『小売店民話』は、ある小売店の前にて何者かが民話を口承した際のものと見ゆる音声データを、文字に起こしたものである。これらの記述が、近代以降損なわれてきた民話の価値を再び掘り起こし、口承記録の気運を高める一助となればこれ以上の喜びは無い。