「二・零零事件」の版間の差分

254 バイト追加 、 2年3月6日 (K)
ミスの修正やらなんやら
編集の要約なし
(ミスの修正やらなんやら)
37行目: 37行目:
<blockquote><span style="font-size:105%"><font face="Times New Roman">彼(引用者注:「少年」を指す)は2日前の水曜日からなんか様子がおかしかったんです。社会のテストが終わった頃だから2時間目くらいか、その時からなんか思いつめたような顔して、なんかブツブツつぶやいてました。翌日はもっとひどくなってて、つぶやくというよりうなってました。頭を抱えたりなんかして、なんかもう一人の自分と戦ってるみたいな。一度「大丈夫?」と声をかけたんですけどね、力無く生返事が返ってきただけでした。いつもの様子に比べたら、明らかに異常ですよ。<br>〜生き残った少年のクラスメイト</font></span><ref name="anohi">『二・零零事件 あの日何があったのか』毎日新聞社</ref></blockquote>
<blockquote><span style="font-size:105%"><font face="Times New Roman">彼(引用者注:「少年」を指す)は2日前の水曜日からなんか様子がおかしかったんです。社会のテストが終わった頃だから2時間目くらいか、その時からなんか思いつめたような顔して、なんかブツブツつぶやいてました。翌日はもっとひどくなってて、つぶやくというよりうなってました。頭を抱えたりなんかして、なんかもう一人の自分と戦ってるみたいな。一度「大丈夫?」と声をかけたんですけどね、力無く生返事が返ってきただけでした。いつもの様子に比べたら、明らかに異常ですよ。<br>〜生き残った少年のクラスメイト</font></span><ref name="anohi">『二・零零事件 あの日何があったのか』毎日新聞社</ref></blockquote>


また、少年は事件前日の11月25日、[[Sisters:WikiWikiオンラインボード|ある掲示板]]に奇妙な投稿をしている。少年の当時の不安定な心理状態が見てとれるが、明瞭な動機は言及されておらず、少年がなぜ事件を起こしたかについての説得力のある考えは未だない。
また、少年は事件前日の11月25日、[[Sisters:WikiWikiオンラインボード|ある掲示板]]に奇妙な投稿をしている。少年の当時の不安定な心理状態が見てとれるが、明瞭な動機には言及されておらず、少年がなぜ事件を起こしたかについての説得力のある考えは未だない。


===11月26日===
===11月26日===
48行目: 48行目:
教室はパニックに陥った。多くの生徒が手前のドアから逃げようとしたが、建て付けが悪かったためになかなか開かなかった。その間に少年は包丁を低く振り回すようにしてクラスメイトを切りつけていった。教室に居た社会担当教諭が少年を拘束しようとしたが、少年の振り回した包丁が首に当たり頸動脈が切断、失血死している。<ref name="anohi"/>
教室はパニックに陥った。多くの生徒が手前のドアから逃げようとしたが、建て付けが悪かったためになかなか開かなかった。その間に少年は包丁を低く振り回すようにしてクラスメイトを切りつけていった。教室に居た社会担当教諭が少年を拘束しようとしたが、少年の振り回した包丁が首に当たり頸動脈が切断、失血死している。<ref name="anohi"/>


ある生徒は、少年が「きしょい」「[[ゲロ]]」などと呟いていたと証言している<ref name="kei">「二・零零事件から3ヶ月--警視庁資料から判明した事実--」『朝日新聞』2022年2月26日朝刊3面掲載</ref>。ただ、パニック状態の中、発言の断片を聞き取っただけであり、信憑性には疑問が残る。
ある生徒は、少年が「きしょい」「ゲロ」などと呟いていたと証言している<ref name="kei">「二・零零事件から3ヶ月--警視庁資料から判明した事実--」『朝日新聞』2022年2月26日朝刊3面掲載</ref>。ただ、パニック状態の中、発言の断片を聞き取っただけであり、信憑性には疑問が残る。


結果として、教室に居た38人(少年を除く)のうち、8人が死亡、18人が負傷した。
結果として、教室に居た38人(少年を除く)のうち、8人が死亡、18人が負傷した。
55行目: 55行目:
中学3年1組から逃げ出した生徒の幾人かは、隣の中学3年2組に駆け込んだ。危険な状況であることを伝えたものの、すぐに避難する者はいなかった。教室内の人々は、悲鳴などを耳にし不審に思っていたものの、事態がこれほどまでに深刻だったとは思っていなかったという。<ref name="sin"/>
中学3年1組から逃げ出した生徒の幾人かは、隣の中学3年2組に駆け込んだ。危険な状況であることを伝えたものの、すぐに避難する者はいなかった。教室内の人々は、悲鳴などを耳にし不審に思っていたものの、事態がこれほどまでに深刻だったとは思っていなかったという。<ref name="sin"/>


8時12分、少年が中学3年2組の教室に飛び込んできた。少年はすぐに前方の生徒に向かって包丁を振るった。立っていた生徒は腹部を、座っていた生徒は肩や首を次々に傷つけられ、数人が死亡した。教室は1組と同様にパニックに陥り、後方の出口に逃げようとした生徒が殺到した。このとき、授業を担当していた教師は足がすくんで動けなかったが、少年は一瞥をくれ何かを小声で呟いただけで、攻撃しようとはしなかったという。<ref name="sin"/>
8時12分、少年が中学3年2組の教室に飛び込んできた。少年はすぐに前方の生徒に向かって包丁を振るった。立っていた生徒は腹部を、座っていた生徒は肩や首を次々に傷つけられ、数人が死亡した。教室は1組と同様にパニックに陥り、後方の出口に逃げようとした生徒が殺到した。このとき、授業を担当していた教師は足がすくんで動けなかったが、少年は一瞥をくれ何かを小声で呟いただけで、攻撃しようとはしなかった。<ref name="sin"/>


この時、1人の男子生徒が少年の包丁を奪おうと試みた。振るわれた凶器を避け、手を捩り上げると包丁は床に落ちたという。別の生徒がそれを拾い上げ、走って逃げた。しかし少年は暴れて手を振り払い、近くの机を男子生徒に叩きつけた。少年は何度も机を男子生徒の胴に振り下ろした。男子生徒は内臓破裂による失血性ショックで死亡した。遺体はマスクから溢れた吐瀉物と血液で見るも無惨な状態だったという。<ref name="kei"/>
この時、1人の男子生徒が少年の包丁を奪おうと試みた。振るわれた凶器を避け、手を捩り上げると包丁は床に落ちたという。別の生徒がそれを拾い上げ、走って逃げた。しかし少年は暴れて手を振り払い、近くの机を男子生徒に叩きつけた。少年は何度も机を男子生徒の胴に振り下ろした。男子生徒は内臓破裂による失血性ショックで死亡した。遺体はマスクから溢れた吐瀉物と血液で見るも無惨な状態だったという。<ref name="kei"/>
75行目: 75行目:
隣の中学2年2組への襲撃を受け、中学2年1組では教師によって避難するよう指示が出された。しかし、目の前の廊下を中学2年2組の生徒が半狂乱になって逃げていくこと、何より教室を出れば少年と鉢合わせしかねないことから、避難しようとする生徒はほぼいなかった。そこで、担当教師は教室の扉・窓をすべて内から閉め、少年を中に入れまいとする指示を出した。施錠が完了したとき、中学2年2組の生徒・教師と他のクラスから逃げて来て急を伝えた生徒の合わせて43名が教室内にいた。
隣の中学2年2組への襲撃を受け、中学2年1組では教師によって避難するよう指示が出された。しかし、目の前の廊下を中学2年2組の生徒が半狂乱になって逃げていくこと、何より教室を出れば少年と鉢合わせしかねないことから、避難しようとする生徒はほぼいなかった。そこで、担当教師は教室の扉・窓をすべて内から閉め、少年を中に入れまいとする指示を出した。施錠が完了したとき、中学2年2組の生徒・教師と他のクラスから逃げて来て急を伝えた生徒の合わせて43名が教室内にいた。


ほどなくして8時21分、少年が教室の外に現れた。扉に手をかけ、続いて窓を見、全てに鍵が掛かっていることを悟ると、廊下に立てられていた傘を取り、突き刺すようにして窓を破った。そして手を差し込んで解錠し、教室に侵入した。生徒たちは反対側の窓から逃げようと詰めかけたが、耐震用に金属製の棒がはすかいにつけられていて出づらかったこともあり、数人しかそこから脱出できなかった。逃げ場を失った生徒たちに少年は襲いかかり、次々と殺害していった。しかし教師には中学3年2組の場合同様、殺そうとしなかったという。
ほどなくして8時21分、少年が教室の外に現れた。扉に手をかけ、続いて窓を見、全てに鍵が掛かっていることを悟ると、廊下に立てられていた傘を取り、突き刺すようにして窓を破った。そして手を差し込んで解錠し、教室に侵入した。生徒たちは反対側の窓から逃げようと詰めかけたが、耐震用に金属製の棒がはすかいにつけられていて出づらかったこともあり、数人しかそこから脱出できなかった。逃げ場を失った生徒たちに少年は襲いかかり、次々と殺害していった。しかし教師には中学3年2組の場合同様、殺意を向けなかったという。


当時の少年について生存者は、『機械的に、事務的に殺してまわってい』たと話している<ref name="sin"/>。
当時の少年について生存者は、『機械的に、事務的に殺してまわってい』たと話している<ref name="sin"/>。
82行目: 82行目:


====事件の終結====
====事件の終結====
その頃事態を知った職員たちは、はじめの現場である中学3年の教室で救命活動にあたっていた。負傷者があまりにも多かったために手が足りることがなく、少年の拘束が遅れることにつながったとされている。
その頃事態を知った職員たちは、はじめの現場である中学3年の教室で救命活動にあたっていた。負傷者があまりにも多かったためにその救護で手一杯になり、少年の拘束が遅れることにつながったとされている。


一方中学1年生と上の階の高校1年生は、中学2年生が襲撃され始めた頃には避難を開始していた。両学年とも最初の凶行の現場である中学3年の教室から離れた方向に避難していたが、少年の移動方向と一致していたため、最後尾が少年と鉢合わせする結果になってしまった。
一方、中学2年生の隣に教室がある中学1年生と上の階に教室がある高校1年生は、中学2年生が襲撃され始めた頃には避難を開始していた。両学年とも最初の凶行の現場である中学3年の教室から離れた方向に避難していたが、少年の移動方向と一致していたため、最後尾が少年と鉢合わせする結果になってしまった。


8時29分、高校1年生の生徒が少年と遭遇している。そのときのことを、次のように回顧している。
8時29分、高校1年生の生徒が少年と遭遇している。そのときのことを、次のように回顧している。
115行目: 115行目:


===学校===
===学校===
事件の現場となった沖縄県立開邦中学校・高等学校は事件翌日から2週間、「生徒の心身を慮って」休校とした。それに伴って12月4日に予定されていた中学校の入試も延期とする異例の対応を取った。
事件の現場となった沖縄県立開邦中学校・高等学校は事件翌日から2週間、「生徒の心身を慮って」休校とした。それに伴って12月4日に予定されていた中学校の入学試験も延期とする異例の対応を取った。


二・零零事件の反響は大きく、全国各地の学校で警備員の設置など対応が急がれた。また、事件当時、教師が少年を拘束できなかったことにより被害が拡大したことから、教職員を対象とする不審者対応訓練を定期的に実施するよう、文部科学省が通達を出した。
二・零零事件の反響は大きく、全国各地の学校で警備員の設置など対応が急がれた。また、事件当時、教師が少年を拘束できなかったことにより被害が拡大したことから、教職員を対象とする不審者対応訓練を定期的に実施するよう、文部科学省が通達を出した。


===加害者家族===
===加害者家族===
11月28日、遺族の親が少年の家族の家に火を放つ騒ぎが起こった。小火で済んだものの、犯人は後に書類送検された。そしてそれにより少年の身元が特定され、加害者遺族の家にマスコミが殺到することとなった。なお、加害者家族は公に何も発表しておらず、沈黙を守っている。
11月28日、遺族の親が少年の家族の家に火を放つ騒ぎが起こった。小火で済んだものの、犯人は後に書類送検された。そして放火騒ぎにより少年の身元が特定され、加害者遺族の家にマスコミが殺到することとなった。なお、加害者家族は公に何も発表しておらず、沈黙を守っている。


===警察===
===警察===
警察はこの前代未聞の事件について、当日正午に最初の記者会見を開き、約1週間にわたって記者会見を繰り返した。その際、正式名称の「重大犯罪に・00号」を多く使い、この事件が二・零零事件と呼ばれるきっかけを作った。
警察はこの前代未聞の事件について、当日正午に最初の記者会見を開き、約1週間にわたって記者会見を繰り返した。その際、正式名称の「令和3年(に)00号」を多く使い、この事件が二・零零事件と呼ばれるきっかけを作った。


警察は12月10日、被疑者死亡につき不起訴とする決定を下した。捜査によって少年は事件の当日の朝包丁を家から持ち出したことは明らかになったが、動機は不明とした。巷では動機を考察する者が多く現れ、社会現象とも言えるほどであった。
警察は12月10日、被疑者死亡につき不起訴とする決定を下した。捜査によって少年は事件の当日の朝包丁を家から持ち出したことは明らかになったが、動機は不明とした。巷では動機を考察する者が多く現れ、社会現象とも言えるほどであった。


===その他===
===その他===
事件後、少年が推理小説を好んでいたという情報が出回った。それは少年のクラスメイトも同様に証言しており、事実とされている。また、少年の部屋には'''歌野晶午「密室殺人ゲーム」シリーズ'''という本があったという情報も広まった。これの真偽は定かでないが、猟奇的・非倫理的な描写を含む同シリーズをはじめとする推理小説全般への批判が、一部で巻き起こった。
事件後、少年が推理小説を好んでいたという情報が出回った。それは少年のクラスメイトも同様に証言しており、事実とされている。また、少年の部屋には'''歌野晶午「密室殺人ゲーム」シリーズ'''という本があったという情報も広まった。同シリーズには猟奇的・非倫理的な描写が含まれている。この情報の真偽は定かではないが、同シリーズをはじめとする推理小説全般への批判が一部で巻き起こった。


しかし、[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/神戸連続児童殺傷事件 神戸連続児童殺傷事件]におけるホラーゲーム・ビデオ批判のような、あまり価値のない批判だとするものが大勢である。
しかし、[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/神戸連続児童殺傷事件 神戸連続児童殺傷事件]におけるホラーゲーム・ビデオ批判のような、あまり価値のない批判だとするものが大勢である。
139行目: 139行目:
また、標的の選び方にも疑問が残る。多くの生徒を無差別に殺しているが、一部の教師や生徒には害意を抱いていなかったと思える証言があり、選別基準はなんだったのかが謎となっている。
また、標的の選び方にも疑問が残る。多くの生徒を無差別に殺しているが、一部の教師や生徒には害意を抱いていなかったと思える証言があり、選別基準はなんだったのかが謎となっている。


もちろん、事件全体の動機が最大の謎である。クラスメイトによると、少年は成績も優秀で交友関係も悪くはなく、特に悩み等があるようには見えなかったという。更に、少年は事件の2日前から明らかに様子がおかしく、何が心境の変化をもたらしたのかも分かっていない。
だが何より、事件全体の動機が最大の謎である。クラスメイトによると、少年は成績も優秀で交友関係も悪くはなく、特に悩み等があるようには見えなかったという。更に、少年は事件の2日前から明らかに様子がおかしくなっていたとされ、何が心境の変化をもたらしたのかも分かっていない。


==動機の考察==
==動機の考察==
152行目: 152行目:
少年は日頃から周りの人々に恨みを抱いており、それがあの日爆発して凶行に及んだという説。この説に則れば、少年と関わりと薄かった中学1年生・高校1年生が標的にならなかったことには説明がつく。また、少年は大規模ないじめにあっていて、事件はその報復だったという説もある。
少年は日頃から周りの人々に恨みを抱いており、それがあの日爆発して凶行に及んだという説。この説に則れば、少年と関わりと薄かった中学1年生・高校1年生が標的にならなかったことには説明がつく。また、少年は大規模ないじめにあっていて、事件はその報復だったという説もある。


しかし、生存者による少年の人物像に合わないこと、交友の全くなかった生徒も殺されていること、逆に関わりのあった教師が被害に遭っていないことの説明はつかない。
しかし、生存者の証言にある少年の人物像に合わないこと、交友の全くなかった生徒も殺されていること、逆に関わりのあった教師が被害に遭っていないことの説明はつかない。


===統合失調症説===
===統合失調症説===
精神科医である馬淵啓輔氏がはじめに提唱した。独り言を多く呟くことは典型的な統合失調症の症状であり、馬淵は更に幻覚も見ていたのではないかとする。
精神科医である馬淵啓輔氏がはじめに提唱した。独り言を多く呟くことは典型的な統合失調症の症状であり、馬淵は更に幻覚も見ていたのではないかとする。


<blockquote><span style="font-size:105%"><font face="Times New Roman">彼(引用者注:「少年」を指す)は人を殺しながら「ゲロ」とか「キショい」とか言っていたという。私は、彼にはクラスメイト達が何かおぞましいものに見えていたんじゃあないかと思うんです。そして何かそれを取り除かねばならないという強迫観念めいたものに取り憑かれていたんじゃあないかと。幻覚に独り言、これらは彼が統合失調症だったことの明白な証拠ですよ。犠牲者にはおぞましく見えてしまう何か、共通点があったんじゃあないかな。おぞましく見えるよう彼の脳に働きかける、鍵となる何かがあったのかも。その共通点が何だったかは、彼が自殺してしまった異常<ref group="注">原文ママ。「以上」の[[誤字]]か。</ref>、もう知りようがないんだろうよ。<br>〜馬淵啓輔</font></span><ref>馬淵啓輔氏のTwitterより抜粋。</ref></blockquote>
<blockquote><span style="font-size:105%"><font face="Times New Roman">彼(引用者注:「少年」を指す)は人を殺しながら「ゲロ」とか「キショい」とか言っていたという。私は、彼にはクラスメイト達が何かおぞましいものに見えていたんじゃあないかと思うんです。そして何かそれを取り除かねばならないという強迫観念めいたものに取り憑かれていたんじゃあないかと。幻覚に独り言、これらは彼が統合失調症だったことの明白な証拠ですよ。犠牲者にはおぞましく見えてしまう何か、共通点があったんじゃあないかな。おぞましく見えるよう彼の脳に働きかける、鍵となる何かがあったのかも。その共通点が何だったかは、彼が自殺してしまった異常<ref group="注">原文ママ。「以上」の誤字か。</ref>、もう知りようがないんだろうよ。<br>〜馬淵啓輔</font></span><ref>馬淵啓輔氏のTwitterでの発言より抜粋。</ref></blockquote>


いくつかの疑問を解決している一方で、「精神疾患を都合良く当てはめている」「精神病患者への偏見を招く」といった批判も受けている。
いくつかの疑問を解決している一方で、「精神疾患を都合良く当てはめている」「精神病患者への偏見を招く」といった批判も受けている。
270行目: 270行目:
| …いを…
| …いを…
|-
|-
| style="text-align:center" | ''やめろ、やめろ!''
| style="text-align:center" | ''やめろ、やめろ! 痛っ、痛い、がっ''
|-
|-
| style="text-align:right" | (やめるんだ)
| style="text-align:right" | (やめるんだ)
276行目: 276行目:
| …をあげろ
| …をあげろ
|-
|-
| style="text-align:center" | ''なんでこんなこと''
| style="text-align:center" | ''ううっ、なんでこんなこと''
|-
|-
| style="text-align:right" | (目を覚ませ!)
| style="text-align:right" | (目を覚ませ!)
291行目: 291行目:
| …のきしょ…
| …のきしょ…
|-
|-
| style="text-align:center" | ''いやだ、やめてっ!''
| style="text-align:center" | ''いやだ、やめてっ! あっ、あ''
|-
|-
| style="text-align:right" | (こんなこと、今すぐやめろ)
| style="text-align:right" | (こんなこと、今すぐやめろ)
297行目: 297行目:
| …つの…せいを…
| …つの…せいを…
|-
|-
| style="text-align:center" | ''助けてくれえ!!''
| style="text-align:center" | ''助けてくれえ!! ごふっ うっ''
|-
|-
| style="text-align:right" | (ああ、こんな、むごい)
| style="text-align:right" | (ああ、こんな、むごい)
312行目: 312行目:
| …ろしゃ…のき…
| …ろしゃ…のき…
|-
|-
| style="text-align:center" | ''逃げろ、早く!''
| style="text-align:center" | ''はぁ、はぁ、逃げろ、早く!''
|-
|-
| style="text-align:right" | (もう手遅れなのか)
| style="text-align:right" | (もう手遅れなのか)
318行目: 318行目:
| …うせ…あげろ
| …うせ…あげろ
|-
|-
| style="text-align:center" | ''来ないで! いや!''
| style="text-align:center" | ''来ないで! いや! どいて!!''
|-
|-
| style="text-align:right" | (もう戻ってこないのか、俺の理性は)
| style="text-align:right" | (もう戻ってこないのか、俺の理性は)
2,077

回編集