利用者:デデ二オン/サンドボックス
このページはデデ二オンの実験用ページであります
----- -- - ---こちら月着陸船「raider」。軌道臨界高度3,200mに到達。世界標準時1982年5月25日A.M5時29分 これより着陸の為降下を開始する。
--- -- ---- - こちら軌道周回司令船「signpost」。降下を確認。システムチェック:"all green"を確認。グッドラック。
通信終了
「15年だ。この計画は15年前に始まった。アポロ計画は7年で月に行った。アルテミス計画は5年で成功させたし、ジュノー計画は8年で木星まで到着した。」
「あぁ、15年前にこの計画はスタートした。まさかここまでかかるとは大統領だって思ってなかったろう。ここまでの道のりは長かった、エドはそう言いたいんだろう?」
「ホワイト、よく分かってるじゃないか。まさか、月の裏側に行くだけなのにこんなにかかるとはね。月の表には7年で行けたんだ。8年か、ひょっとすると9年もたてば、行けるようになるだろう。そう 思ってたんだ」
「エドの言うことはお見通しだ。思えばこの40年間、いろんな事があった。」
「全くもってその通りだよホワイト。40年前にはロシアが崩壊して15の小さな国になった。35年前にはその中の1つだったゼノビアが周りの勢力を飲み込んで強くなり始めた。一方アメリカはアトラン ティス・プロジェクトを発動させて団結力を高め、国家解体宣言を出した後、メキシコ、カナダ、イギリス、日本、オランダとかと一緒にアトランティス連邦を作った。中国とインドは衰退していっ て、アジアじゃ残ってるのは日本と韓国、それにアドベントぐらい。25年前には日本と朝鮮半島の辺り、台湾があったところの辺りで巨大地震が起きた。かと思ったらアメリカ州の辺りでも巨大地震 と津波が襲ってきた。俗に言う8.21だ。」
「その頃お前はゴジラがアメリカに来たとか言って大騒ぎしてたな。お前は映画の見過ぎなんだ。」
「昔の恥ずかしい記憶ってのは掘り起こさないもんなんだよホワイト。20年前にはエドウィン・ローバードが月の起源について新しい説を提唱し始めた。最初に聞いたときは馬鹿じゃないのかと思った が、検証すると辻褄が合ってくる。挙げ句の果てにはNASAが月へ行って検証しようと言い始めた。これが、俺たちの任務、ルナストーム計画がスタートした発端だった。」
「昔じゃスマートビジョンなんて考えられなかっただろうなエド。一昔前までみんなあのまな板みたいなスマートフォンだったんだぜ。それが今や手首装着型デバイスになって、ボタンを押せば何もない 空間に画面が映し出される。」