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L5-A
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YGT-012は、全世界に点々と分布している感染症であるYGT-012-Aと、その発生源であるYGT-012-Bによって構成されます。その巨大な規模は、財団による収容をも不可能なものにしています。
YGT-012は、全世界に点々と分布している感染症であるYGT-012-Aと、その発生源であるYGT-012-Bによって構成されます。その巨大な規模は、財団による収容をも不可能なものにしています。


YGT-012-Aに感染した人間は、まず"潜伏期間"として、長くて数年、短くて数分の間、皮膚の掻痒感や不快感を覚え続けます。このとき、感染者は異常にYGT-012-Bを崇拝するようになります。
YGT-012-Aの感染はヒトにしか発生しません。感染者は、まず"潜伏期間"として、長くて数年、短くて数分の間、皮膚の掻痒感や不快感を覚え続けます。このとき、感染者は異常にYGT-012-Bを崇拝するようになります。


その後、感染者は数分間の仮死状態に入ります。この間に、感染者の肉体は山吹色に爛れ、いくつもの腫瘍が形成されていきます。
その後、感染者は数分間の仮死状態に入ります。この間に、感染者の肉体は山吹色に爛れ、いくつもの腫瘍が形成されていきます。
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{{格納|中身=財団機動部隊第三分隊"ドラウン・ドラッグ"は、YGT-012-A感染者、およびYGT-012-Bの調査のために、無人探査(YGT-012-L3参照)が行われた海中へと派遣されました。
{{格納|中身=財団機動部隊第三分隊"ドラウン・ドラッグ"は、YGT-012-A感染者、およびYGT-012-Bの調査のために、無人探査(YGT-012-L3参照)が行われた海中へと派遣されました。


第三分隊は12隻の潜水艦と、それぞれ14本、計168本の324mm魚雷を装備しており、YGT-012-A感染者への無条件の攻撃が許可されていました。
第三分隊は12隻の原子力潜水艦と、それぞれ14本、計168本の324mm魚雷を装備しており、YGT-012-A感染者への無条件の攻撃が許可されていました。


このとき、比較的浅い場所にはもう感染者の姿はなく、すでに全体として海中深くに移動していることが認知されています。しかしながら、その周辺の海水は淡く黄色味を帯びたものとなっていました。
このとき、比較的浅い場所にはもう感染者の姿はなく、すでに全体として海中深くに移動していることが認知されています。しかしながら、その周辺の海水は淡く黄色味を帯びたものとなっていました。
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しかしながら、その抵抗は非常に強く、うち7隻が流されていってしまいました。数分後、該当する潜水艦との無線通信は完全に不可能になりました。
しかしながら、その抵抗は非常に強く、うち7隻が流されていってしまいました。数分後、該当する潜水艦との無線通信は完全に不可能になりました。


残った5隻も深度300程度の地点からは浮上が極めて困難になり、財団機動部隊本部に以下のように連絡しました。
残った5隻も深度300m程度の地点からは浮上が極めて困難になり、財団機動部隊本部に以下のように連絡しました。


<blockquote>こちら第三分隊、もう魚雷は使い<br>果たしたし、十二隻中七隻を損失<br>した!至急応援を頼む!腕利きの<br>分隊でもこっちによこしてくれ!<br>いいか、必ず奴らをぶっ殺せるよ<br>うにだ!<ref name="quote" /></blockquote>
<blockquote>こちら第三分隊、もう魚雷は使い<br>果たしたし、十二隻中七隻を損失<br>した!至急応援を頼む!腕利きの<br>分隊でもこっちによこしてくれ!<br>いいか、必ず奴らをぶっ殺せるよ<br>うにだ!<ref name="quote" /></blockquote>


これにより、財団機動部隊は第八分隊海中班の派遣を決定しました。記録はここでYGT-012-L5に分割されています。
これにより、財団機動部隊は第八分隊海中班の派遣を決定しました。記録はここでYGT-012-L5-Aに分割されています。
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}}
*YGT-012-L5-A - 有人海中峡谷探査
*YGT-012-L5-A - 有人海中探査
{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"麻森閑"海中班が現地に派遣されました。
{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"麻森閑"海中班が現地に派遣されました。


海中班は3隻の潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班は第三分隊と合流後、峡谷を潜っていきました。}}
海中班は3隻の原子力潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班が到着した時点で、海上から目視可能な範囲内に黄色味を帯びた海水は確認されず、海中の乱流も収まっていました。
 
深度約300mに到達後、海中班は第三分隊との合流に成功しました。以降、これらの編成単位を総じてL5特別分隊と称します。
 
特別分隊は、YGT-012-Bの調査のため、さらに潜水していきました。深度1200m程度の地点に到達したとき、YGT-012の影響で生成されたものと推定される未知の巨大な縦穴が発見されました。
 
特別分隊は縦穴内部を潜航していきました。この約10時間後、YGT-012-Bが初めて知覚されました。機密保持の目的の下、記録はここでYGT-012-L5-Bに分割されています。
}}
*YGT-012-L5-B - 有人探査による発生源の知覚
*YGT-012-L5-B - 有人探査による発生源の知覚
{{格納|中身={{機密|レベル=4|中身=
{{格納|中身={{機密|レベル=4|中身=
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