コナンかよ現象

2年2月29日 (K) 19:49時点におけるNotorious (トーク | 投稿記録)による版

この記事には、別に大したことないくせにマニアぶる気持ち悪ぃ記述が見られます。てめぇ何様だよと心の中で罵倒するだけにとどめていただけると、警察沙汰にならなくて済むので巡査が喜びます。

コナンかよ現象とは、ミステリーの話題になったとき、青山剛昌「名探偵コナン」[1]などが引き合いに出されると、本格ミステリファンが「コナン(もしくは他の作品名)かよ」と思う現象のことである。

概要

コナンかよ現象は、未熟な本格ミステリファンの心の狭さによって起こる。他の人を寛大な心で受け止めることができず、かといって自分の趣味を他人に話す勇気もない、一部の本格ミステリファンのこういう屈折した感情が、コナンかよ現象を引き起こしている。

コナンかよ現象は全ての本格ミステリファンが抱くと思われることもあるが、それは誤解である。また、名前に「コナン」とついているが、コナンかよ現象は「名探偵コナン」以外の作品にも起こり得る。

対象となる作品

コナンかよ現象の対象となる作品は人によって異なるが、その人が「これは本格ミステリではない」と見なしている作品が対象となることがわかっている。どの作品が本格ミステリか、そもそも本格ミステリとはなんなのか、そういった定義が曖昧なため、コナンかよ現象を起こす作品の特定は難しい。

一般的には、本格ミステリとは「謎の論理的な解決を主眼とした、小説・漫画などの作品」とされる。他方、「名探偵コナン」には、実現不可能なトリックや論理の穴が目立ち、しかも近年では謎の解決ではなくアクションに主眼が置かれているから、広義のミステリではあっても本格ミステリではないとする人もいる。ただ、このような特徴を持つ本格ミステリとされる作品も多い、また仮に本格ミステリではなくとも何の問題もないという反論も多い。

しかし、コナンかよ現象は個人の鬱屈した心理が原因のため、客観的な評価はあまり関係がないのが実情である。

具体例

この節では、コナンかよ現象の具体例を述べる。ただし、あくまで一個人の例である。

ミステリー全体の話題になったとき

他の人の発言 卑屈な本格ミステリファンの思い
ああ、コナンとか? いやコナンかよ。
ああ、天久鷹央[2]とか? まあ、うん。
ああ、東野圭吾[3]とか? 人気だよね。
ああ、クロフツ[4]とか? こいつ、できる・・・!
ああ、小栗虫太郎[5]とか? こいつやべえぞ!

暗号ものの話になったとき

他の人の発言 卑屈な本格ミステリファンの思い
コナンにそういう話あったよ! いやコナンかよ。
パスワードシリーズ[6]とか読んでたよ! なるほどね。
都会まちのトム・ソーヤ[7]にそんなのあった! まあはやみねかおるだから許す。
涙香迷宮[8]がすごかった! こいつ、できる・・・!
運命の八分休符[9]っていうのが面白かったよ! こいつやべえぞ!

密室ものの話になったとき

他の人の発言 卑屈な本格ミステリファンの思い
コナンにあった気がする。 いやコナンかよ。
天久鷹央にあった気がする。 あったねえ。
O.ヘンリ[10]の短編にあった気がする。 なんでもあるよ。
ジョン・ディクスン・カー[11]にあった気がする。 こいつ、できる・・・! ってかほぼ密室ものだろ!
クレイトン・ロースン[12]にあった気がする。 こいつやべえぞ!

伏線回収の話になったとき

他の人の発言 卑屈な本格ミステリファンの思い
5分後シリーズ[13]すごいよな! いや5分後かよ。
進撃の巨人[14]すごいよな! ミステリだけじゃないもんな。
伊坂幸太郎[15]すごいよな! 人気だよね。
黒猫館の殺人[16]すごいよな! こいつ、できる・・・!
龍神池の小さな死体[17]すごいよな! こいつやべえぞ!

脚注

  1. 青山剛昌「名探偵コナン」(小学館)
  2. 知念実希人「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ(新潮社)
  3. 日本の小説家。1958~。
  4. F・W・クロフツ。イギリスの小説家。1879~1957。
  5. 日本の小説家。1901~1946。
  6. 松原秀行「パソコン通信探偵団事件ノート」シリーズ(講談社)
  7. はやみねかおる「都会まちのトム・ソーヤ」(講談社)
  8. 竹本健治「涙香迷宮」(講談社)
  9. 連城三紀彦「運命の八分休符」(東京創元社)
  10. アメリカの小説家。1862~1910。
  11. アメリカの小説家。1906~1977。
  12. アメリカの小説家、雑誌編集者。1906~1971。
  13. 「5分後に意外な結末」シリーズ(学研)
  14. 諫山創「進撃の巨人」(講談社)
  15. 日本の小説家。1971~。
  16. 綾辻行人「黒猫館の殺人」(講談社)
  17. 梶龍雄「龍神池の小さな死体」