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「ど、どうして、それを……。」 | 「ど、どうして、それを……。」 | ||
「なあに、同族のカンってやつだよ。まあそんなことより、はやく食べさせてくれない?」 | |||
カラスは大きなつばさをひろげて、小鳥をだきしめようとしますが、ひらりとかわされてしまいました。そのままにげようとした小鳥でしたが、やはりカラスにまわりこまれてしまいます。お日さまはあたたかい色の雲にかくされ、小鳥とカラスを真っ黒なかげがおおいました。 | |||
「ひどいなあ小鳥くん、ぼくの言ったこと、ちゃあんとわかっていたくせに。」 | 「ひどいなあ小鳥くん、ぼくの言ったこと、ちゃあんとわかっていたくせに。」 | ||
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「きみはいちごちゃんのことをほんとうに好きだったんだ。好きだったから――だから食べたくなってしまったんだよ。」 | 「きみはいちごちゃんのことをほんとうに好きだったんだ。好きだったから――だから食べたくなってしまったんだよ。」 | ||
小鳥は、じめんに向かってすごいスピードでおちはじめました。 |
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