Sisters:WikiWikiリファレンス/公序文学・汚文学

公序文学とはいわゆる公序良俗に反し、他者に不快感を与えることを目的として制作された文学作品の総称です。名付け親はかの公序パイオニア・キュアラプラプ氏とされています。また、汚文学とは汚の中に美を見出すことを目的として制作された文学作品の総称です。詳しくは汚文学を参照。

本資料は、数多の公序文学・汚文学を保管・公開し、全宇宙にその魅力を拡散することを本旨として作られたものです。ぜひご賞味ください。未掲載の公序文学・汚文学をお持ちの方は、ただちにご追加ください。

孕んじまった悲しみに(作者: 中出中也念)
孕んじまった悲しみに
今日も煉乳の降りかかる
孕んじまった悲しみに
今日も潮を噴きすぎる

孕んじまった悲しみは
たとへば淫らな袋
孕んじまった悲しみは
煉乳の猛威に抗って

孕んじまった悲しみは
ナニ望むなく挿れるな
孕んじまった悲しみは
つわりのうちに堕を夢む

孕んじまった悲しみに
赤子の笑みに戸惑って
孕んじまった悲しみに
なす挿れる胎も無く日は暮れる

孕んじまった悲しみよ
俺は育てる気すら無く
孕んじまった悲しみよ
赤子の父は俺なのか

孕んじまった悲しみよ
誰にでも股開くアバズレよ
孕んじまった悲しみよ
失敗しても又開く

孕んじまった悲しみに
今まで何人堕ろしたのか
孕んじまった悲しみに
俺の時に限って産みたがる

孕んじまった悲しみに
だから俺は堕ろせと言ったんだ
孕んじまった悲しみに
御歳七十のババアの癖に……

孕んじまった悲しみは
残された赤子への注がれる
孕んじまった悲しみは
赤子の祠へと注がれる