アンモク共和国 | |
The Republic of Angmoghi | |
国の標語:雄弁は銀、沈黙は金、暗黙はプラチナと云えり。 | |
国歌:「主よ、我らは」 ・歌詞:「Adjbghua, o ugrhve ypp-Innaghdjo-Hafgjuykihua! Gyuth gyuth jbgo-ugrhvett'hintghuegdetettherrunho.(主よ、偉大なるティナディヨ=ハフティクリよ! この、このような素晴らしい大地を我らにお送り頂いたこと、感謝に感謝を重ねて、我らは死を決意致しました、ああ。)」 ・楽譜: | |
公用語 | アンモク語 |
首都 | ヒュデロユイナ市 |
最大の都市 | ヒュデロユイナ市 |
政府 | |
元首等 | アガラップルリィヨ=ハフティクリ |
首相等 | 前首相であるハヤカワが暗殺されたため、現在は不在。 |
面積 | |
総計 | 42jm(バデュナメートル) |
水面積率 | 0.000% |
人口 | |
総計 | 42人 |
人口密度 | 1人/jm |
GDP(自国通貨表示) | |
合計 | 1764ハフリ |
一人当たり | 42ハフリ |
GDP(MER) | |
合計 | 42ドル |
一人当たり | 1ドル |
GDP(PPP) | |
合計 | 42ハフリ |
一人当たり | 1ハフリ |
建国 | 宇宙創成直後か |
通貨 | ハフリ |
時間帯 | 日は沈まないし昇らない。よって地球人による時刻概念は、この国に存在しない。 |
ISO 3361-1 | AH |
ccTLD | .ah |
国際電話番号 | 1764 |
アンモク共和国(あんもくきょうわこく、英:The Republic of Angmoghi、The Angmon Republic、管:亜武藻苦共和国)とは、シズーカ州東部の一端にある共和国である。国史は大きく分けて「神話時代」、「建国時代」、「神国時代」、「共和国時代」の四つがある。
概要
その長い歴史と完璧な社会体制などにより、自国に誇りを持つ国民が多い。というか全員そうである。
世界で最初に誕生した共和政の国であり、国民の自治意識は非常に強い。成人した国民はみな政治家だという。
軍隊はおろか一つの武器も持っていないが、その気になれば世界を征服することができると考えられている。
人類の知能発達の起源を探ることのできる資料が多く残っていることから、生物学や発達学研究の舞台として世界から注目されている。
神話時代
アンモク国において神話時代とは、第一次宇宙消失以前の時代から、「アンモク神国」の建国の意思が示された時期までを指す時代区分である。
絶対神「オー神」とは
古来、絶対かつ唯一の神にオー神(オーカミ)兄弟という二人の兄弟がいた[矛盾]。兄のルピルラス=ハフティクリ(Lujirathas-Hafgjuyki)と、弟のティナディヨ=ハフティクリ(Innaghdjo-Hafgjuyki)である。
兄弟は可愛らしいすがたをしていた。うす茶色の毛、すらりとした肢、短い耳に長い尻尾、大きくて重い頭などが特徴的だが、中でも特筆すべきは、その速い足と鋭い歯である。狩りの際の走るスピードは最高時速70キロメートルにもなり、捕まえた獲物はいとも簡単に、全部で42本ある歯を使って豪快に食いちぎる。このように、兄弟は可愛らしいすがたをしていた。[矛盾]
兄弟はとても仲が良く、喧嘩なども滅多にしなかった。彼らが喧嘩したのは、ティナディヨのバター-トーストをルビルラスが横取りしようとした時のみである(なお、このルビルラスの目論見は失敗に終わった。ティナディヨのバター-トーストを釣り竿で釣り上げようと試みたのだが、引っ掛け方を間違えて「聖なる床」に落としてしまったためである[1])。
宇宙狭小化現象とゲブクス会議
ある段階で、宇宙は日に日に狭くなっていた(=宇宙狭小化現象)。したがって兄弟は頭を悩ませていた。「さて宇宙をどうしようか」、口を開くと出てくる言葉はそればかりであった。すでに42の解決案が出ていた。だが実行できるのはただの一つである。どれにしようか。互いに鋭い歯を軋らせながら話し合い、考えに考え、兄弟は計画を以下の三つまで絞った。
- 使用人を雇い宇宙のいちばん外側の方に配置することで収縮を食い止めるのはどうだろう。
- 宇宙の真ん中で「アノ呪文」を唱え続けることで収縮の力の向きを反転させ、逆に膨張させるのはどうだろう。
- もはや諦めてしまうのはどうだろう。
さて次に何が起こったのかというと、あろうことか兄弟は、ここへ来て怠け始めたのだ。もう三つに決まったのだからと言い、休息を欲したのである。
そうして12年が過ぎた頃、ティナディヨはふいに叫んだ。
「やっべ」
兄弟はこの重大な話し合いにふたたび取り掛かる決意をした。とはいえ、今まで通りやるのではまたすぐに怠けてしまうだろう。よって兄弟は新しい手段を探さなければならなかった。どうしたものだろうか、ああ……。悲しいことに、このように困っても兄弟は神頼みをすることさえできなかった。何を隠そう、自身が神だったからである。
新しい手段はなかなか見つからなかった。兄弟にとって探し物とは、原始そういうものであった。兄弟は二人とも部屋が整っていなかった。少なくとも探し物をする環境ではなかった。
兄弟はなんとか、一つの明確な手段を見つけ出した[2]。
「だいたい、ぼくたちの仲が良すぎるのがいけないのだ。話し合いの間だけは他人として接しようじゃないか。よそよそしく、礼儀正しく」――そうして彼らは静粛に話し合いを始めた。これがゲブクス会議である。
兄弟はこの思いつきを得て仕事に取り掛かったのだが、三つのうちのどの案も、非常に魅力的に思えるものだった。そのため兄弟は実に42ヶ月の月日を費やして頭を悩ませ、そしてようやく二つの自明な真理に気づいた。
- (その当時は)宇宙の収縮を抑えこむことのできる者はいないため、そのような仕事をする使用人を雇うことは不可能である。
- 「アノ呪文」の話は幼少の頃、祖父・ボレクシュナット(Bodghchjuenagjtt-Hafgjuyki)から聞かされたものだが、よく考えてみればその内容も文言も知らないので、そのような呪文を唱えることは不可能である。
この気づき[3]によって兄弟は決意を固めた。すなわち消去法で、
- もはや諦めてしまう。
を選んだのであった。
第一次宇宙消失
兄弟の選択により、当時の宇宙狭小化現象がついに止まることはなかった。宇宙はすさまじいスピードで狭まっていき、ついに「ただの一点」[4]となった。これを宇宙消失(第一次宇宙消失)という。[5]
再興
第一次宇宙消失の6.481秒後、宇宙は膨張を始めた。宇宙は再び形づくられ、すべては元の通りとなった。これを再興という。 再興の後、兄弟は何事もなかったかのように息を吹き返し、勢いそのまま「アンモク神国」の建国を始めた。
建国時代
アンモク共和国において建国時代とは、「アンモク神国」の建国に係る具体的な手続きがなされた時期を指す時代区分である。約15年ほど。
兄弟は「再興」のあと、「アンモク神国」の建国を決意し、実行に移した。
兄弟にとってその仕事は、割と容易なことだった。すべては当時のAI「Giguirett' Intkrigufi」が勝手にやってくれたためである。兄弟の能力が超越的であったためである。
建国準備
当時、「国」には以下の三要素が必須であった。[6]
- 一定以上の土地(領地)
- その土地に住む人(住民)
- その住民らを代表する代表(政府)
AI兄弟は、国が国であることの前提としてこれらの要素を創造した。
1. 領地の宣言 |
15年の建国時代のほとんどは、領地を置く場所の決定に費やされた。
兄弟にとって領地とは、全宇宙を指し得たのだが、それを宣言するのはあまりにもナンセンスだと考えた。やはり特定の土地を指して領地とするのがよい、としたのである。 「ではどこを領地としようか?[7]」と言って兄弟は、宇宙のあらゆる場所を調査した。兄弟の結論は、地球という惑星のシズーカ州の東端にある、「紫なる山」に囲まれた部分「ピートロヘト」が我々の領地としてふさわしい、というものであった。 理由はただ一つ。兄弟は「その惑星の他の土地には昇る『オヒサマ』が、唯一昇らない」「その惑星の他の土地からは沈む『オヒサマ』が、唯一沈まない」という条件に当てはまる土地を探していたのである(「オヒサマ」とは、日本語でいうところの「お日様、太陽」である)。最初に兄弟が見つけたのは南極や北極であったが、以下の理由で決定は見送られた。
しかしこれに反して、兄弟が次に見つけたピートロヘトは実に完璧であった。すなわち、
という特徴を持っていたのである。 |
2. 住民の創造 |
3. 政府の決定 |
この3番目の問題は、より簡単なものであった。政府にだれを置くかなど、わざわざ議論するものでもない。
だいいち兄弟がいる。このことに疑う余地はない。誰が何と言おうと、そのとき兄弟は存在していた。明らかに存在していた。存在していたのである。何度でも言わせてもらう。兄弟は、どのような議論を運ぼうと、疑念の隙は微塵もなく、事象の点在を確固繋げたる規則と真に華麗なる因縁とによって、また断々乎とした支持と心ある正義とによって、あるいは稀有なる奇跡と明瞭なるレゾンデートルとによって、確かに、慥かに、まさしく、断じて、必ず、絶対的に、定めの上に、存在していた。 よって政府は兄弟が務めればよい、と不自然なほど自然に決定が下されたのであった。 |
このように万事は真の意味で滞りなく進んだ。かくして建国時代は終わりを迎えた。同時に、世界最初の国・アンモク神国が誕生したのである。
神国時代
アンモク神国の偉大な歴史のうち、最初の6時間は兄弟によって成り立っていた。アンモク神国は、神が絶対的地位に君臨し、なおかつその権力が近代的な法律によって制限された、立憲君主政(=制限君主政)の国である。
共和国時代
アンモク神国誕生の6時間後、場所を同じくしてアンモク共和国が誕生した。これは現在のものとほぼ同一の国家である。
ナテュラライゲン化
神国時代、兄弟神の連立皇帝就任式の日、兄弟は二人とも体調を崩して欠席してしまい、これを受けて47人の住民のなんと97%、すなわち45.59人が「不信任である」と暴動を起こしたのである。その結果兄弟は「んね、これどうする?」「まあ、良いんじゃね」等、厳粛な話し合いのもとにその権力を住民に明け渡すことにした。これはアンモクという国が神国から共和国に変化した瞬間であり、これをナチュラライゲン化という。
自然に形成された住民の自治会議の結果、新しい代表にはレイシゴ・ハヤカワが選ばれた。
言語の表記法の誕生
他国人による侵略
- 旅人エドワードが、気まぐれで侵略を始めた
国風
「42という数字をかたくなに愛し続ける」「ハフティクリ一族を絶対的に崇めようとする」など、ひとつのことを何としても保持しようとする国民性で知られる。通常このような国は、他国から白い目で見られ、敵対視されるものだが、アンモクはそもそも人数の少ないアットホームな国であるため、評判はいい。
アンモクの歴史は意外と新しく、その起こりは宇宙創成の直後だと伝えられている[矛盾]。
矛盾タグを嫌う。
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