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(よるぴ) |
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|米澤穂信『ふたりの距離の概算』||Notoより帯出。あとがきに、「正しい質問」みたいな洋書のタイトルから想像した展開を実現させたとあったが、ランニング大会という舞台設定で、事件の関係者(古典部部員)らとすれ違えるそれぞれ一瞬にして一度の機会に「正しい質問」を投げかけて推理のための情報を集める、というやり方で完全にそのアイデアを日常の謎に落とし込んでいて、素晴らしい。 | |米澤穂信『ふたりの距離の概算』||Notoより帯出。あとがきに、「正しい質問」みたいな洋書のタイトルから想像した展開を実現させたとあったが、ランニング大会という舞台設定で、事件の関係者(古典部部員)らとすれ違えるそれぞれ一瞬にして一度の機会に「正しい質問」を投げかけて推理のための情報を集める、というやり方で完全にそのアイデアを日常の謎に落とし込んでいて、素晴らしい。 | ||
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|恩田陸『夜のピクニック』||Notoより帯出。文学の力はすごいわ、という当たり障りない感想の詳細は、この本は怖すぎるだわ。めちゃくちゃエロい寝取らせ物のポルノを見てるときと同じ身体反応。読んでる間動悸が止まらない。読者の感じるつまらない苦痛の正反対、つまった苦痛。徹尾俺にはカタルシスというよりカタストロフィ。パーフェクトチェリーボーイなので恋愛関連の話題はポカーンでしかなかったのが救いか(' | |||
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