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 あるところに小鳥がいました。小さな緑色の翼と、小ぎれいでふさふさな毛並みを持ち、気ままにのうのうと暮らしている小鳥です。今日は好物の甘い実をたくさんとれたようで、ごきげんな様子で巣に持ち帰ってきました。夕焼け空を風のようにかけぬけて、とっても気持ちよさそうです。
 あるところに小鳥がいました。小さなみどり色のつばさと、小ぎれいでふさふさな毛なみをもち、気ままにのうのうとくらしている小鳥です。今日はお気にいりの甘~い実をたくさんとれたようで、ごきげんなようすでおうちにもってかえってきました。夕やけ空を風のようにかけぬけて、とっても気もちよさそうです。


 「あっ、小鳥さんだ! 空を飛んできた!」
 「あっ、小鳥さんだ! 空をとんできた!」


 「こんにちは小鳥さん。わあ、おいしそうな木の実!」
 「こんにちは小鳥さん。わあ、おいしそうな木の実!」


 「さすが、小鳥くんは木の実を取るのが上手だね。」
 「さすが、小鳥くんは木の実をとるのがじょうずだね。」


 小鳥には森の友達がたくさんいます。いつも元気なリスさんに、食いしん坊なウサギさん、とっても頼りになるフクロウさん! 小鳥はみんなに木の実を少しずつ分けてあげました。みんなが美味しそうに食べているのを見て、小鳥はちょっぴり誇らしくなりました。
 小鳥には森の友だちがたくさんいます。いつも元気なリスさんに、食いしんぼうなウサギさん、とっても頼りになるフクロウさん! 小鳥はみんなに木の実をすこしずつ分けてあげました。みんながおいしそうにたべているのをみて、小鳥はちょっぴりほこらしくなりました。


 自分が食べる分を木の幹のほら穴に詰め込んだあと、小鳥は夜まであたりを散歩することにしました。この森をぬけたすぐそばには、人間の暮らす街があります。いつもにぎやかな歌や音楽が聞こえるし、おいしい食べ物もそこら中にあるので、小鳥はその街をとっても気に入っていました。
 じぶんが食べる分を木のみきのほら穴につめこんだあと、小鳥は日がくれるまであたりをさんぽすることにしました。この森をぬけたすぐそばには、にんげんたちのくらす街があります。そこにはにぎやかな歌やようきな音楽がいつもなりひびいていて、おいしい食べものもそこら中にあふれているのです。小鳥はこの街を、とっても気にいっていました。
 
 はなうたまじりに街に入ろうとした小鳥は、ひんやりとした風といっしょにながれてきたものに心をうばわれました。甘くてこうばしい、ふわふわしたいいにおいです! そのおいしそうなにおいにつられ、しばらくそのままさまよって、小鳥はついににおいのもとにたどりつきました。
 
 そこは街のはずれのケーキやさんでした。かちゃかちゃぐつぐつ音がして、えんとつからはもくもくとけむりが立ちのぼっています。小鳥がおみせのなかをのぞいてみると、そこにはもちろんたくさんのケーキ! どれもおいしそうで、みているだけでおなかがへってきてしまいます。
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