「アンモク共和国」の版間の差分

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{{main|1=#言語|2=アンモク語#歴史}}
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住民自治会議によってシハヤタ会議が開かれた直後、人々が気付いたことがあった。議会には議事録が無くてはならないということである。人々はすでに[[アンモク語|共和国式アンモク語]](現代アンモク語)を話していたが、言語を表記するための文字が無いことについては古アンモク語と同様であった。仕事の早い彼らは早速、自分たちが持っている音素を満遍なく表すことができるような、以下の'''アンモク語アルファベット'''を編み出した。アンモク語アルファベットは、ラテンアルファベットの起源の一つとなった。
住民自治会議によってシハヤタ会議が開かれた直後、人々が気付いたことがあった。議会には議事録が無くてはならないということである。人々はすでに[[アンモク語|共和国式アンモク語]](現代アンモク語)を話していたが、言語を表記するための文字が無いことについては古代アンモク語と同様であった。仕事の早い彼らは早速、自分たちが持っている音素を満遍なく表すことができるような、以下の'''アンモク語アルファベット'''を編み出した。アンモク語アルファベットは、ラテンアルファベットの起源の一つとなった。
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed" style="text-align:center;"
{| class="wikitable mw-rowlapsible mw-rowlapsed" style="text-align:center;"
|+アンモク語アルファベット
|+アンモク語アルファベット
!字形 !! 名称<ref group="†">なお、子音は [[ファイル:ag-silent.jpeg|35px|middle]] を除いて特定の名称を持たない。</ref> !! IPA<ref group="†">最も一般的なもののみ示した。音声表記が2つ並ぶものは、左が強勢のないとき、右が強勢のあるとき。</ref> !! 翻字 !! 備考
! 三書 !! style="width:1em;" | 字種 !! 字形 !! 名称<ref group="†">なお、子音は [[ファイル:ag-silent.jpeg|35px|middle]] を除いて特定の名称を持たない。</ref> !! IPA<ref group="†">最も一般的なもののみ示した。音声表記が2つ並ぶものは、左が強勢のないとき、右が強勢のあるとき。</ref> !! 翻字 !! 備考
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! rowspan="7" | ティナ・アーン<ref group="†">古代アンモク語で「きわめて立派な文字ども」の意。</ref>
! rowspan="18" | 母音字
|[[ファイル:ag-a.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | アー || [ə] || a || style="text-align:left;" |[[ファイル:ag-a-2.jpeg|35px|middle]](異体字)
|[[ファイル:ag-a.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | アー || [ə] || a || style="text-align:left;" |[[ファイル:ag-a-2.jpeg|35px|middle]](異体字)
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|[[ファイル:ag-ae.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | クター || [ɛ] || ae || style="text-align:left;" | 現在では、固有名詞を除いてほぼ使用されない。
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|[[ファイル:ag-e.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | エ || [ɛ]/[e] || e ||
|[[ファイル:ag-e.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | エ || [ɛ]/[e] || e ||
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|[[ファイル:ag-i.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ティ || [ɨ] || i || style="text-align:left;" | 原則として語頭にのみ出現する。
|[[ファイル:ag-i.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ティ || [ɨ] || i || style="text-align:left;" | 原則として語頭にのみ出現する。
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|[[ファイル:ag-oa.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | パ || [ɔ] || oa ||
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|[[ファイル:ag-oah.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | アープ || [ɔː] || oah ||
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|[[ファイル:ag-aae.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | マペ || [aɛ] || aae ||
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! rowspan="5" | プコース・アーン<ref group="†">古代アンモク語で「冗長な文字ども」の意。</ref>
|[[ファイル:ag-ae.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | クター || [ɛ] || ae || style="text-align:left;" | 現在では、固有名詞を除いてほぼ使用されない。
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|[[ファイル:ag-o.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ト || [o] || o ||
|[[ファイル:ag-o.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ト || [o] || o ||
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|[[ファイル:ag-oa.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | || [ɔ] || oa ||
|[[ファイル:ag-eih.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | イート || [ɪː] || eih ||
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|[[ファイル:ag-ey.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ターキ || [eɨ] || ey || style="text-align:left;" | 原則として語末にのみ出現する。
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|[[ファイル:ag-oy.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | トーキ || [oɨ] || oy || style="text-align:left;" | 原則として語末にのみ出現する。
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! rowspan="17" | メイタス・アーン<ref group="†">古代アンモク語で「かわいらしいふりをした文字ども」の意。</ref>
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|[[ファイル:ag-oe.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | エース || [ø] || oe ||
|[[ファイル:ag-oe.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | エース || [ø] || oe ||
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|[[ファイル:ag-aa.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | カー || [əː]/[ʌ] || aa || style="text-align:left;" | [ʌ] と発音するときは直後の子音が長子音となる。
|[[ファイル:ag-aa.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | カー || [əː]/[ʌ] || aa || style="text-align:left;" | [ʌ] と発音するときは直後の子音が長子音となる。
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|[[ファイル:ag-eih.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | イート || [ɪː] || eih ||
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|[[ファイル:ag-oah.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | アープ || [ɔː] || oah ||
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|[[ファイル:ag-oh.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | オー || [oː] || oh ||
|[[ファイル:ag-oh.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | オー || [oː] || oh ||
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|[[ファイル:ag-aae.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | マペ || [aɛ] || aae ||
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|[[ファイル:ag-ai.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | メイ || [ɛi] || ai ||
|[[ファイル:ag-ai.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | メイ || [ɛi] || ai ||
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|[[ファイル:ag-ey.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ターキ || [eɨ] || ey || style="text-align:left;" | 原則として語末にのみ出現する。
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|[[ファイル:ag-oi.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | オイス || [oɪ] || oi ||
|[[ファイル:ag-oi.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | オイス || [oɪ] || oi ||
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|-
|[[ファイル:ag-oy.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | トーキ || [oɨ] || oy || style="text-align:left;" | 原則として語末にのみ出現する。
! rowspan="11" | 子音字
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|(文字なし) || - || [p] || p ||
|(文字なし) || - || [p] || p || [[ファイル:ag-i.jpeg|35px]] 以外の母音字が音節の先頭に書かれるとき、その音節の頭には音素 /p/ が付される。
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|-
|[[ファイル:ag-silent.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ムカット || (発音なし) || (該当なし) ||
|[[ファイル:ag-silent.jpeg|35px]] || style="text-align:left;" | ムカット || (発音なし) || (該当なし) ||
234行目: 241行目:
|[[ファイル:ag-t-b.jpeg|35px]] || - || [t] || t ||
|[[ファイル:ag-t-b.jpeg|35px]] || - || [t] || t ||
|-
|-
|[[ファイル:ag-h.jpeg|35px]] || - || [ː] || h ||
|[[ファイル:ag-h.jpeg|35px]] || - || [ː] || h || 直前の子音を長子音化する。
|}
|}
アンモク語アルファベットが出来たことで、ようやく、国政にとって不可欠である議事録を作ることが可能になった。たとえば、以下は住民自治会議第五の会議の議事録である。
アンモク語アルファベットが出来たことで、ようやく、国政にとって不可欠である議事録を作ることが可能になった。たとえば、以下は住民自治会議第五の会議の議事録である。
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