい
おいしい
グヴォラグヴォラだ。

悪い評価編集

俺の…俺の家族を返せ…
…
悪ぃマグナムだなぁ。
気づいてしまった人も多いだろう…イルミナティの陰謀なんだよね。
存在意義が分かんな～い
お前んち、おっばけやーしきー！
引っ越し！引っ越し！さっさと引っ越し！
ｼﾃ…ｺﾛｼﾃ…
あの映画、誰も真面目に見てねぇだろ

話を聞いていなかった人による評価編集

宮崎内戦編集

背景編集

宮崎県と、高知県・愛媛県の位置関係。

前述の通り、自然現象による高知マグナムの暴発の可能性がありうる以上、その射線上の地域は危険と隣り合わせになってしまう。この事態に最も反発したのは、ちょうど高知マグナムの大月町（ノズル）の延長線上に位置する、宮崎県であった。

宮崎県は、高知県や日本政府に対して高知マグナムのプロヴィンス・ガン性の撤廃を幾度となく要求したものの、東シナ海の安全保障上の理由からことごとく却下された。これによって、宮崎県民の対高知・対日感情は悪化し、それに伴い県内の反政府運動は急速に拡大。

その結果、宮崎に日本各地の反政府主義者が集結し、軍事・経済力の確保さえ積極的に行うようになっていく。もはやこの時点で宮崎は高知マグナム撤廃という当初の目的から大きく外れ、日本政府の打倒を目標として動いていたとみられている。

そしてそれから数年後、宮崎は遂に宮崎独立宣言を発し、宮崎民主共和国の建国に向けて明確に日本と敵対することとなる。

内戦編集

2012年に開戦したこの内戦で、宮崎は陸でも海でも大きな成果を上げ、一時は九州全土を掌握さえしてみせた。そして遂に宮崎は、因縁の相手である高知県、もとい高知マグナム上陸作戦を開始することになる。

しかし、もし高知マグナムが宮崎の手に渡れば、他国をも巻き込んだ最悪の事態が起こると予想した日本自衛隊は、列島銃器法に基づいて内閣総理大臣の許諾を得た後、日向灘にて待機する宮崎の艦隊に向けて愛媛リボルバーを4度発砲した。

これによって宮崎海軍は壊滅的な被害を受け、さらにその余波によって起こった大津波や地殻変動の影響によって、九州は完全に消滅してしまった。当然、これと同時に宮崎も消滅してしまったため、宮崎内戦は自然消滅することとなった。

日本列島銃器化計画が始まって以来初めてのプロヴィンス・ガンの発砲によって示された、その巨大かつ持続可能な威力は、国内外に大きな波紋を呼んだ。

自民党に辛勝する特になし党。

九州そのものをも消し去ったプロヴィンス・ガンの危険性からくる不安によって日本の政情は不安定さを増し、日本初のアナーキズムを掲げる政党である特になし党が第一党になるなどという事件さえ発生した。

一方世界では、プロヴィンス・ガンの強大な力は瞬く間にあらゆる国を魅了し、各国がその開発に励むこととなった。その結果として誕生した、規格外のサイズと威力を持ち"最強のプロヴィンス・ガン"とも謳われるロシアアサルトライフルが、2013年、その射線上にあった北アメリカ大陸と西ヨーロッパを消滅させたことで、当時の列強のほとんどが消滅し、世界のパワーバランスを大きく揺るがしたことは語り草であろう。

なお、宮崎県が消滅したことによって促成栽培における大きなライバルが消え、高知県はこの戦争の結果めちゃくちゃ儲かったともいわれている。