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<big>'''第五章 なすりつける女'''</big>
<big>'''第五章 なすりつける女'''</big>
 亜奈秋がラレを襲う数分前、ノレはラレを部屋に残し、書斎へ向かっていた。部屋の隅から番犬としての役目を果たそうと出てきたモポは、しかし主人の姿をみとめると再び寝入ってしまった。
 食器棚を動かすと、地下階への隠し階段が現れる。ノレは軽い足取りで階段を駆け下り、地下の一室に出た。そこには遠隔操作型のギロチンが備え付けられており、少し離れた場所に通話中のスマホが転がっている。台の上で手足を縛りあげられ、素朴な木の板に首を嵌められていたのは――此井江だった。
 ラレが通話を解除したのを見て、此井江は喋り始めた。
「{{傍点|文章=これで}}……解放してくれるんだよな?」
*コノイエは共犯者だった
*ノレは犯人だった
――悲鳴!
*コノイエ殺さる
*ウソツの嘘~卦伊佐と協力・"爆発物取締法"~
*警察の読み違い;爆破
*ウソツの嘘2
*ラレ;ノレへの"嘘"
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