利用者:芯/サンドボックス/5/イ

ビタ眠剤とは,1960 年代のベトナムで人気を博した即興漫才師コンビである。ボケのベトナムとツッコミのヴェトナムで構成される。コンビ名の由来については,ヴェトナムが晩年に受けたインタビューにおいて「コンビ名はその場のノリで決めました。ぼくらってほら,即興漫才師だから……」と語っている。

概要編集

日系のベトナム移民である佐々木日本(にっぽん)・日本(にほん)夫妻のもとに移民 2 世として生まれた双子の兄弟である。漫才を始めたきっかけについて,ベトナムは後年,毎日新聞による取材に「少年のころ,ベトナムの国営放送で日本の漫才を観たんだ。それが面白くってね。兄貴に『ぼくたちもやろうよ』って提案したんだ。そこからはぜんぶとんとん拍子に決まっていったんだよ。まさに『即興』って感じさ,ハハ」と答えた,という噂がある。[1]

ネタ編集

  麻薬の常用者親愛なる編集者の皆様へ
この節は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。

ビタ眠剤のパフォーマンスはそのすべてが即興で生み出されるものであって,同じネタが 2 度披露されることはないが,特にすぐれたいくつかのネタが映像として記録されており,今日まで伝わっている。以下に,代表的なネタの書き起こしを示す。

1963 年 4 月・月とすっぽん編集

2 人「どうもどうもどうも,ナマステ!」 ヴェトナム「いやあ,『ナマステ』つったら,なんだ,あのう,あれだ,インド語じゃねえか! ……とね,言っておりますけども」 ベトナム「『どうも』だって日本語でございますからね」 ヴェトナム「ああそれもそうだ,ベトナムじゃ通じねえ。俺たちはいったい,何をやってるんだ」 ベトナム「いったいどうして,ベトナムで,その,日本語の,あの,漫才をね,やっているのか,これが,なんと申しますか,意味がわからないと」 ヴェトナム「うんまちがいねえ」 ベトナム「なんでかって言うとね,これもね,やはり,あの,『即興』ってやつなんではないか」 ヴェトナム「ほう。それで」 ベトナム「え?」 ヴェトナム「あ,終わり?」 ベトナム「うん,終わり,終わり」 ヴェトナム「ああ,終わりか。……そっか」 ベトナム「うん……」 ヴェトナム「まあ,我々ね,即興漫才師として活動しておりますからね,こうして,漫才のタイトルだけ決めてね,今日は『月とすっぽん』っていうタイトルで行こうと思ってるんですけれども」

  1. キザすぎるのでさすがに眉唾である,との見解が優勢である。