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アンモク語(アンモク語: Ag-Angmogho.jpeg; ラテン翻字: Angmogho; 国際音声学字母: [əŋmoxo], ドイツ語: Angmöchisch, 英語: Angmoghen; 国際音声学字母: [əŋmoko])は、主にアンモク共和国中部や北部、また東部及び西部、そして南部で話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、アンモク憲法は同国の公用語であるとしている。主にアンモク語アルファベットで綴られる。言語類型論上はハフティクリ諸語に属し、屈折語で能格型言語である。

概要

アンモク神国時代、ハフティクリ兄弟が話した古アンモク語が原型であるとされる。古アンモク語は、母音が1458種類、子音が1948種類で、使われる文字も5962種類と格段に多く、また文法においても、文型が存在しなかったり、名詞の修飾順序が常に前置修飾であったりと、現代アンモク語との相違が甚だしい。しかし、古アンモク語が現代アンモク語の起源であるという説は、今日まで数々の識者が拠り所としてきたものであるため、信用に値する。

言語類型論的にはアガルラ語族のハフティクリ諸語に属するとされる。同諸語における他の多くの言語と同様に、主語(主格項)の数(すう)などによって動詞が語形変化する屈折語で、自動詞の主語と他動詞の目的語とを同様に扱い、他動詞の主語を特別扱いする能格型言語である。

話者はわずか41人のアンモク共和国国民のみである。しかし、アンモク共和国が不滅を約束された国であることなどから、危機に瀕する言語 (endangered languages) には数えられていない。

音韻

アンモク語には、通常音素異常音素という2種類の音素が存在する。通常音素は、アンモク語において一般的に用いられる語彙における音素[† 1]のことであり、各学説にもよるが種類はせいぜい16から18程度である。異常音素は、神々の名や国名などアンモク共和国国事に関わる語彙に導入される音素のことであり、既存のものでは300から350程度が知られている。

通常音素

母音

各学説にもよるが、アンモク語の母音には以下の12個の通常音素が存在するとされる。音素表記に使われる 'H' は、長母音を表してはいるものの、日本語音韻論における /ʀ/ (/R/) と異なり、独立の音素としては扱われない。

  • [/i/], [/ɨ/], [/ɪ/], [/ɪH/], [/e/], [/ø/], [/o/], [/ə/], [/əH/], [/ɔ/], [/ɔH/], [/a/]
[/i/]
ほとんどの場合において非円唇前舌半狭母音と非円唇前舌狭母音の二重母音 [ɛi] である。
[/ɨ/]
規範的には舌根後退した非円唇中舌狭母音 [ɨ̙] であるとされるが、多くの話者はまさに非円唇中舌狭母音 [ɨ] で発音する。アンモク共和国南東部などでは非円唇中舌広めの狭母音 [ɪ̈] で発音されることもある。
[/ɪ/]
この音素はアンモク語に特徴的で、ほぼ決まって微円唇前舌め広めの狭母音の超短母音 [ɪ̹̆] で発音される。これは少なくとも中古アンモク語の頃から不変のものとされる。
[/ɪH/]
規範的には微円唇前舌め広めの狭母音の長母音 [ɪ͗ː] であるとされるが、多くの話者は非円唇前舌め広めの狭母音の長母音 [ɪː] で発音する。なお、両唇音 [m][p] の前では比較的短く発音されることが多く、これを [ɪˑ] で表すこともある。
[/ø/]
多くの話者は非円唇前舌中央母音 [ø中央化記号] で発音するが、非円唇前舌半狭母音 [ø] で発音する話者も存在する。
[/o/]
多くの場合において微円唇後舌半狭母音 [o弱い円唇化記号] である。ただし、両唇音 [m][p] の前後などでは普通の円唇音 [o] で発音されることもあるため、簡略して [o] と書いてもよいとされる。
[/ə/]
多くの話者は非円唇中舌中央母音 [ə] で発音するが、半狭母音 [ɘ] や半広母音 [ɜ] で発音する話者も存在する。
[/əH/]
第一強勢のないとき中舌中央母音の長音 [əː](話者によっては半狭母音の長母音 [ɘː])で、第一強勢のあるとき非円唇後舌半広母音 [ʌ][† 2] である。[ʌ]と発音するときは、直後の子音が長子音化する。
[/e/]
  に割り当てられる音素で、基本的には非円唇前舌半狭母音 [ɛ] である。ただし、 と書かれる /e/[† 2] に強勢のあるとき、原則として非円唇前舌半狭母音 [e] となる。
[/ɔ/]
ほとんどの場合において円唇後舌半広母音 [ɔ] である。
[/ɔH/]
ほとんどの話者は円唇後舌半広母音の長母音 [ɔː] で発音するが、まれながらR音性円唇後舌半広母音 [ɔ˞][† 3] で発音する話者も存在する。
[/a/]
ほとんどの場合において非円唇前舌広母音 [a] である。  /aɛ/ にのみ出現する。


単母音の音素同士が組み合わさって、以下の二重母音が作られうる。

したがって、アンモク語の通常音素として出現しうる主な母音は、以下の表の通りである。

前舌 前舌め 中舌 後舌
非円唇 円唇 短音 半長音 長音 短音 長音 非円唇 円唇
短音 長音
[i] [ɨ], [ɨ舌根後退記号]
広めの狭 [ɪ] [ɪ半長記号] [ɪː] [ɪ中舌化記号]
半狭 [e] [ø] [ɘ] [ɘː] [o弱い円唇化記号], [o]
中央 [ø中央化記号] [ə] [əː]
半広 [ɛ] [ɜ] [ʌ] [ɔ], [ɔR音化記号] [ɔː]
[a]

子音

アンモク語の子音には以下の6個の通常音素が存在する。

  • /p/, /m/, /k/, /t/, /s/, /h/
[/p/]
多くの場合、無声両唇破裂音 [p] で発音される。
[/m/]
多くの場合、両唇鼻音 [m] で発音される。ただし、2つの歯茎音 ([/t/][/t/][/t/][/s/][/s/][/t/][/s/][/s/]) に挟まれると、実際には発音されない音素となる。
[/k/]
多くの場合、無声軟口蓋破裂音 [k] で発音される。
[/t/]
多くの場合、無声歯茎破裂音 [t] で発音される。
[/s/]
多くの場合、無声歯茎摩擦音 [s] で発音される。
[/h/]
子音を長子音化する ([ː]) 。


異常音素

異常音素とは、国事や宗教など、話者の忠義・信仰に近接する分野の語彙における音素のことである。このうち、通常音素と重複しない音素については、文字が当てられていない。[† 4]

話者の信仰心が音素を作り出すため、理論上はあらゆる音声を含むことができる。それゆえ数が膨大であり、弁別に要される音声の精度もきわめて高いものとなっているため、異常音素の表記には、本来は音声表記用の記号である IPA が転用されることも多い。

アンモク語の異常音素は、各学説によって非常にまちまちだが、143個の母音と177個の子音が既出である、という田中銀栄 (1986) の説が最有力だとされる。なお、その説の提唱された論文はニ・零零事件によってすでに紛失しているため、田中説における異常音素の内訳の正確なところは、もはや我々には知り得ない。よって、ここではそれを掲げることはしない。

文法

名詞

アンモク語の名詞は、性の区別があり、単数、双数および複数を持つ。古アンモク語にあった格変化については、現在はごく一部の名詞に慣習的に残るのみである。

名詞の性

名詞はすべて男性女性中性のいずれかの (gender) を持ち、主に冠詞などがその性に対応した形を取る。性とは文法上の性であり、自然の性とは必ずしも一致しない。語形から性を推測できる場合もあるが、やはりほとんどの名詞の性は辞書で確認する必要がある。

男性名詞の例

   この節の加筆が望まれています。 

  1. 自然の性と一致するもの - 対応する女性名詞のあるもの
    • ktahs「男」, pteotsa「父」, koshtam「息子」, taptmsaeep「オスの鮭」など
  2. 職業を表す大半の名詞
    • meipes「漁師」, koisasah「警察職」, esheitks「(飲食店の)店員」, 「放射線技師」
  3. 奇数及び16を表す名詞
    • toa「1」, pas「3」, eihk「7」, paits「11」, tkoyma「16」, ipeihka「16」
女性名詞の例

   この節の加筆が望まれています。 

  1. 自然の性と一致するもの - 対応する男性名詞のあるもの
    • teiko「女, 妻」, maekma「母」, paemp「娘」, mimitis「メスの鮭」など
  2. 植物の種を表す大半の名詞
    • kasmai「ツユクサ」, kostheit「ハス」, meihpas「レタス」, tatoaksaeae「スギ」
  3. 16以外の偶数を表す名詞
    • oahs「0」, eykh「2」, mahp「4」, eiht「8」, mpohksa「10」, taskoh「14」
中性名詞の例

代名詞=

冠詞

動詞

形容詞

間投詞

示照詞

配語法

脚注

注釈

  1. 厳密な定義は「異常音素以外の音素」というものである。必ずしも一般的でない学術用語や業界用語などは、通常音素を用いて表される。
  2. 2.0 2.1 これを別の音素として立てる向きもある。
  3. 英語の 'north' 、'war' における 'or' 、'ar' の音に等しい。
  4. このことを根拠にアンモク語の未発達性を論じる輩も居るようだが、その主張は正しくない。そもそも、国事や宗教などにのみ用いられる厳かな音素に対し、話者の利便性を図って文字を当てるというのは、信心深いアンモク人ならば忌避して当然の行為なのである。つまり、この言語文化は真に最適化されたものであって、未発達なものではない。