「小倉百人一首」の版間の差分

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|二十五人目
|二十五人目
|名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがな
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|二十六人目
|小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ
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|二十七人目
|みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ
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|二十八人目
|山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば
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|二十九人目
|心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花
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|三十人目
|有明のつれなく見えし別れより暁ばかりうきものはなし
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|三十一人目
|朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪
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|三十二人目
|山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり
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|三十三人目
|ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
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|三十四人目
|たれをかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに
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|三十五人目
|人はいさ心も知らずふる里は花ぞ昔の香に匂ひける
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|三十六人目
|夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ
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|三十七人目
|白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける
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|三十八人目
|忘らるる身をば思はずちかひてし人の命の惜しくもあるかな
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|三十九人目
|浅茅生の小野のしの原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき
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|四十人目
|忍ぶれど色にいでにけりわが恋はものや恩ふと人の問ふまで
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|四十一人目
|恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
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|四十二人目
|ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは
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|四十三人目
|あひ見ての後の心にくらぶれば昔はものを思はざりけり
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|四十四人目
|あふことの絶えてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし
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|四十五人目
|あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな
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|四十六人目
|ゆらのとを渡る舟人かぢを絶え行くへも知らぬ恋の道かな
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|四十七人目
|八重むぐら茂れるやどの寂しきに人こそ見えね秋は来にけり
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|二十六人目
|四十八人目
|風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけてものを思ふ頃かな
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|四十九人目
|み垣もり衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつものをこそ思へ
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|五十人目
|君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな
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|五十一人目
|かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじなもゆる思ひを
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|五十二人目
|明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな
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|五十三人目
|歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る
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|二十七人目
|五十四人目
|忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな
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|五十五人目
|滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ
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|二十八人目
|五十六人目
|あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたぴのあふこともがな
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|五十七人目
|めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はの月かな
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|五十八人目
|ありま山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
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|五十九人目
|やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな
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|六十人目
|大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立
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|六十一人目
|いにしへの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな
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|六十二人目
|夜をこめてとりのそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ
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|六十三人目
|今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな
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|六十四人目
|朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木
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|六十五人目
|恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ
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|六十六人目
|もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし
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|六十七人目
|春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
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|六十八人目
|心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな
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|六十九人目
|嵐吹くみむろの山のもみぢ葉は竜田の川のにしきなりけり
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|七十人目
|寂しさにやどを立ちいでてながむればいづくも同じ秋の夕暮
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