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「……さて、グループAによるステージ1、『グループロールプレイ』がもう間もなく始まります。ではその前に、このグループで戦う四人を紹介しておきましょう。まずは一人目、天才学者にして、道徳試験1級の全問正解を暗記で成し遂げた男……囚人番号249-Bです!」
「……さて、グループAによるステージ1、『グループロールプレイ』がもう間もなく始まります。ではその前に、このグループで戦う四人を紹介しておきましょう。まずは一人目、天才学者にして、道徳試験1級の全問正解を暗記で成し遂げた男……囚人番号249-Bです!」


「彼は研究職に勤める傍ら、その高い知能指数で完全犯罪を生み出し続けてきました。逮捕されてからは熱心に道徳の教科書を読み漁り、善性を暗記によって獲得したというわけなんですね。果たして彼の論理的善性は、実戦に耐えうるほどのものなのか、注目です」
「彼は研究職に勤める傍ら、その高い知能指数で完全犯罪を生み出し続けてきました。執念の捜査を経て逮捕されてからは、熱心に道徳の教科書を読み漁り、善性を暗記によって獲得したというわけなんですね。果たして彼の論理的善性は、実戦に耐えうるほどのものなのか、注目です」


「続いて二人目、孫の結婚式に参列するため出獄を決意した古株マフィアの『ゴッドファーザー』、囚人番号81-Cです!」
「続いて二人目、暗殺・薬物・臓器売買のネットワークを束ねる古株マフィアの『ゴッドファーザー』、囚人番号81-Cです!」


「敵対グループの要人の暗殺や、拉致・監禁・臓器売買は勿論、警察組織とも深く癒着して、長らく裏社会のトップとして姑息かつ残忍に君臨してきた彼ですが、家庭では娘の欲しがっているおもちゃをそのおもちゃ屋の店舗ごと与えるなど、すさまじい子煩悩・孫煩悩だったそうですよ」
「警察組織とも深く癒着して、長らく裏社会のトップとして姑息かつ残忍に君臨、犯罪をシステム化して国中に星の数ほどの不幸をもたらしてきた彼ですが、あるいは隠された善性の才能を見せてくれるかもしれません。彼の統治能力が国家運営に生かされる日も近いのでしょうか?」


「そして三人目。故郷の秘薬を善意で配っただけなのに、気づいたら大量毒殺犯になっていた悲劇の異人、囚人番号632-A!」
「そして三人目。パーティー会場を地獄と悲鳴の空間に仕立て上げた、大量毒殺犯の狂った異人、囚人番号632-A!」


「彼女はジャングルの奥地で暮らす民族の出身でして、その地域で『万能薬』として親しまれるキノコをとあるパーティー会場で参加者たちに振る舞ってみたところ、実はそのキノコにはその民族の人々にしか分解できない毒素が入っていたようで、皆死んでしまったみたいですね」
「彼女はジャングルの奥地で暮らす民族の出身でして、その地域に生息する猛毒キノコをパーティの参加者全員に『ごちそう』として振る舞ったのです。警察が踏み込んだ時には、そこは血、吐瀉物、糞尿が飛び散る阿鼻叫喚の地獄絵図。中指を立てながら手錠を掛けられた彼女は今、何を思って出場を決めたのでしょう」


「さあ四人目だ。法廷では遺族に対して一発ギャグを披露した、最悪極悪サイコパス、囚人番号357-B!」
「さあ四人目だ。法廷では遺族に対して一発ギャグを披露した、千年に一度の最悪極悪サイコパス、囚人番号357-B!」


「実の親に監禁され、虐待を受けながら育ってきた彼は、22歳の夏ごろついに両親を殺害することで自由を手にします。教育という教育の一切を受けてこなかったがゆえに、伸びしろがあるという見方もできますね。実際、署内での彼はまるで人が違ったようになっているとのことです。今大会のダークホースといえるでしょう」
「22歳の夏、彼は家族全員を惨殺したのち、街に躍り出て数々の通り魔的犯行に及び、即座に我が国の最高刑・無期禁固を言い渡されました。法廷でも侮辱の限りを尽くしていた彼ですが、署内ではまるで人が違ったようになっているとのことです。もしかすると、今大会のダークホースになるかもしれませんね」
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