日本航空904便ハイジャック事件

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この記事は起きて間もない出来事を取り扱っているため、内容は不完全です。編集する際は信頼できる情報のみを書いてください。


日本航空904便ハイジャック事件
場所 那覇空港
標的 日本航空904便、ジェットスタージャパン350便、日本トランスオーシャン航空45便の乗員乗客。
日付 2021年12月31日
時間 午前11時50分頃〜午後20時03分頃
概要 犯人が3機の飛行機を同時にハイジャックした。
攻撃側人数 1人
死者 115人


日本航空904便ハイジャック事件とは、2021年12月31日、日本航空904便を含む3機の飛行機がハイジャックされた事件である。3兆円事件とも呼ばれる。

概要

那覇空港発羽田国際空港行き日本航空904便が、那覇空港からの出発前にハイジャックされ、第一滑走路上に停止した。犯人の要求に従ってジェットスタージャパン350便と日本トランスオーシャン航空45便も同一滑走路上に駐機させられた。

犯人は日本政府に3兆円の支払いを要求。政府は要求を呑んで身代金を払ったが、その直後に日本航空904便が急発進、ジェットスタージャパン350便に衝突、炎上した。

2022年1月26日現在、犯人の正体、安否は不明。

事件の経過

事件発生~11時28分

2021年12月31日10時02分、犯人は「清原幹子」名義で日本航空904便のチケットを購入した。そしてセキュリティチェックを終え、23番搭乗口へと向かった。この際、組み立て式の拳銃1丁と弾丸を持ち込んだと見られている。また、出発ロビーのトイレに入る様子が防犯カメラに写っており、その時拳銃を組み立てたのだと思われる。また、犯人は女物の鬘やパンツスーツを着用しており、当初は女性だと思われていたが、後述の目撃証言から男性であるとされている。

11時24分に犯人は搭乗手続きを終え、機内へと入った。その直後、犯人は客室乗務員の制止を無視して、未施錠だったコックピットに押し入り、副操縦士を射殺した。そのまま機長の頭に銃を突きつけ、客室乗務員を脅して機のドアを閉めさせた。なお、犯人はボイスチェンジャーつきのマスクをしていて、肉声を聞いた者はほぼいない。この時、遅れて機に搭乗しようとしていた2名の乗客が締め出され、難を逃れている。

犯人は機長を連れて一旦コックピットに戻り、機長は犯人の要求に従って、機体をタラップから離れるように移動させた。11時28分、犯人はコックピットを出て、自らのスーツケースから取り出したカメラを5台、機内の各所に設置した。これはコックピット内に居てもモニターで機内の様子を監視できるようにするためであった。この間に、機長は管制塔にハイジャックの発生を伝えている。直後に管制塔は警察に通報、事件が発覚した。

11時28分~13時45分

事件発生に伴って管制塔は速やかに、那覇空港内の全航空機に一時待機を命じた。同時に、那覇空港に到着予定の全航空機へ近隣空港への進路変更を指示、対応に当たった。

犯人は管制塔に、那覇空港内に居たジェットスタージャパン350便と日本トランスオーシャン航空45便を第一滑走路上に駐機させるよう要求。同時に日本航空904便の第一滑走路への移動を要求した。要求を呑まなければ人質を殺害すると脅迫した。空港側は指示に従い、トーイングカーによるプッシュバックを用いて、日本航空904便は第一滑走路の北端に移動・駐機した。11時48分、ジェットスタージャパン350便も要求通り、第一滑走路の最も北側の誘導路から、滑走路を横切るように停止した。

11時51分に警察の担当者が空港に到着、犯人との交渉を開始した。犯人はまず日本トランスオーシャン航空45便を要求通りに移動させることを求めた。11時54分に日本トランスオーシャン航空45便は、ジェットスタージャパン350便の停止する誘導路の一つ南の誘導路に、同様に駐機した。

そこで犯人は、誘導路上で停止している2機から燃料を取り出すよう要求した。しかし警察は時間を稼ごうと試み、この要求はなかなか果たされなかった。沖縄県警は12時18分に記者会見を開き、ハイジャック事件の発生が初めて世に知れ渡った。

12時21分、ジェットスタージャパン350便からの航空機給油車を用いた燃料の取り出し作業が始まった。この際、交渉者は犯人に対し、「航空機給油車は空港に1台しかない」と説明したが、実際は3台あった。25分後に作業は完了した。その後空港側は給油車のエンジントラブルを装って作業の中断を申し出た。しかしそれが犯人を刺激する結果となってしまった。犯人は機内の乗客1名と客室乗務員1名を射殺、13時頃に2名の遺体をドアから放擲した。

これに焦った警察は日本トランスオーシャン航空45便からの燃料取り出しを速やかに開始、13時14分に作業は完了した。13時19分、犯人は当日中での身代金3兆円の支払いを要求、果たされない場合は機を滑走路上の2機に衝突させると脅迫した。

また、岸田文雄内閣総理大臣(当時)は13時45分に緊急記者会見を開き、「対応を検討中」との声明を発表した。

13時45分~17時46分

生存者の証言によると、14時25分頃、機体前方に座っていた人質6名が、犯人の制圧を試みた。蜂起した6名の人質は席が近く、示し合わせて事に及んだとされている。彼らは一斉にコックピットに走って向かい、犯人が設置したカメラの三脚などをドアに打ちつけ、破壊を試みた。しかし直後、ドアを薄く開けた犯人がコックピット内から発砲、数十秒の後、人質の5人が死亡、1人が左大腿に弾を受けて重傷を負った。日本航空904便のフライトデータレコーダーには、8回の銃声が記録されている。

この暴動によって人質の気力が挫かれ、蜂起を提案する者はいなくなったと生存者の1人は語っている[要出典]。また、もっと大勢の人質が蜂起に参加していれば、犯人の制圧に成功できただろうとする専門家もいる[要出典]。なお、この時点で警察は暴動の発生を関知していなかった。

その後警察は犯人と交渉し、体調不良を訴えていた乗客計3名を解放することで合意した。15時19分に日本トランスオーシャン航空45便から2名、その3分後にはジェットスタージャパン350便から1名の乗客が解放された。

15時58分、20名の人質の解放と引き換えに、政府は犯人に3000億円を支払ったと発表した。それと同時に日本トランスオーシャン航空45便から、約束通り20名の人質が解放された。

しかしその後は身代金の支払いを渋り、政府は一貫しない態度をとった。それを受けて犯人は、先刻の暴動での死者5名の遺体を滑走路に放擲、続いて機体のドアを開け、重傷を負った人質を外に向けて座らせた。この際人質の後方にいる犯人の姿が、一瞬テレビカメラに捉えられている。警察は犯人の狙撃を検討したが、人質への影響を鑑みて断念した。

この見せしめ行動を受け、政府は人質の解放を条件に身代金の一部を支払うことを決定。17時頃、2000億円を追加で支払った。重傷の人質は、機体に近づいたタラップカーと救急車によって回収され、一命を取り留めた。機の扉はすぐに閉められた。

その後も水面下で交渉は続けられ、17時46分に政府は1兆円を犯人に支払い、引き換えに日本トランスオーシャン航空45便の人質133人が解放された。機体ごと解放された日本トランスオーシャン航空45便は、誘導路を通って第一滑走路から離脱した。この時点で政府は犯人の要求額の半分を支払っている。

17時46分~事件終結

日本トランスオーシャン航空45便の解放後、警察は強行作戦に打って出た。18時頃沖縄県警察特殊部隊が作戦行動を開始したと見られている。SATは機体中部の窓から機内への侵入を試みていた。18時21分、コックピットからは死角となる機体後方から車両が接近、4分後には装備を持った隊員2名が機の主翼の上に登った。しかし、機のエンジンの回転数が突然上がり、滑走を始めた。主翼上の隊員はすぐに飛び降り、2人は軽傷を負った。SATはそのまま撤退した。

機は50mほど滑走して停止し、犯人は空港側にトーイングカーで機体を元の位置に戻すよう要求した。7分後に機は元の位置に停止、犯人は見せしめとして乗客1名を射殺、機外に遺体を放擲した。そのまま機はエンジンを回転させ続け、いつ滑走路上のジェットスタージャパン350便に突っ込むかわからない状態であった。

この膠着状態は1時間以上続いたが、最終的には政府が折れ、犯人の要求を呑んだ。

  この項目は、すくなくとも今は書きかけの項目ですが、私は後にこの記事を書きあげることを誓います。
署名:Notorious (トーク) 2年3月12日 (I) 15:30 (JST)


その他

この事件では身代金3兆円が奪取された。身代金の額は世界で最高とされている。その額ゆえ、三億円事件に準えて「三兆円事件」とも呼ばれている。

出典

脚注