うに政治
うに政治とは、ぎなた読みの一種、およびウニによる独裁政治のことである。
概要[編集 | ソースを編集]
うに政治は、とある教育機関での国語の授業中に、芯によってそのノートに記され確立されたのち、キュアラプラプによって名づけられたものである。
以下にそのノートの一部を簡略して示す。
信 | も | あ | 操 | ・ | ○ | |||||||||||||
じ | 死 | る | 車 | ﹁ | ﹁ | 輝 | ||||||||||||
さ | に | ︒ | 場 | 輝 | う | ま | け | |||||||||||
せ | 憧 | ﹁ | で | け | に | る | る | |||||||||||
ら | れ | 私 | 働 | る | 政 | で | 闇 | |||||||||||
れ | る | ﹂ | い | 闇 | 治 | 帽 | ||||||||||||
る | こ | の | た | ﹂ | は | 子 | ||||||||||||
も | と | い | こ | は | ﹁ | か | 開 | |||||||||||
︵ | の | が | た | と | ` | 敵 | ら | 高 | ||||||||||
後 | だ | で | 環 | の | 戦 | ﹂ | う | 健 | ||||||||||
略 | っ | き | 境 | あ | 時 | を | さ | |||||||||||
︶ | た | る | は | る | 中 | 取 | ぎ | |||||||||||
︒ | ほ | ` | ﹁ | ` | り | を | ||||||||||||
ど | 体 | 私 | 学 | 出 | 取 | |||||||||||||
` | 験 | ﹂ | 生 | せ | り | |||||||||||||
虚 | せ | の | と | る | だ | |||||||||||||
構 | ず | 話 | し | の | す | |||||||||||||
を | と | で | て | だ | よ | |||||||||||||
﹂゚ |
この文章は、一見すると小説「輝ける闇」の内容の、単なるまとめのように思える。しかしながら、この最初に引用されている一文、
「まるで帽子からうさぎを取り出すように政治は「敵」を取り出せるのだ。」 ~ 政治 について、開高健 |
には、とある仕掛けが施されているのである。
そう、文中の改行をもとに区切って読むと、芯によって示されていた新たな意味が浮かび上がってくるのだ。
「まるで帽子からうさぎを取り出すよ ~ うに政治 について、芯 |
この文は、「帽子からうさぎを取り出す」という比喩を用いて、「政治は『敵』をたやすく定められる」ということを言うものであると誰もが思ってきただろう。
しかしながら、実際にはこれは「まるで帽子からうさぎを取り出すよ!」という意味の分からない謳い文句のもと、「うに政治は『敵』を取り出せる」という意味の分からないことを伝えるものであったのである。
これによって、「うに政治」という、その中でもひときわ意味の分からない単語は、
ぎなた読み(文を区切る位置の違いにより生じる意味の違ったもの。一般には誤読とされる。)の、特に改行によるものを意味することとなったのであった。
例[編集 | ソースを編集]
この節では、この文に代表されるような改行によるぎなた読みの例を列挙する。
この節は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。 |
- 「100円玉がくっついた
リゾンビになったりし
なくてよかった」[1] - 「ゴミを流さないよ
うにお願いします」[2] - 「スライドに書いたことを全て読み上げるので
はなくその中でも要点を話す」[3] - 「『化学基礎』の重要な学習内容を厳選して取り上げ、効率的に学習できるよ
うにしました。」[4] - 「小学校で学習したよ
うに、現代の社会では、(後略)」[5] - 「日本国憲法では、基本的人権(人権)について、多くの条文を設けています。イラストの例のよ
うに、自分の意見を自由に表現することや、(後略)」[6] - 「政府は、9条は武力行使を一切禁じているよ
うにみえるが、前文や13条は(後略)」[7] - 「日本人と同様に教育の機会を保障したり、
社会保険料を納めれば社会保障を受けられるよ
うにしたりするなど、(後略)」[8] - 「(前略)各地方公共団体が地域の実情に合った取り組みをより自主的に行えるよ
うにする地方分権を進めることで、(後略)」[9]
政治形態[編集 | ソースを編集]
「うに政治」という語彙が発生してから少し後、この言葉は全世界に点在していた雲丹狂信者[10]の目に触れ、彼らは独自に、これを「ウニを独裁者とした政治体制」と、勝手に解釈してしまった。
この結果、「うに政治」は独裁政治の一種としても認められるようになり、実際に雲丹狂信者は日本国北海道の沿岸にあったウニの漁場にて大規模蜂起を起こしてそのまま北海道を占領して、ウニを皇帝とした神聖雲丹帝国を築きあげさえした。
ここでは、そのうに政治を執る神聖雲丹帝国についても記述していく。
神聖雲丹帝国[編集 | ソースを編集]
神聖雲丹帝国 | |
ウニテレパシー:(ウニ) 英語:Holy Urchin Empire 日本語:神聖雲丹帝国 | |
国の標語:まるで帽子からうさぎを取り出すよ!うに政治は「敵」を取り出せるのだ。 | |
国歌:ウニが代 | |
公用語 | ウニテレパシー / 英語 / 日本語 |
首都 | 猿払村 |
最大の都市 | 札幌市 |
政府 | |
元首等 | ウニ |
首相等 | ウニ |
面積 | |
総計 | 83,432km² |
水面積率 | 極僅か |
人口 | |
総計 | 7,532 |
人口密度 | 0.09人/km² |
GDP(自国通貨表示) | |
合計 | たくさんのウニ |
一人当たり | たくさんのウニ |
GDP(MER) | |
合計 | たくさんのウニ |
一人当たり | たくさんのウニ |
GDP(PPP) | |
合計 | たくさんのウニ |
一人当たり | たくさんのウニ |
建国 | 2021年 |
通貨 | ウニ |
時間帯 | UTC+9 |
概要[編集 | ソースを編集]
神聖雲丹帝国(しんせいうにていこく、英:Holy Urchin Empire、ウニテレパシー:(ウニ)、管:市無背位宇似手居個苦)は、北海道に49分間存在していたうに制の国家である。
国名[編集 | ソースを編集]
通常、日本語での表記は神聖雲丹帝国、または神聖ウニ帝国、および単にウニ帝国。
この名称は、皇帝であるウニにあやかったものとして知られている。日本における漢字表記ではそのまま神聖雲丹帝国(略表記:雲または雲丹)。
歴史[編集 | ソースを編集]
うに政治と雲丹狂信者
西暦2021年、「うに政治」が、前述の通り改行によるぎなた読みを意味するものとして芯によって確立された。
一方、そのころ世界には民族、宗教、国籍問わず「雲丹絶対思想」を擁する過激なウニ愛好家たち、雲丹狂信者らが点在し、独自のネットワークによってその勢力をより強力なものにしていた。
そしてそこに「うに政治」という言葉が行き渡ると、雲丹狂信者の共同体はこれを「ウニによる独裁政治」と解釈し、その政治思想に没頭するようになっていった。
ウニ蜂起
その数週間後、ウニを崇めたくて崇めたくて、うに政治による国家を建設したくて建設したくて我慢ならなくなってしまった雲丹狂信者らは、その強大な軍事力と緻密な連携を行使して日本自衛隊を出し抜き、
世界的なウニの生産地である北海道の、その沿岸にあったウニの漁場や養殖場で大規模な蜂起を決行。そしてその勢いのまま内陸部へも侵攻し、わずか53分にして北海道を手中に収めることとなった。
これはウニ蜂起とも呼ばれ、このカルト集団による日本の主要地域である北海道の電撃的占領は、後に戦後日本最大の事件ともいわれることとなった。
建国宣言
ウニ蜂起から3分後、雲丹狂信者らは連名で「神聖雲丹帝国建国宣言」を出し、占領した北海道を版図とした神聖雲丹帝国を建設した。
この宣言の全文を以下に記す。
悲願は成された。 我ら雲丹の子は独立国家を持つ。 うに政治によって繁栄は約束される。 あ、ここからはウニテレパシーで話すね! (以下、ウニ) |
これによって北海道にはうに政治による神聖雲丹帝国が建国されたのであった。
消滅
建国宣言の8分後、日本自衛隊は神聖雲丹帝国支配下の北海道に進軍し、日本国初の自衛権の行使による戦争、日雲丹戦争が開始された。
ウニ蜂起時の雲丹狂信者らの実力から、かなり厳しい戦いになることが予想されており、プロヴィンス・ガンのひとつである島根バズーカの使用も検討されたほどであった。
しかしながら、蓋を開けてみれば雲丹狂信者らは一切の反撃を行わず、41分間という異常なまでに短い"戦争"は、全くもって平和裏に収束した。
この結果、北海道は日本の領土に完全に復帰し、さらに神聖雲丹帝国は消滅することとなった。現在では、これはうに政治の脆弱さによってもたらされた結果であると考えられている。
政治[編集 | ソースを編集]
政治形態
神聖雲丹帝国の政治形態はうに政治である。うに制では、紛れもないウニによって独裁政治が展開され、国家のあらゆる権限はウニのもとに集まる。[11]
なお、うに政治によって国家を統治した例はこの帝国のみであり、さらにこれが最初で最後の例だともいわれる。これは、ウニには人間と交流する能力が存在しないために、実際のところ政治は全くもって実施されず、
それどころか戦争という国家存亡の危機に際してさえ物言わぬウニはただ佇むだけであるため、皇帝の命令がなければ何もすることができない雲丹狂信者らからすればこの政治形態は自殺行為であり、
なおかつ一般的な人はこんな素っ頓狂な政治形態に自国の運命を任せようとはしないため、これ以上うに政治による国家が建設されることはないことがほぼ確実であるからである。
しかしながら、近年では「ウニ崇拝と自由意志」をモットーとした、いわゆる「ネオウニ」が若者の間に流行してきており、新しいうに政治による国家が登場する可能性も出てきている。
国際関係
神聖雲丹帝国には、一切の外交関係が存在しなかった。これにより、国家の成立要件のひとつ「他国と関係を取り結ぶ能力」が存在しないと言えるため、実際にはこの帝国は国家とはいえないという主張は真っ当なものである。
なお、不法に北海道を占領された被害者である日本国との関係も、日本側が世論の混乱を防止するために徹底した情報統制によって、2074年までこの一連の事件は一般に知られていなかったこともあり、
「悪い関係」さえ持つこともできずに、ただ無機質な戦争の結果としてついに帝国は消滅してしまった。
軍隊
常備軍として軍事的雲丹信奉部が用意されていたものの、その統帥権を持つウニはこれを行使しなかったため、機能することはなかった。
行政区分
神聖雲丹帝国には2つの州が存在していた。
- ウニが採れる州 - ウニが採れるため優遇される。
- ウニが採れない州 - ウニが採れないため冷遇される。
地理[編集 | ソースを編集]
チリ共和国(チリきょうわこく、スペイン語: República de Chile)、通称チリは、南アメリカ大陸南西部に位置する共和制国家である。
国土はアンデス山脈西側で南北に細長く、東にアルゼンチン、北東にボリビア、北にペルーと隣接する。
西は南太平洋、南はフエゴ島を挟んでドレーク海峡に面している。首都はサンティアゴ。
この節の加筆が望まれています。
経済[編集 | ソースを編集]
神聖雲丹帝国の経済は、ウニに完全に依存しきったものであった。
基本情報
- GDP:たくさんのウニ
- 一人あたりのGDP:たくさんのウニ
- GDP成長率:たくさんのウニ
- 労働人口:たくさんのウニ
- 失業率:たくさんのウニ
- 輸出額:たくさんのウニ
- 輸入額:たくさんのウニ
産業
神聖雲丹帝国の産業には、第一次産業の、水産業の、とりわけウニに関するものしか存在していない。
このことから、モノカルチャー経済であると言われることが多々あるが、この場合の接頭辞は、同じ「単一の」を表すものでも、「mono」でなく「uni」を使い、すなわち「ウニカルチャー経済」とする方がより適しているともいわれる。
国民[編集 | ソースを編集]
民族
国民である雲丹狂信者らの民族構成は実に様々なものであるが、彼らは自身を、ウニの血が流れる「雲丹の子」たる人種であると主張している。
言語
世界共通語である英語や、領土である北海道にて元来より使われていた日本語が使われることも多いが、ウニテレパシーが最も多く使われている。
なお、ウニテレパシーは精神の対話[12]を重んじるものであり、その話者である雲丹狂信者の精神は一様にウニにまみれているため、「ウニ」以外の情報を伝えることができないという特徴がある。
宗教
神聖雲丹帝国民、つまり雲丹狂信者の実に100%がウニを神と信じている。
文化[編集 | ソースを編集]
ウニに生き、ウニに死ぬ。これが雲丹狂信者らの文化の本質である。
祝祭日
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
---|---|---|---|
あらゆる日 | ウニの日 | ウニテレパシー:(ウニ) | ウニをより一層崇拝する日 |
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ コロナワクチン接種 について、芯。100円玉がくっついたものの、リゾンビなる化け物にはならなかったので安堵している。
- ↑ トイレへのゴミ流し について、どこかの店(ネットより引用)。ゴミを流さないことを誓い、ウニを注文している。
- ↑ プレゼンテーション について、誰か(ネットより引用)。もはや何も言うまい。
- ↑ 自身の特徴のひとつ について、 ネオパルノート化学基礎。効率的に学習できるという長所を高らかに宣言し、うにしている。
- ↑ 現代社会 について、 公民の教科書。既習である、「うに」、即ち現代の社会について述べている。
- ↑ 基本的人権 について、公民の教科書。イラストの例のものであるという旨の捨て台詞を吐いた後、「うに」、即ち自分の意見を自由に表現すること等について述べている。
- ↑ 日本国の武力行使 について、公民の教科書。拙い文体で、政府または憲法九条が武力行使を一切禁じていることを述べた後、うにを目にして少し戸惑い、しかしすぐに説明を再開している。
- ↑ 外国人への社会保障 について、公民の教科書。外国人でも社会保障を受けられることを高らかに宣言し、うにしたりするなどしている。
- ↑ 地方分権 について、公民の教科書。うにを行う地方分権を進めることで、各地方自治体は自主性を高められることを、倒置法を用いて高らかに宣言している。
- ↑ 英:urchintolerant。urchin(ウニ)とintolerant(狂信者)のかばん語。
- ↑ これを象徴する言葉として、「urchin is the state(アーチンは国家なり)」という言葉がある。
- ↑ 同じく精神の対話を重んじる「ほえふぇあ語」との関連性も指摘されている。