お転婆
お転婆(おてんば)とは、主に日本において古くから広く知られている現代妖怪にまつわる都市伝説の一つ。
概要[編集 | ソースを編集]
お転婆の都市伝説は、現在の代表的なものに「トンネル内を自動車で走っていると後方からお婆さんが現れ、前回りをしながら車に並走してくる」というものがある。
お転婆は人間に害を及ぼすことはなく、回転しながらフェードアウトして消えてしまうと言われている。また、お転婆は野菜を嫌っており、これを見せると逃げてしまうとも言われる。
ここでの回転運動から、主に学童向けの都市伝説や怪談にまつわる本においてはローリングババアなどと呼ばれることが多い。
また、歴史的背景(主に交通機関に関するもの)によってローリングする場所に差異があり、人類の宇宙開発の更なる進展によっては、今後お転婆が宇宙空間に出没する可能性も考えられる。
しかし、お転婆は人類が宇宙への進出を強めている現在においても一向に宇宙空間に出没する気配はない。
日本においての歴史[編集 | ソースを編集]
最古の目撃情報[編集 | ソースを編集]
お転婆を最初に目撃したとする文献は、飛鳥時代にまでさかのぼり、「転す媼、畝の渕を奔りては民を愕かす」という記述が現在確認されている中で最古のものである。
また、この頃からお転婆は地理的な日本列島のほぼ全域に現れていたと考えられており、
アイヌ民族のカムイユカラの一つには「ekari-huci(直訳:回るお婆さん)」という一節も存在している。
日本での定着[編集 | ソースを編集]
平安時代ごろには、貴族によってお転婆に関する和歌[1]が詠まれるなどしており、この頃にはお転婆は日本に既に定着していたと考えられる。
また、海外への影響として、江戸時代の鎖国政策において西欧で唯一交易を許されていたオランダでは、後に「ontembaar(直訳:手に負えない)[2]」という言葉が発生するなどしている。
近年のお転婆[編集 | ソースを編集]
2005年ごろから現在にかけて、お転婆は突如として姿を現さなくなってしまった。
その理由は全くもって分かっておらず、後述するオテンバ宇宙論者らは「オテンバ宇宙が何らかの理由によって消滅してしまった」ためであると主張しているが、真偽のほどは不明である。
影響[編集 | ソースを編集]
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お転婆に影響を受けたものとして、次のものが挙げられる。
- 回天:かの有名な大日本帝国海軍による人間魚雷。ネーミングは明らかにお転婆を意識している。
- フィギュアスケート:氷の上で回るおゆうぎ。お転婆と違って横回転ではあるものの、明らかにお転婆を意識している。
- 回転寿司:かの有名なスシブレード。回転しているので、とりあえず明らかにお転婆を意識している。
オテンバ宇宙論[編集 | ソースを編集]
オテンバ宇宙論[編集 | ソースを編集]
お転婆は、この宇宙とは別の宇宙であるとする説がある。なお、ここでの宇宙は秩序をもつ完結した世界体系とする。
ここでは、便宜的にこの宇宙を人類宇宙と称し、お転婆をオテンバ宇宙と称する。
第一の根拠[編集 | ソースを編集]
お転婆は、その回転運動を、確認されている中で1428年間も断続的に続けているにもかかわらず、その運動、ひいてはエネルギーの変化はまったく見られない。
このことから、まずお転婆は何らかの形で物理法則、すなわち人類宇宙体系の秩序を無視することが可能だと推測され、少なくとも人類宇宙体系においての存在を伴わないことが分かる。
よって、お転婆は人類宇宙体系から外れた存在であると考えられる。
第二の根拠[編集 | ソースを編集]
お転婆はその姿をとらえ続けることが不可能であり、さらに、不規則に発生することが分かっている。
このことから、(一切のオスォナダツウェロク存在学を考慮しないとき)十分な観測が不可能であるという特徴は、人類宇宙における地球にとっての観測可能な宇宙外の存在と一致しており、
よって、お転婆は観測可能な宇宙外の存在であると考えられる。
第三の根拠[編集 | ソースを編集]
お転婆が宇宙空間[3]において確認された例はない。
これは、人類宇宙とオテンバ宇宙の両方における宇宙空間は共有されていると考えることで説明することができる。
例えるなら、人類宇宙体系は赤色、オテンバ宇宙体系は青色であり、人類宇宙体系とオテンバ宇宙体系は宇宙空間を共有しているため、この空間は紫色となる。
人類宇宙体系において、オテンバ宇宙体系は青色と認識される。しかし、共有された宇宙空間上でのオテンバ宇宙体系は青紫色となり、
オテンバ宇宙体系を青色と認識するヒト宇宙体系において、青紫色のオテンバ宇宙はオテンバ宇宙と認識されないため、お転婆が宇宙空間において確認された例はないということである。
よって、お転婆は独自の世界体系を有すると考えられる。
結論[編集 | ソースを編集]
- お転婆は人類宇宙体系から外れた存在である。
- お転婆は観測可能な宇宙外の存在である。
- お転婆は独自の世界体系を有する。
これらの根拠から、お転婆は人類宇宙の全てから外れた存在であり、なおかつ独自の世界体系を孕む存在、すなわち宇宙である。
これらの一連の理論がオテンバ宇宙論である。
反論[編集 | ソースを編集]
ここでは、両論併記として、反オテンバ宇宙論者によるオテンバ宇宙論への反論も述べる。
第一の根拠への反論[編集 | ソースを編集]
- 人類宇宙体系においての存在を伴わないからといって、人類宇宙体系から外れた存在であるとはいえないのではないか。
- 極論だが、現在の人類による物理法則が根本的に間違っている可能性すらあるのに、それを秩序と呼べないのではないか。
第二の根拠への反論[編集 | ソースを編集]
- 観測可能な宇宙外の存在の特徴のたった一つが一致しているからといって、お転婆もそうとは限らないのではないか。
- なぜオスォナダツウェロク存在学を・・・いや、やめておくよ。
第三の根拠への反論[編集 | ソースを編集]
- 共有された宇宙空間では、二つの体系が必ずしも加算または乗算されるとは限らないのではないか。
- そもそもお転婆はまだ宇宙空間に普遍的な交通機関が存在しないため出没していないだけなのではないか。
全体的な反論[編集 | ソースを編集]
- オテンバ宇宙においての秩序の存在の是非が不明ではないか。
- そもそも宇宙空間の共有ということ自体が、ここでの宇宙の定義「完結した世界体系」に適していないのではないか。
脚注[編集 | ソースを編集]